2018/11/29
サントリーホールへA 音楽
休憩の後は、ズービン・メータ指揮バイエルン放送交響楽団「春の祭典」。
音楽は通り過ぎていくものなので、今記憶を呼び起こそうとしているが、無理っぽい。
何しろ、「春の祭典」を聴くのは初めてなのだ。
現代音楽は敬遠していた。「春の祭典」ほど有名な音楽ですら。あの有名な「バンバンバンバン」という弦も一斉に弾くリズム、あれくらいしか知らない。
大編成のオーケストラなんですね。
最初静かなきれいな音楽から始まって、「へぇ」と思って聴いていた。で、すぐに例のあのリズム。
もう書けません。
打楽器が入って、身体からゆすぶられる。原初のエネルギーと解説にも書いてあるけれど、そうなんですよね。ティンパニー2台、大太鼓、「ピシっ」となる楽器(ドラマの音楽なんかでもつかわれる)、トライアングルやら、タンバリンやら、打楽器総出演の大迫力。まさに炸裂。
そして、木管楽器も大活躍。あの「能管」のような「ピィっ」という音にはびっくり。西洋楽器であの音を出すんですね。一方、フルートなどで美しいメロディーもあり、初心者には刺激ありまくり。
あー強烈な音ばかり印象に残っていて、そうではないところはどうだったか、記憶から滑り落ちている。
私は目を開けていると情報量が多すぎるので、目を瞑って聴いていることが多いのだが、今回は「どの楽器が鳴ってるの」と目を忙しく動かした。
不協和音は苦手だったが、考えを改めた。
そして音楽を聴きながらバレエを見てみたいなと思った。今までそんなことを思ったことはないのよ。
あんな不協和音の炸裂する音楽でも、音はクリアで品があって、厚みがあって、美しくて・・・語彙不足
素晴らしかった。
私は初心者なので、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキー中心、(大きく見積もってもシューベルト、シューマン、スメタナ・グリーグ・ドヴォルザーク・シベリウスまで)なのだ。だから、本当に初めての音楽体験だった。
聴いていて幸せでした。幸福感に包まれた。
他の方のtweetを見ても、皆様大感動ですね。
私は本当にこの公演に来てよかったと思った。
拍手の後はメータさんが団員を次々に指して、各パートの方々が立ち上がる。そのたびに大きな拍手が送られた。ティンパニーとフルート(女性)には拍手が特に大きかったかな。
アンコールは白鳥の湖から。

大編成のオーケストラの演奏は厚みがあって、それでいて流れるように美しかった。途中でウルウルしてしまった。生の音の美しさ。これはコンサートホールでないとわからない。
こんなオーケストラならバレエをぜひ見に行きたいと思った。
(昔、東京フォーラムの後ろの方の席で「白鳥の湖」を見たのだが、ダンサーは豆粒だし、オーケストラはあまりうまくなかった。それ以来バレエは見に行っていないのだ)
終わると、ブラボーとスタンディングオベーション。私も周囲の人たちとともに立って拍手した。マエストロは拍手に応えた後、介添えの方とゆっくり舞台を去って行った。
メータさん、急な代役でも来てくださってありがとうございます。東日本大震災の時、来日公演を続け、中止で一旦帰られた後、4月に戻られて東日本支援の「第九演奏会」を開いてくたさったこと、忘れません。ありがとうございました。また来日されたら、コンサートに行きます。
メータさんが舞台から去るのをオーケストラの皆様はずっと見送っていた。マエストロが舞台の袖に消えると、団員さん達、お互い抱き合っていた。会心の演奏だったのだろう。

