2007/11/7

『ブレイブ ワン』  映画

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いやー、参りました。

ニール・ジョーダン監督作品としては評判が良かった前作『プルートで朝食を』に比べて、これは評判はいまいちなのでしょうか?
でも、個人的にはこっちのほうが傑作だと思えました。

評判がいまいち・・の理由は分からないわけでもありません。
フィクションとしては中途半端なところもあり、共感できるストーリーでもないし・・。
でも、だからこそ、凄い映画なのではないでしょうか?
つまり、ほとんど「現実」そのもののようにリアルだというのか・・。

ある意味ではフィクションとしてはかなりゆるいというのか、煮え切らない作品であり、ラストの展開もそんなの、ありか・・と思うようなものなのだけれども、だからこそフィクションなのにもかかわらず「現実」そのものをつかまえ出してしまっているという稀有な作品になり得ているように思います。
つまり、『パンズ・ラビリンス』について、人間を善人と悪人とに区別して描きわけ過ぎている・・と書きましたが、この『ブレイブ ワン』は文字通り、善と悪が渾沌としていて、はっきり言ってなんのためにヒロインが復讐しているのか?がさっぱり分からなくなってしまっているし、主人公の行動は共感し難いものなのかもしれないのですが、だからこそ、逆に、まさに「現実」をとらえ出している、類い稀なリアリティを持った作品になり得ているのではないかと思えるのです。

たとえば『パンズ・ラビリンス』よりも、あるいは同じニール・ジョーダン監督の前作『プルートで朝食を』よりも、あるいは同じ撮影監督による作品であるティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』よりも、僕はこの映画を支持します。

ジョディ・フォスターは凄い。
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2007/11/19  1:25

投稿者:kusukusu

そうですか。
たしかに銃社会のアメリカの現実を反映した作品なのでしょうが、ただ監督はアイルランド出身のニール・ジョーダンで、もともとイギリス映画で、社会からのはみ出し者とか、殺人者とか、吸血鬼とか、そういう主人公の映画を作ってきた監督ではあるので、「アメリカ」という枠で考えなくてもこの監督のもともとの作風であるような気もするけど・・。
というか、この監督の作風と題材が合致したのかな?
ただ今回の映画が新鮮な衝撃があったのは、やはりその主人公が女性だったからではないでしょうか?
やっぱりジョディ・フォスターでなければこの映画は成立しないでしょう。

2007/11/18  22:20

投稿者:mirokuninoti

 アメリカはとうとう「暴力を肯定した」と思いませんか??
 あ〜あ、ここまで来たかと思いましたね、これ見て。

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