2008/3/11

韓流シネマフェスティバル『台風太陽』  映画

『台風太陽 〜君がいた夏〜』
あまりに明瞭な青春アクション映画。
あの『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督の長編2作目ということで期待が大きすぎたのか、あるいは今回の「韓流シネマフェスティバル」ではすでにパク・クァンス監督の『まぶしい日に』という傑作を見てしまっていたのでそれと比べてしまったのか、アクション映画としては最高だけど、ドラマのほうがちょっと弱いというのか、あまり各登場人物の内面性が深く掘り下げて描かれていない気がしたのだけれども、でも逆に、十代の男の子たちの外見的なかっこよさをつかまえたということでは抜群な映画なのかもしれない。まあ、感覚的に、自分にとっては遠い映画だったので、きちんと判断できないところはあるんですが・・。
『子猫をお願い』に続いて、地下鉄構内のシーンが抜群でした。
あと細部の音声処理が独特。地下鉄構内で壁に耳を傾けた主人公の少年の映像から、忘れ物として届けられた(実はスケートをやめた主人公の先輩の少年が「忘れ物」として自分の靴を届けた)スケート靴の映像にかわり、そこにスースーという人の寝息(?)の音をかぶせるといった絶妙な音使い。主人公の少年が憧れている少女との別れのシーンで、飛行機の音に消されて少女の最後の言葉が聞こえないというのも印象的だし。
まあ、こういうのもある意味でやっぱり「外見的なかっこよさ」にほかならないわけだけど、でも考えてみればそもそも映画というのは「外見」を描く芸術であるわけだから(人物の「内面」も外見の表現として血肉化して描かなければ映画にならないわけだから)、たしかにこの監督の映画は抜群に「映画的」なのかもしれないが・・。

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