2016/6/22

プレミアムシアターで  音楽

6月20日0時(19日24時)からNHKBSプレミアム「プレミアムシアター」でザルツブルグ復活音楽祭「カヴァレリア・ルスティカーナ&道化師」の放送があった。もちろんヨナス・カウフマンのW主演だ。

NHKさんありがとう!

録画機器が動くかどうか確認してから寝ようと思ったが、見始めたら、結局「カヴァレリア・・・」は全部見てしまった。

舞台の建物=教会や住居、の外装のタッチが独特、現代絵画にこんな絵がなかったかな?或いは挿絵や絵本のようだ。

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追記:6/22 改めて「カヴァレリア・・・」を見た。このオペラ、音楽がとにかく美しいなぁと思った。間奏曲はとても有名だけど、間奏曲だけでない。

例えば、冒頭の、前奏曲でハープの伴奏にのってトゥリッドゥによって歌われる「O Lola, ch'hai di latti la cammisa」(=ローラへの想いを切々と歌う)。これヨナスさんは後ろ向きで歌っているんだけど、しみじみと心に沁みる。



それ以外のアリアや二重唱、コーラスもメロディが美しくてうっとりする。

サントゥッツア役のモナシティルスカは顔は怖かったけど、歌は素晴らしかった。

それと3度目くらいに気づいたのは(遅すぎ)、セットも衣装も無彩色だということ。白(オフホワイト)、グレー、黒しか使ってなかった。でも色彩を感じた。

翌日「道化師」を見た。こちらは6分割はそのままだが、色彩がある。見世物小屋のにぎやかな雰囲気だが、照明なのか、古い映画ようなレトロな画面だ。
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このオペラ(カヴァレリア&道化師)、実際にザルツブルグに見に行った人が、生の舞台と、映像とが全く違うと言っていた。こんなに違うのは、初めてだと言う。つまり、生の舞台は「すごかった」とのこと。

(引用させていただきます。ご本人には無断ですが、どう連絡していいかわからない)







確かにブルーレイなどで見た人の批評を読むと、印象がいまいち弱いみたい。

このオペラの演出は舞台6分割が一番の見どころ。上下3つずつ違う舞台装置がある。それぞれの人物の動きがわかる。必要のないところは黒い幕が下ろされている。

その幕を下りている場所は映像が映し出される。歌手のアップ画面が映る。テレビだと歌手のアップは当たり前だから、特に面白くもないが、劇場で見たらきっと圧倒されると思う。

そして、ヨナスさんはアップに耐える演技なのだ。「道化師」の化粧をするときの演技は凄惨な感じ。アップにすることによって、心理劇な面が強化されたと思う。

「母さんあの酒は強いね」、「衣装をつけろ」は本当に見事な歌唱だ。ぐいぐい引き込まれてしまう。あの感情を乗せて歌う歌い方、劇的な表現はさすが。

オペラの映像は見つけられなかったので、こちら↓

ネルソンス・ボストン音楽監督就任コンサートでの「母さん、あの酒は強いね」


「不倫して殺された&不倫されて殺した」オペラ。つまり、痴情のもつれ。

ヴェズリモオペラなんですって。
「内容的には市井の人々の日常生活、残酷な暴力などの描写を多用すること、音楽的には声楽技巧を廃した直接的な感情表現に重きを置き、重厚なオーケストレーションを駆使することをその特徴とする。」(wikipediaより)

このトゥドリットゥはちょっとくたびれているし、道化師はもちろんピエロだし、かっこよくないわね。

やっぱり「ドン・カルロ」「ローエングリン」「ディック・ジョンソン」「ウェルテル」「ジークムント」「カラヴァドッシ」など、私は颯爽としたヨナスさんが見たいのね。

(でも道化師はカウフマンではイケメン過ぎるという評を幾つか見た)

でも、これからは、こういう難しい、年齢を重ねないとできない役が増えていくのだろうなぁ。
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