2007/11/12

『国道20号線』  映画

あの柳町光男監督に、「過剰な程に映画的要素が溢れ思わず鳥肌がたつであろうこのシーンを観ずして、今年の日本映画を語ることはできない。」というコメントを寄せさせる映画(というか、その映画の1シーン)とはいかなるものなのか?
と興味を持って、見に行ったんだけど、なるほど、これはギンギラギンのインディーズ映画の傑作。
暴走族あがりのチンピラの若者達の日常をこれほどリアルに、ひたすらうんざりするほど、描いた映画はなかなかないだろう。本当に、ここにはうんざりする日常と現実の風景がただただ続くばかりなのだけど、それではこれはひたすらミニマムに、リアルに現実をそのまま切り取った映画なのだろうか?
もしかしたら、そうなのかもしれず、この映画も結局は最近の日本映画の傾向のミニマム志向の罠を抜け切ってはいないのかもしれないけれども、だけど少なくともつくりての富田克也監督はそうしたことに自覚的だろうし、うんざりしていて、だからこそ、こんなうんざりするばかりの映画をつくったんだろうし、その内心の魂の叫びを聞かないわけにもいかない。もちろん、この映画は本当には叫ばないし、(暴走族の話なのに)颯爽と走ったりもしないんだけど(だからこそ、うんざりするんだ)。

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