2008/2/14

借金の先延ばし  大志のキモチ

昨日の議会全員協議会において、苫前町の起債の平準化の考えが示されました。

まず、冒頭に起債の平準化(いわゆる借金の先延ばし)に対しては、私自身は、最終的な手段としてはやるべき時がきたら、反対をするというところに至らないという考え方があるということを書いておきます。

その中で、これまで、4年前から一般質問などで、財政の健全化策などについての質問を繰り返してきたわけですが、この平準化の町の意向についても確認してきました。
私は、平準化をする前提として、財政のしっかりとした計画を立てるべきとの考えを訴えてきました。財政健全化計画の策定については、しつこいくらいに問い質しながらきたわけです。

先月、その素案が示されたものの、まだまだ修正、詰めが必要であり、完全なものとはいえない状況のものです。

その健全化の方策の中にも、公債費の平準化があります。

健全化計画の確立を待たずに平準化が議会で提案される見通しです。
借金の先延ばしは、将来の町民へ負担を強いるもので、合わせて、その先延ばしの期間が長くなることで、当然、利息が増えます。
そのことをしっかりと考慮しなくてはいけない、大事なことです。
審議も不足、納得するための根拠も乏しい中では、私自身、決して「時間が無い」ということで「うん」とは言えません。

そもそも、この平準化(先延ばし)の話(考え)は今出てきていることではなく、財政が悪化し、回避のための方策としては1年も2年も前から、考えとして浮上してきているわけで、この平準化を行うとしたら、その根拠たる健全化計画の確立をもって、判断すべきということは今、自分が言ってきたはなしではありません。

平準化しようとする起債は、新日本海地域交流センター(とままえ温泉 ふわっと)の建設に要した起債です。先延ばしをすることによって、償還終了は実に、平成39年です。(ちなみにこれにより利息はおよそ8千万の増加が見込まれます)
この後、この施設のあり方を理事者は考えているのかというところや、その健全化計画では施設の運営や維持にかかわる費用は現実離れした予算を書き出しています。そんな見通しもきかない、納得ができるような内容でないところで、平成39まで借金を先延ばしをすることは、考えどころです。
全体的な財政運営を考えたときは、大きな枠で公債費という位置づけでは、起債の対象事業は考えないとしても、健全な財政運営を行おうとしたとき、後ろだてた根拠が乏しい(まちのビジョンも含めて)ことは、如何せん納得しにくいというところです。

まして、というところですが、まちの憲法を制定して2年半、この条例にはこう記されています。

【財政】
第24条
1 町長は、財政状況を的確に把握し、将来の町民への責務を念頭に長期的視点に立つた総合的な財政分析を行い、最小の経費で最大の効果を挙げるよう健全な財政運営に努めなければならない。
2 町長は、町民が財政状況を具体的に把握できるよう、十分な情報提供に努めなければならない。

【計画策定への参加】
第23条
1 町は、総合振興計画を始めとする諸計画の策定にあたつては、町民の参加を図り、町民に意見を求めなければならない。2 町は、計画策定にあたつては、すべての町民の参加を保障しなければならない。
3 町は、計画策定にあたつては、あらかじめ次に掲げる事項を町民に明らかにしなければならない。
(1) 計画の概要
(2) 計画策定の日程
(3) 予定する町民参加の手法
(4) 計画の実施に必要な費用及び期間
(5) その他必要な事項

4 町は、計画策定にあたつては、策定作業の進行状況及び内容等を町民に明らかにしなければならない。

このような自治基本条例と照らし合わせた行動はもちろんですが、財政計画の中の公債費の平準化と位置づけるのなら、町長は、今現在の財政の屋台骨でる、大きなウエイトを占める公債費や毎年、多額の支出となる新日本海交流センター(ふわっと)や厚生病院への運営補填等から今後のビジョンや計画を明らかにしてもらいたいと考えます。

そうでないと、今いる若者や子供を持つ若い層の家庭の方々は、日を追うごとに募る不安感を払拭するどころか、その不安はますます増すばかりに思えて仕方が無い・・・。
負担を先延ばしにするんですもの、やっぱり理解していただくとした、この層の方々の意見を聞くことは最低でもしてもらいたかったと思うのです・・・。

来週、21日召集の臨時議会において、私はどう判断していくのかは、残り1週間、限りなく短い時間の中で色んな想定を描き、どうしたらよいか判断しようと思います。

確かに、現在の財政状態では、平準化を行わなければ、先の財政健全下法の下ででは、指標のうちの実質公債費比率の25%を超える試算となりそうで・・・・とても悩むところです。現状置かれているいる状況は理解しているつもりですが・・・・。
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2008/2/19  9:26

投稿者:daishi

>おかにゃんさま
おはようございます。コメントありがとうございます!

