2006/4/28

サッカーという名の神様  本・文学

本屋で平積みになっていたので買って読んだ。

スポーツカメラマンとして訪れた世界各地のサッカー風景が描かれている。ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、トリニダード・トバコ、ジャマイカ、日本、韓国、モルディブ、スリランカ、北アフリカ、ケニア、ロシア、オランダ、スペイン、イタリア、イングランド。

幾つかのエピソードは印象に残った。モルディブの小さな島(サッカーではなく島が印象的)。それまではどちらでもなかったけれど、0−6で浦和に負けた時に大宮を応援しようと決意した人の話。

あとイングランドサポーターの話。

「激しいタックルには満場の拍手。汚いファールには満場のブーイング」「スターウォーズ風に言えば、彼らはダークサイドの力ではなく、あくまでもフォースの力によって選手を走らせた」「サッカーという単語の中に、代表チーム、クラブチーム、自分でプレーすること、誰かを応援すること、そういうものすべてが含まれているのならば、たぶんイングランド人は世界で一番サッカーが好きな人々だ」

でも、文体がキザすぎて辟易。できそこないの春樹風とも言おうか。気取らなくてもいい、洒落たことを言おうとしなくてもいい、普通に書いてよ、サッカーの話なんだから。

そう思うと、後藤建生さんの「アジアサッカー戦記」なんかは名著だったなぁと思う。知らないことを随分教えてもらった。イランのカスピ海側の様子なんて初めて知った。この本は02年W杯の時横浜パシフィコメディアセンターのボランティアルームに置いてきてしまった。また読んでみたい気がする。そういえば「日本サッカー戦記2002〜2006ドイツへの道」も出版されているのだった。読まねば。

その他サッカー本は金子達仁、湯浅健二、木村元彦、中田関係で増嶋みどり、小松成美等を読んだ。後藤さん、木村さんの本がいいね。

「狂熱のシーズン ヴェローナFCを追いかけて」も読みたいと思っているが、なかなかできないでいる。

ところで、久しぶりに米原万里さんの本を読んだ。「必勝小咄のテクニック」だが、イマイチだった。小咄に例題なんかをつけるから、面白さが弾まないのかなと思いつつ読み終えた。

あとがきに米原さんは「癌の転移が見つかった」と書いていた。なんと言うべきか。どうかお元気になりますよう。楽しい著書を沢山書いていただきたいと心から願う。
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