2006/4/8

名残の桜  旅・散歩

上野公園の桜も見納め(4月7日)。花は3分位落ちて葉桜になりつつある。
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それでも花見用のシートが貼られていたり、花見席がロープで区切られていたり、分別用ごみポストが設置されたりしていた。

上野公園はもと東叡山寛永時の寺域だったところ。

今の噴水がある所に「根本中堂」があった。「高さ18間、東西25間、南北23間、江戸第一という広壮な瑠璃殿」「もし、寛永寺がすべて残っていたら、(略)いまごろ日光東照宮のようね史跡名勝、世界遺産とまではいわなくても一大観光地となっていたに違いない」(森まゆみ「彰義隊遺聞」より)

その後ろには本坊があった。歴代法親王の御殿である。東京国立博物館はこの本坊跡に建設された。(歴代法親王の存在はあんまり知られていないと思う)

不忍池は今の倍くらいの大きさがあったという。現在もある清水観音堂、文殊楼の他に、大仏や鐘楼もあり、また数多くの塔頭があった。今の都美術館、芸大、子ども図書館、今の寛永寺も皆塔頭があったところである。

噴水から博物館を望むと、往時の壮大な伽藍が思い浮かぶような気がする。

博物館が出来た当時上野公園は、清水谷に動物園があるだけで、樹木にあふれ、緑したたる美しい空間だったと言う。

今は所狭しと、美術館、科学博物館、文化会館、大学、図書館が立ち並ぶ。博物館の中にも、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺館と建物がずいぶんできた。みんな文化施設だけれども。

私が学生だった頃、博物館から噴水方面を見ると高い建物はなく、広い空が広がっていたが、今は高い建物も増えた。これ以上、景観を壊してほしくないと思う。
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