華やかなクリスマス飾り。
今年はヨナス・カウフマンさんのオペラコンサート@サントリーホールで始まり、キーシンさんメータさん&BRSO@サントリーホールで終わる。金欠で今年のコンサートはこれで終了(予定)。
それにしても、音楽に関しては今年は幸福な一年だった。
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音楽は通り過ぎていくものなので、今記憶を呼び起こそうとしているが、無理っぽい。
何しろ、「春の祭典」を聴くのは初めてなのだ。
現代音楽は敬遠していた。「春の祭典」ほど有名な音楽ですら。あの有名な「バンバンバンバン」という弦も一斉に弾くリズム、あれくらいしか知らない。
大編成のオーケストラなんですね。
最初静かなきれいな音楽から始まって、「へぇ」と思って聴いていた。で、すぐに例のあのリズム。
もう書けません。
打楽器が入って、身体からゆすぶられる。原初のエネルギーと解説にも書いてあるけれど、そうなんですよね。ティンパニー2台、大太鼓、「ピシっ」となる楽器(ドラマの音楽なんかでもつかわれる)、トライアングルやら、タンバリンやら、打楽器総出演の大迫力。まさに炸裂。
そして、木管楽器も大活躍。あの「能管」のような「ピィっ」という音にはびっくり。西洋楽器であの音を出すんですね。一方、フルートなどで美しいメロディーもあり、初心者には刺激ありまくり。
あー強烈な音ばかり印象に残っていて、そうではないところはどうだったか、記憶から滑り落ちている。
私は目を開けていると情報量が多すぎるので、目を瞑って聴いていることが多いのだが、今回は「どの楽器が鳴ってるの」と目を忙しく動かした。
不協和音は苦手だったが、考えを改めた。
そして音楽を聴きながらバレエを見てみたいなと思った。今までそんなことを思ったことはないのよ。
あんな不協和音の炸裂する音楽でも、音はクリアで品があって、厚みがあって、美しくて・・・語彙不足

素晴らしかった。
私は初心者なので、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキー中心、(大きく見積もってもシューベルト、シューマン、スメタナ・グリーグ・ドヴォルザーク・シベリウスまで)なのだ。だから、本当に初めての音楽体験だった。
聴いていて幸せでした。幸福感に包まれた。
他の方のtweetを見ても、皆様大感動ですね。
バイエルン放送交響楽団+ズービン・メータ+エフゲニー・キーシン。リストのピアノ協奏曲1番とストラビンスキー春の祭典。
— 梅澤高明@「NEXTOKYO」発売中 (@TakUmezawa) 2018年11月27日
特に祭典は凄いものを見てしまった!当初予定のヤンソンスで聞きたかったと思っていたが、いやいや何と、マエストロ・メータの凄まじい仕事を目撃できてもう感謝しかない。 pic.twitter.com/4nklabob8q
ズービン・メータ指揮バイエルン 後半ストラヴィンスキー春の祭典❣️
— いとうまりこ (@marik0it0) 2018年11月27日
初メータさん。もっとガンガン行こうぜ!系かと勝手にイメージしてたけど、違った。響きがやわらかーで各パートの音色が隅々まで響いてた。心が狂喜乱舞して踊り出しそうなのを、抑えるのがタイヘンでした。ブラボー❣️❣️
ズービン・メータ指揮のバイエルン放送交響楽団 feat.キーシン様!
— ユキ (@yukikrym) 2018年11月27日
リストのピアノ協奏曲1番と、ストラビンスキー春の祭典でした。
弦も管も沢山いるのに沢山いると感じさせない音のまとまりと厚み!クラリネットのおじさん、あなた天才か…!
マエストロ代振りありがとう。キーシン愛してる。 pic.twitter.com/xbr1yTTRpA
私は本当にこの公演に来てよかったと思った。
拍手の後はメータさんが団員を次々に指して、各パートの方々が立ち上がる。そのたびに大きな拍手が送られた。ティンパニーとフルート(女性)には拍手が特に大きかったかな。
アンコールは白鳥の湖から。

大編成のオーケストラの演奏は厚みがあって、それでいて流れるように美しかった。途中でウルウルしてしまった。生の音の美しさ。これはコンサートホールでないとわからない。
こんなオーケストラならバレエをぜひ見に行きたいと思った。
(昔、東京フォーラムの後ろの方の席で「白鳥の湖」を見たのだが、ダンサーは豆粒だし、オーケストラはあまりうまくなかった。それ以来バレエは見に行っていないのだ)
終わると、ブラボーとスタンディングオベーション。私も周囲の人たちとともに立って拍手した。マエストロは拍手に応えた後、介添えの方とゆっくり舞台を去って行った。
メータさん、急な代役でも来てくださってありがとうございます。東日本大震災の時、来日公演を続け、中止で一旦帰られた後、4月に戻られて東日本支援の「第九演奏会」を開いてくたさったこと、忘れません。ありがとうございました。また来日されたら、コンサートに行きます。
メータさんが舞台から去るのをオーケストラの皆様はずっと見送っていた。マエストロが舞台の袖に消えると、団員さん達、お互い抱き合っていた。会心の演奏だったのだろう。

華やかなクリスマス飾り。
今年はヨナス・カウフマンさんのオペラコンサート@サントリーホールで始まり、キーシンさんメータさん&BRSO@サントリーホールで終わる。金欠で今年のコンサートはこれで終了(予定)。
それにしても、音楽に関しては今年は幸福な一年だった。
