2018/6/17

原発ゼロ講演会  政治

近所で「吉原毅」さんの講演があると知って、出かけた。

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最初はアダムスミスの話から、空想的社会主義、協同組合へ。城南信用金庫も協同組合の一種。1902年創立だそうだ。前置きはなかなか面白かった。

2011年3月12日の福島原発爆発、あの時の恐怖感。吉原さんの話でまざまざと思い出した。

吉原さんも関東地方壊滅を一瞬考えたそうだ。原発爆発後の放射能は偏西風のおかげで8割は太平洋に流れた。

しかし風の向きで、千葉ー東京ー埼玉ー群馬ー長野、軽井沢も汚染された。富士山に当たった風は足柄で落ちて、足柄茶が汚染された。

東京の金町浄水場でヨウ素が検出された時は戦慄した。東京都では保健所で乳児のいる家庭に水が配られた。夫や婿さんがもらいに行った。水のペットボトルもなかなか手に入らなかった。

本当にあの時は恐ろしかった。

核燃料は2時間冷却できないとメルトダウンする。津波が来なくても複雑な原発施設のパイプが破断しても、外部電源の鉄塔が倒れても、冷却できない。活断層の上の原発施設は地震がくれば真っ二つになってしまう。

だから、原発再稼働なんて正気の沙汰ではない。もう一度事故が起きたら日本は滅亡してしまう。この地震、火山国だ。全世界400基のうち54基が日本にあるって尋常じゃない。

使用済み核燃料の保存もどうするか、方法がない。

電力会社の収益のために再稼働が必要というのであれば、その会計制度を改めればよい、臨時立法で対応できる。

一方、自然エネルギーによる電力事業は欧州、中国で発展を続けている。コストも原発よりもはるかに安い、普及するにつれて、価格はどんどん安くなっている。

送電線の問題も、実は送電線に空きがあるのに、電力会社はごまかしていた。

自然エネルギーこそ、経済成長につながる、今取り組まないと日本は世界に取り残される。

ま、聞いたことのある話だったが、改めて、そうだったなぁ、と再確認した。

で、初めて聞く話は、ソーラー施設を農地の上に設置した実際の例。

作物に育てるには日光の3分の2あればよいので、農地の上の3分の1を覆っても収穫には影響はない。それで、ソーラーを農地の上に設置する。

ソーラーで発電した電気は売る。作物の収穫量は増し、質も良かったそうだ。売電で農家の収入は増え、安定する。都会に出ていた子どもたちが戻って農業を継ぐこともできるようになる。

ソーラーは山を切り開いたり、樹木を大量に切って広大な場所に作る必要はない。

農水省も農地に対する制限を取り除き、この取り組みを進める方向だという。

こういう話は経済人でないと聞けないなと思った。

会場からの質問は「東芝があんなことになったのに、何故日立は原発輸出を止めようとしないのか」。吉原さんは「日立はやめたがっている」とのこと。

だったら、政府保証とかやめなよ。英国も原子力発電を止めた方がいい。

漫談風で飽きない講演だった。いろいろな所で講演活動をしてらっしゃるようなので、機会があったら、ぜひ聞いていただきたいと思う。
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