2021/6/24

気を取り直して  音楽

バカバカしい五輪開催強行で、気分が張れない日々。お花も虫にやられちゃったし、ガックリだよ。

そんな時の現実逃避。

BSプレミアムで放送した「死の都」を見る。明るいオペラではないけれど、音楽や美術は心を慰めてくれる。

実際の舞台を見た方や、放送を見た方の批評や感想を探したけれど、あまり多くはない。

その中のいくつか。全文はリンク先を読んでください。

まず、いつもカウフマン情報やオペラ解説を教えていただいてる「ヨナス・カウフマンとオペラの魅力」のiltrovatoreさん

https://iltrovatore1853.jimdofree.com/鑑賞記/2019-12-6-死の都-バイエルン歌劇場/

「上手かったですよ。全く無理なく、柔らかく歌いこなしていました。恐ろしいほどの技術です。加えて、その技術の更に上をゆく音楽性が何とも言えない。パウルの激しく動揺する心を表現するに彼以上の適役がいるか?と思ってしまいます。」

「混乱の極みにあるパウルの心をカウフマンは演技でも存分に表現しますし、ペーターゼンはこれでもか、とばかりに大胆な演技。二人の演技の巧さはあきれるほど。」

そして、「クラシック、オペラの粋を極める」さん
「2019/12/6死の都」

https://sanji0513.hatenablog.com/entry/2019/12/09/061651
「私は断言したい。これは間違いなく『ペトレンコが振るオペラ』である。演奏を聞いての率直な感想だ。
音の中に生命を宿らせ、演奏の中にドラマを創出する魔術師、ペトレンコ。タクトは流麗で、(略)演奏は輝きに満ち、やがて聴衆の心に響いて感動へと昇華する」

「カウフマンの偉大さも、潔く認めよう。(略)役への没入の深さが、驚嘆すべきレベルだ。つまり彼は、歌手として演奏家として音楽表現を磨き上げ、それに加えて演技者として、役作りを完璧に仕上げている。演技と歌唱の両面での情熱のヒートアップが、とにかく圧巻の一言だ。」

「ペーターセンも引けをとらない。(略)演技は大胆でありながら、一方で歌唱は繊細。更に、あれだけ動きまくっても、歌が乱れない。」

「舞台は(略)複数の部屋。登場人物が場面に応じて各部屋を頻繁に移動し、回り舞台を使って、それを多面的に見せている。(略) 部屋そのものは現代的かつスタイリッシュでありながら、現実と非現実の往来が見事に描かれ、その様は死者と生者が複雑に同居する物語を進行させていく上で、見事な解決策と言えそうだ。」

「鴎庵」さん
「バイエルン国立歌劇場公演 歌劇「死の都」 1920年につくられた現代的なサイコ・オペラ」
 → https://kamomelog.exblog.jp/32189352/

「そして大きなテーマである『喪失感の克服』。生霊の様になっている亡き妻への想いをどう乗り越えていくかと言うテーマには深く感銘を受けました。」

「ましてや最愛であり清らかだった妻という幻影を、今を生きる恋人としてどう乗り越えさせていくか。踊り子としてのセックス・アピールですべてを忘れさせようとする、一種の火の球の様なマリエッタ」

「クラシックと音楽とアート」さん
「コルンゴルト: 歌劇《死の都》|カウフマン、ペーターゼン、K.ペトレンコ/バイエルン国立歌劇場)
http://blog.livedoor.jp/a_delp/2021-06-18_BayerischeStaatsoper

「主人公パウルが、今は亡き清らかなマリーの幻影への愛情と、マリーに似ているけれども奔放なマリエッタへの愛欲との狭間を彷徨う悪夢を描いたものです」

「パウルを歌ったカウフマンは、歪の少ない滑らかな声質を活かした緻密な歌唱が相変わらず健在で、最終場の死者マリーとの別れの歌唱で魅了しました」

「ペトレンコの指揮は、大編成のオーケストラを駆って官能的な音色を聴かせたかと思えば、要所を劇的な音響で引き締め、物語の幻想性を効果的に描き出します」

大体、皆様、絶賛です。

レビューで、二人が「セックスアピール」「愛欲」と言っているのが印象的でした。

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後ろに貼ってある映画「欲望」と同じポーズだそうだ。

死と生の対比は私も書いたと思うが、「生」=愛欲 とはあまり考えなかった。 感想2で、「エロい場面、歌詞もある」とは書いてるけど、本質的なことと思ってなかった。

妻の幻影に囚われているパウルを「嘲笑い、挑発し」「激しく自己主張する」マリエッタに「生の息吹」を感じてた。

私が老女だから、反応しなかったとも言える。

パウルの部屋にあった映画ポスターは「気狂いピエロ」と「欲望」だったのはよく考えられているということだ。
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