2008/9/1

『コッポラの胡蝶の夢』  映画

どういう内容なのか、事前情報は入れず、コッポラの新作ということだけで見に行ったのだけど、『ペギー・スーの結婚』を思い出させるSFファンタジーものではないですか。(正確には、「SF」とは言えず、「ファンタジーもの」とだけ言ったほうがいいのかもしれませんけど・・。)
コッポラと言っても、僕個人としては『地獄の默示録』や『ゴッドファーザー』はそれほどピンと来ず、「コッポラの映画ってなかなかステキなものなのでは・・」と最初に思ったのは『ペギー・スーの結婚』で、だから一番好きなのも『ペギー・スーの結婚』になるわけだけど、そういう層(って、いるのかどうかよく分からないが・・)にとってはなかなか嬉しい新作なのでは・・。
『ペギー・スーの結婚』は、タイムマシンとかは全然、使わないで(出てこないで)タイムスリップして(ある意味ではとんでもなくいい加減な話だが・笑)、衣装や舞台背景などの「映像」でそういう話を成立させようとしているのが純粋に「映画的」な試みで潔いなーなんて当時、思いました。
今度の『コッポラの胡蝶の夢』も、どうしてこうなるのかなんて説明の部分はけっこういい加減で、どこまでが現実でどこまでが夢なのかも分からないようなところをさまよう感じが面白いと思いました。
こうして文章で「どこまでが現実でどこまでが夢なのかも分からない」と書くと観念的な言い方なんだけど、そういうのを本当に「映像」できちんと見せているのがなかなか凝っていると思いました。たとえば夢のシーンをモノクロにする・・みたいなのだったら常套手段の表現で別に驚かないけど、画面を逆さまにする・・というのは、過去にもやった人はいるんだろうけど、あまり見ない表現手段だし、デジタルの処理をうまく活用して、なおかつ、(ビデオ的なイメージのものではなく)「映画」の画面として成立させているように思いました。こうしたところが新しい、実験的な作品だったのでは・・。あと、役者のメイクが凄い。コッポラおじさん、いくつになっても精神が若いですね!
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