2007/2/15

たんの吸引が必要な児童の普通学校入学  障害者問題・教育問題

(ニュース)
<青木鈴花ちゃん>普通学級に入学へ 東京・東大和
「喉頭(こうとう)軟化症」というのどの病気で、たんの吸引が必要な東京都東大和市の青木鈴花ちゃん(6)が4月、市立小学校に入学することが決まった。文部科学省によると、たんの吸引が必要な児童が養護学校ではなく普通学級に入学するケースは珍しい。市教委は今後、両親と受け入れ態勢を決めるが、本人に吸引させる方向で検討している。
 鈴花ちゃんは、病気のため、空気を気管に通す器具をのどに装着し、1〜3時間ごとにたんを吸引する必要がある。
 「看護師が付きっきりで看護できない」などとして保育園入園を拒否された鈴花ちゃんと両親は一昨年11月、同市に入園を認めるよう求めて提訴。東京地裁は昨年1月、同市に仮入園を認めるよう命令。昨年10月の判決でも、「身体的・精神的状態や発達は、障害のない児童と変わりない」とし、看護についても「付きっきりの必要はない」と判断し、正式に入園を認めるよう命じた。同市は判決を受け入れたが、小学校への入学については判断していなかった。
 父親の繁宜(しげよし)さん(41)らは「自分でたんの吸引ができ、生活に支障もない。入学を認めてほしい」と同市教委に相談。医師や学校長らでつくる就学指導委員会が「就学に問題はない」と判断したことを受け、市教委は1月末に入学許可を出した。
 文科省や「医療的ケア全国ネットワーク」(東大和市)によると、病気のため気管切開した児童は、たんの吸引をする看護師や介助するスタッフがいないなどを理由に普通学校への入学を認められない場合が多いという。主宰者の下川和洋さん(41)は「教育、医療的な評価を踏まえた妥当な判断。病気で悩む子どもたちや家族にとって明るい材料になる」と語る。
 現在通う市内の保育園では、鈴花ちゃん本人がたんの吸引をするのを禁じている。このため、付き添いの看護師1人が、たんの吸引をしている。しかし、鈴花ちゃんは自宅では、約3年前から自分で吸引しているという。
 母親の待詠子(たえこ)さん(38)は「いままで協力していただいたみなさんに心から感謝したい」と喜んでいる。鈴花ちゃんは一つ上の兄と同じ学校に行けることを喜び、祖母にも「頑張って学校に行くね」と目を輝かせ、友達と一緒に通えることを喜んでいるという。【武内亮】
 ▽東大和市教委の話 (介助の方法など)受け入れ態勢をどうするかは今後、両親や学校と話し合う。鈴花ちゃん本人にたんを吸引してもらうことも考えている。
(毎日新聞 - 02月14日 15:20)

*あー、これはちょっと微妙だな。
 この記事を読んだ限りでは、「本人に吸引させる方向」というんだけど、それで問題なくいっているならいいわけなのだが、何か、事故が起こった時に対処できず、手遅れになったらどうするんだという話であるわけで・・。いじめとかも起こり得るかとは思うし・・。この場合は多くの教育委員会が責任がとれないからと拒否するのは不当な差別だとは言えないように思う。
 でも、この子、可愛いんだよね。テレビに出て喜んでいる笑顔を見ると、普通学校に行けて良かったのかなとも思えて来るし・・。微妙です。
 しかし、とにかく、東大和市は特例として認めて受け入れた以上は責任を持ち、何かの事故などが起きた時にどうするかを含めて対処するようにしなければならないと思う。たとえば、本人でも出来るようなことなのだから、担任の先生はたんの吸引の仕方を覚えて、いざという時に本人に変わって処置するぐらいのことは出来るようになっておくべきだろう。資格がなくて吸引した場合に事故があったらそれこそ責任問題ではないかと言われるかもしれないが、いったん受け入れた以上は受け入れた教育委員会側にそこまでする責任が発生するかと思う。その責任を引き受けるのがイヤならば他の市町村の教育委員会のように拒否し続ければいいのである。
 親が裁判まで起こしてあまりに騒ぐから、親の責任だ・・ということでは受け入れるという判断をした時点でもうすまなくなっているように思う。(個人的には、そこまでして子供を普通学校に行かせるべきなのかどうか、この親の考えに僕は全面的に賛同しているわけでもないんだけど。)
 つまり、東大和市の教育委員会は、特例を認めた以上は、この子のことを身をもって守らなければならない。何か事故があったりした場合に対処できるようにし、いじめにあうことからふせぐようにしなければならない。それが特例を認めるということの「責任」なのだと思う。
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