2007/6/15

『テレビばかり見てると馬鹿になる』  映画

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『テレビばかり見てると馬鹿になる』
ポレポレ東中野のレイトショーで鑑賞。
原作は山本直樹のマンガ。監督は『心中エレジー』などの亀井亨。主演はアダルトビデオ女優(らしい。僕はこの娘のAVって見たことないけど・・)の穂花。
85分4カットの映画だ。デジタルビデオで長廻し撮影が可能になったので、こういう長廻しで日常をだらだらと撮った作品がこれから増えてくるのだろうか・・。
しかし、この作品は、定点観測カメラや引きこもりといったアイデアの処理の仕方、話の展開がちょっと理詰めでつくっているという感じで、登場人物のエモーション(感情)の動きがもうひとつ、納得がいかない気がしたのだけど。
いや、引きこもりの女の子の話なのだから、エモーションが感じられないというのはある意味では当たり前なのだけど(感情を失って引きこもっているわけだから・・)、それでもそうした引きこもりの女の子にちょっとした心の変化が起こる話であるわけで、その変化が起こる、変化に至るシーンではエモーションが沸き上がってくるはずなのではないかと思う。それまでエモーションが感じられない、日常をだらだらと描いていたような映画が、ある瞬間からエモーションが沸き上がってくるという風に作れたならば(もしかしたら作り手はそういうことをやろうとしているのかもしれないんだけど・・)、ちょっとしゃれた作品になり得たものなのかもしれないとは思うんだけど、しかし、この作品は、この心の変化のとらえ方も結局は理詰めで処理してしまったという感じがするのだ。作品の狙いは面白いんだけど、もうひとつ、成功していないように感じた。
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