まさに、CMじゃないですけど、「ストップ借りすぎ!」「ご利用は計画的に!」ですね・・・。
確かに、借りたときはこれほどまでに歳入が減る、不足が生じるとは思っていなかったのかもしれません。しかし、こうした状況になるであろうことは、何年も前から容易に想定できたことであります。現に、そうした情報や話題は町や議会でもあったわけですから、状況が変化してきて、時間が無いからということは理由にはなりませんし、そこを理由にすることは無いとは思いますが、町長がそうした発言をするとしたなら、怠慢としか言わざるを得ません・・・。

私も、審議が不足していることが最大の懸念として持ってしまいます。財政(健全化)計画を含めた議論が、あまりにも少なすぎる中で(住民のみなさんへの情報提供(共有)が進んでいない中で)、公債費の平準化に着手するということは、町の大きな溝を作りかねません。おっしゃるように亡き者になってしまうという危機感に苛まれます。

明後日の臨時会は、大きな議会となると思います。

また、ご助言ください。ありがとうございました。

2008/2/19  8:55

投稿者:daishi

>ジェファーソンさま
はじめまして、コメントありがとうございます。(レスポンスが遅れてすみません)

私なんかより、わかりやすい表現ありがとうございます。まさにその通りです。

議員は住民の代表だからとよく言いますが、議員はそれ以前に、住民のみなさんにしっかりと情報が伝えられ(伝え)その見解や意見を総合的に把握していなければ、住民の代表だと大見得きって言えないと思います。
何を言いたいかというと、これほどまでに、住民のみなさんに情報が伝わっていなく、事後報告で伝えられるなんていうことは、基本条例上でもあるべき姿ではなく、たとえ、法律上(財政健全化法)悪化する指標があったにせよ、こうして町が進んでいくことの歩みは、崩壊に向かうという危機感でいっぱいになります。そのことを議員として自覚したいと思うのです。

21日の臨時議会で、どのように判断(採決)されるかわかりませんが、住民の代表であるから、決断をした議員の答えは住民の総意である。なんてこと絶対に言えない。それだけ、審議不足であり、根拠に乏しいものだと思っています。

おっしゃるように、それが形としてジェファーソンさんが最後におっしゃったことと受け取られるようになってしまっては、住民=議会=町の信頼関係においても大きな乖離が生まれてしまうと思って止みません。それは避けるように努めなくてはいけません。

何を思って、平準化に踏み切ろうとしているのか・・・。基本条例は何のために制定したのか、理事者の意図がどうしても理解できないところがあります。理解しようという心を持ち、議論に向かっているのですが・・・。

本当に自分自身の不甲斐なさに申し訳なく思います。

また、コメントくださいありがとうございました。

2008/2/16  18:47

投稿者:おかにゃん

こんばんは。
起債の繰り上げ償還ならばまだしも,平準化というのは,「借金を増やす」だけの行為なので,具体的な財政計画がない限り,町の将来を駄目にするものになってしまいます。
住宅ローンで考えてみれば分かる話で,35年ローンを50年ローンに変更するようなものです。月々の返済金額は減りますが,総額は増加します。しかも,15年間余計に負担が増えます。
もっといえば,住宅ローンの事例では,仮に債務者からこういう案を銀行に示した場合,確実に「具体的返済計画」と「追加保証」を求められます。銀行だって,貸し倒れをおそれます。
町の財政も全く同じことです。平準化の理論は,よく減価償却の理論と同様「施設費用の均等化」などという理由でごまかしますが,これはまやかし以外の何ものでもありません。均等かは,当初の起債で既に十分なされているからです。
ここは慎重な議論を重ねるべきでしょう。拙攻な結論は,本当に町を亡き者にしてしまいます。

http://blog.goo.ne.jp/okanyan/

2008/2/15  9:59

投稿者:ジェファーソン

毎月のカードローンの返済額が大きいので、返済期間を長くして毎月の負担を減らそうってことですよね。毎月の負担は減るけれど、利息の負担が増えて支払総額は大きく増えてしまうのですね。
それを役場が提案して議会で決めてもらおうとしている。
次世代の町民に負担を廻す。それをマチの憲法さえもないがしろにする一部の大人達が決める。
私ならば、借金の総額が増えてしまうのだから、絶対にしません。
自分の建てた家の借金を子や孫の代まで負担させようとは思いません。
誇りより現実なのもわかりますが、平準化の前にやることがあるんじゃないでしょうか。
町有資産を売却したり、無駄な支出がないかどうか第三者に判断してもらったり。
役場や議員が、これ以上給料減らされないためだけに、憲法を破ってまでして、次世代に借金をつけ回したんだとみられないようにしなければなりませんね。


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