2008/7/20

『愛のうた、パリ』  映画

「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」という、ちょっと潜り込むのに勇気がいる映画祭に潜り込んで、フランスのオノレ監督の『愛のうた、パリ』を見る。
この監督の作品を見るのは、『ジョルジュ・バタイユ ママン』に続いて、2本め。
感想は・・端的に言うと、「うわー、ひどい映画だなあ!でも、個人的にはちょっと好きだけど。。」という感じか?

映画として、この作品は成立していない・・と思う。この話を成立させるには、もっといろいろと段取りを踏む必要があると思うし、これでは奇抜な思い付きでしかない。ユスターシュが、「あり得ないような三角関係の話」を成立させるために、どれだけの段取りを踏んだかを考えてみてほしい・・。段取りを踏まずに、いきなりこうした話が成立している・・というのはただのデタラメである。
・・なんだけど、まあ、今、書いたことは批評家が言うようなことなんだよなあ・・。映画批評家というのはそれで飯を食っているわけだから、いい加減な思い付きみたいな、好き嫌いのみで作品の評価をしてはいけないんだろうし、まあ、俺が映画批評家だったらこの作品、やっぱり評価しないとは思うんだけど・・。
が、僕は批評家ではありませんので・・。これは批評家を馬鹿にして言っているわけでは決してなく、むしろ、逆に批評家を真面目にやっている人を尊敬する思いで、批評家でもない僕が、批評家みたいなことを偉そうに言う方がおかしい気がするなあと思って、書いているんだけど。僕のような人間は個人的な好き嫌いに徹していい加減なことを言う方が批評家の人達に対してもむしろ、礼儀になるんじゃないだろうかと・・。

なので、これだけ、書いてきて、こう続けて言うのもなんだが、作品としての評価とは別に、個人的な好き嫌いで言うと、『ジョルジュ・バタイユ ママン』がそうであったように、この『愛のうた、パリ』もどちらかと言うとちょっと好きな作品ではある。
どこが好きなのかと言うと、作品としては成立しないような無理なことをやってしまっているんだけど、逆に若気の至りみたいな感じでそういう無理なことをやっちゃう人って好きだなあ・・みたいな感じなのかな?と思うんだけど。
まあ、『ジョルジュ・バタイユ ママン』は、今どき、バタイユに挑んでいる・・という時点で僕的にはオッケーなんですが、この『愛のうた、パリ』も、ああ、やっぱりバタイユをやろうとした人の映画だなあ・・と思える、無茶な映画であった点が逆に嫌いになれないのかもしれないなあと・・。要するに、モラルとかなんとか、そういうのをポーンとこえちゃうようなこと、衝動的なことをこの監督はやりたいんだろうか・・。まあ、やりたいことが「衝動的なこと」であるなら、段取りを踏んでいないから映画として成立していないなんて言っても、そもそもどーなるものでもないような気もするし・・。

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2008/7/20  16:47

投稿者:kusukusu

スパイラルホールに行きました。マイナーな映画祭なのかと思っていたら、なんと、満席で「座布団見」の人まで出てくる熱気にびっくりしました。ここは昔、ゴダール特集をやってて通ったことがある会場なのですが、その時もそれなりに観客に熱気があったけど、まったく違う客層の、まったく違う熱気でしたね(笑)。

2008/7/20  14:42

投稿者:かえる

こんにちは。
最初の5行だけ表示されたトラックバックの文章を読むと腹立たしいのですけど(笑)、kusukusuさん的にも好きな方ということでよかったです。
私は二回観ちゃいました。
スパイラルホールの方にいらっしゃっていたのですか?
私はこの監督すごく好きですー。

http://latchodrom.exblog.jp/

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