2009/1/14

●ガザからのメール(その4)  イスラエルとパレスチナ、中東

*アブデルワーヘド教授のガザからのメールの続きです。

ガザより23 フサイン・アル=アイディ、戦闘の只中に釘づけ!

2009年1月4日(日)18:15

フサイン・アル=アイディはガザ市東部在住のパレスチナ人(58歳)。 今の場所に25年以上、住んでいる。自宅は野菜畑の真ん中に位置 している。彼はUNRWAの職員だ。彼は今、一部屋に、自分の家族 20人と、彼の二人の兄弟の家族たちとともにいる。彼らは、狭い部屋で 電気も水も食糧も電話もないまま、すし詰めになっている!彼の周り には何もない、あるのは戦場だけ。昨夜10時半、アル=アイディ氏は 戦闘の真っ只中におかれ、砲撃が自宅に着弾、家族5人が負傷した! 彼は負傷者を救出するため救急車をよこすよう訴え続けているが、 叶わない。負傷者を、そして可能ならば家族全員を救出するために、 彼のもとに救急車を送ってくれという訴えはこれまでのところ、すべて 失敗に終わっている!周囲1キロ半以上をイスラエル軍が完全に コントロールしており、イスラエル人以外、誰もアル=アイディ氏の もとにたどり着くことができない! この状況は、どこの国でもいい、 人権団体が緊急に人道的行動をおこすことを必要としている! ガザには電気も水もない。食糧もわずかしかない。私は発電機が まだ稼動するのを幸いに、世界に発信している。爆弾が雨あられと 私たちの上に降り注いでいる。そして不運にも、アル=アイディ氏は戦闘のど真ん中にいるのだ!

ガザより24 ミサイルの雨と真っ暗闇のガザ

2009年1月4日(日)19:41

ガザで、私たちは、雨のように降り注ぐミサイルと砲弾の集中砲火の 真っ只中にいる!今は完全な暗闇だが、その闇を破って無人飛行機や ヘリコプターの唸る音が聞こえてくる。通りは無人だ!ときどき、 救急車と消防隊のサイレンが聞こえる! ガザ北部の市民は自宅からガザ市西部に逃げ、ゼイトゥーン地区の 者たちは西部に逃げている!市民にはなすすべがないというのに、 彼らのことなどおかまいなしだ! 彼らを守るものは何もない。今日、 救急医療士3人が死ぬ。ほかの命を救おうとしているさなかだった。 一昨日も、医師1人と救急医療士が殺された。今夜、携帯の電話網は 完全に麻痺している。地上電話は、回線状態は悪いが通話可能だ! 夜明け前、ガザの空のいたるところに黒煙の雲があった!わぁぁぁぁぁ、 たった今、足元で地面が揺れた!ボーーーーーーン!

【メールその30】
日時:2009年1月8日 19:06
件名: ガザ攻撃13日目

30分前、2基のミサイルが自宅近所のアパートを狙い撃ちした;ぞっとして生きた心地がしなかった;子どもたちは恐怖で泣きわめいた!子どもたちをふつうの生活の雰囲気で包んでやりたくて、私はいっしょにトランプ遊びをした。この爆発で男性二人が亡くなったほか二人が負傷した。初日に、予防安全機構の一群の建物に対する最初の攻撃で4人が殺されたのと同じ場所だ。

昨夜のガザはほんとうに身も凍る思いだった。60回以上の空襲があり、加えて戦車や大砲による止むことない砲撃があたり一帯ところかまわずあった!
ガザではいついかなる瞬間においても安全な場所などどこにもない!
この間、私たちが経験している身の毛のよだつ恐怖を言葉では言い表せない。
なかでも昨夜は、もっとも苛烈な晩のひとつだった。昼間であろうと夜寝ているときであろうと、静かな瞬間などないのだ!

ラファでは80軒の家々が複数のヘリコプターによって攻撃された!
ハーン・ユーヌスのほかの地域、アル=マガーズィ難民キャンプ、アル=ブレイジュ難民キャンプ、ジャバリーヤ村、ビーチ難民キャンプでも散発的に狙われたところがあった。死者の数はうなぎのぼりで今日だけで30人以上が死んだ。
負傷者は言うまでもない。死者のなかには、UNRWAのトラック運転手もいる。
彼は車もろとも攻撃に見舞われた。これまでのところ10名もの救急医が他の命を救おうとするさなか落命している!死者の数は一挙に800人代に、負傷者は3100人以上に達した。ガザの病院の貧弱な設備では、これらの負傷者を手当することなどできない。


【メールその31】
日時:2009年1月10日(土)20:31
件名:ガザ攻撃15日目

どこもかしこも死で覆われている。昨晩の空襲は70回以上、さらに今日は30回!これらの空襲で何百人もの子どもたち、女性たちが死んだ!

あなたがたには想像できるまい、このすさまじい破壊の姿を。人々は継続する爆撃になす術もない。爆撃された建物の瓦礫の下敷きになって、一家全滅した家族がいくつもある!


複数の戦車がガザ市に向かってゆっくりと移動している。夜はただひたすら恐ろしく、夜明けの光を目にすると子どもたちは歓喜の声を上げる!子どもたちは続けて何時間も眠ることができない。こっちで空襲、あっちで砲撃、遠くで激しい機関銃の音という状況なのだから。今、F16が私たちの頭上を飛んでいる。

ガザ市全体が食糧難に陥っている;当然のことながら果物や野菜などまったくない。

電気と水の状況も依然、ひどい。今日、ガザのいくつかの地域で2時間、電気が供給された!ガザは人道的・環境的危機の限界にある!健康をめぐる状況も貧弱な病院も崩壊しつつある!時折、自分のまわりで起きていることをことばにできなくなることがある!
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