2016/11/26
コンサートの予習5 音楽
コンサート予習第5回目
ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」より
「ある日、青空を眺めて」Un dì all'azzurro spazio
とても難しい歌だと思う。動画はコンサートだが、圧巻の歌唱だ。
(2015年6月以前、こういうオペラがあること自体全く知らなかった)
この歌をコンサートでも本当に歌ってくれるだろうか。「プログラムは予告なく変更されることがあります」だから。・・・・・そもそも来日してくれるか、という大問題があるが。
ロイヤル・オペラ「アンドレア・シェニエ」の予告編
アンドレア・シェニエは他にも「5月の美しい日のように」や「僕の悩める時も」など有名アリアがある。ユーロニュースから
アンドレア・シェニエは来年ミュンヘンで上演予定。見に行きたい(無理)
歌詞
********
あなたは、私の心を奥深くに秘められた
私の最も純な感情を傷つけてくださいましたね。
それではこのお嬢さま、ここで嘲りの因となった「恋」という言葉が、
どんなに詩情のあるものかお目にかけましょう!
ある日、深く澄み渡った青い空に
私はみとれていました。
スミレのかおる牧場の頂に
太陽は黄金の雨を降らし、世界がすべて黄金に光輝いているのを:
いうなれば、大地は巨大な宝であり、
天空はそれを眺める宝庫であるかのように思えるのです。
大地から私の額にまで
ひとつの愛らしい生命が、口づけが訪れていました。
私は愛の勝利に、叫びました。
君を愛する、私に口づけを与える君は
神のように美しく、私のふるさとです!と
そこで私はみなぎる愛をもって
祈りを捧げずにはいられませんでした。
こうして、私は教会のしきいをまたいだことがありました。
そこの聖女をまつった一隅でひとりの僧侶が供物を蓄えていました……
なのにみすぼらしく震えている
ひとりの老人が
パンを求めて空しく手を差し出しているのには
耳を籍そうともしませんでした。
私は貧しいあばら家のしきいを
いくつかまたいだことがありました。
そこで、ひとりの男は神をののしり、
国のふところが罰として食いつぶしている
彼らの土地を誹謗し
そして、神に向かって人々に向かって
子どもたちの涙を投げつけていました。
このようなみじめな姿の中で貴族たちはいったい
何をしているのでしょうか?
あなたの眼にだけは
人間的なもの憐みの眼差しが
現れているかのように、
そして私には、あなたが今
ひとりの天使であるかのように思えたのです
そこで私は申しました:ここに生きる美しさがあるのです!
でもここで、あなたのおことばによって
ある新しい苦しみが私の胸をいっぱいに捕えました。
ああ、美しいお嬢さん、一人の詩人が申し上げることを
軽蔑なされないでください!
お聞きください!あなたは愛をごぞんじないのですね!
愛とは、神さまがお与えくださるもので、それを軽んじてはなりません。
世の中の魂も生命もすべて愛なのです!
*********
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ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」より
「ある日、青空を眺めて」Un dì all'azzurro spazio
とても難しい歌だと思う。動画はコンサートだが、圧巻の歌唱だ。
(2015年6月以前、こういうオペラがあること自体全く知らなかった)
この歌をコンサートでも本当に歌ってくれるだろうか。「プログラムは予告なく変更されることがあります」だから。・・・・・そもそも来日してくれるか、という大問題があるが。
ロイヤル・オペラ「アンドレア・シェニエ」の予告編
アンドレア・シェニエは他にも「5月の美しい日のように」や「僕の悩める時も」など有名アリアがある。ユーロニュースから
アンドレア・シェニエは来年ミュンヘンで上演予定。見に行きたい(無理)
歌詞
********
あなたは、私の心を奥深くに秘められた
私の最も純な感情を傷つけてくださいましたね。
それではこのお嬢さま、ここで嘲りの因となった「恋」という言葉が、
どんなに詩情のあるものかお目にかけましょう!
ある日、深く澄み渡った青い空に
私はみとれていました。
スミレのかおる牧場の頂に
太陽は黄金の雨を降らし、世界がすべて黄金に光輝いているのを:
いうなれば、大地は巨大な宝であり、
天空はそれを眺める宝庫であるかのように思えるのです。
大地から私の額にまで
ひとつの愛らしい生命が、口づけが訪れていました。
私は愛の勝利に、叫びました。
君を愛する、私に口づけを与える君は
神のように美しく、私のふるさとです!と
そこで私はみなぎる愛をもって
祈りを捧げずにはいられませんでした。
こうして、私は教会のしきいをまたいだことがありました。
そこの聖女をまつった一隅でひとりの僧侶が供物を蓄えていました……
なのにみすぼらしく震えている
ひとりの老人が
パンを求めて空しく手を差し出しているのには
耳を籍そうともしませんでした。
私は貧しいあばら家のしきいを
いくつかまたいだことがありました。
そこで、ひとりの男は神をののしり、
国のふところが罰として食いつぶしている
彼らの土地を誹謗し
そして、神に向かって人々に向かって
子どもたちの涙を投げつけていました。
このようなみじめな姿の中で貴族たちはいったい
何をしているのでしょうか?
あなたの眼にだけは
人間的なもの憐みの眼差しが
現れているかのように、
そして私には、あなたが今
ひとりの天使であるかのように思えたのです
そこで私は申しました:ここに生きる美しさがあるのです!
でもここで、あなたのおことばによって
ある新しい苦しみが私の胸をいっぱいに捕えました。
ああ、美しいお嬢さん、一人の詩人が申し上げることを
軽蔑なされないでください!
お聞きください!あなたは愛をごぞんじないのですね!
愛とは、神さまがお与えくださるもので、それを軽んじてはなりません。
世の中の魂も生命もすべて愛なのです!
*********

2016/11/24 15:08
投稿者:iltrovatore
彼の体調が心配ですが、来年に期待しましょう。
http://iltrovatore1853.wixsite.com/kaufmann-jonas-opera