2009/2/6

『ハチはなぜ大量死したのか』  公害・薬害・環境・医療問題

『ハチはなぜ大量死したのか』ローワン・ジェイコブセン著、文芸春秋

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本の帯にある通り、これは「現代版『沈黙の春』」と言うべき警告の書である。
映画『ハプニング』でも取り上げられた、働きバチがすべて失踪、コロニーが全滅する蜂群崩壊症候群の原因をいろいろと考察していっている。
いろいろと説はあるのだが、僕個人は、遺伝子組み換え技術の作物が出て来たことが影響しているのではないか?と疑っている。遺伝子組み換え食品は安全だ・・と言う専門家もいるようだけど(というか、そういうことになっているから実際に実用化されているわけだと思うのだけど)その安全だという根拠はなんなのか? 単にその危険性が現在の科学では明らかにされていないだけだ・・ということかもしれないのに、なぜ安全だと断言できてしまうのか? 
また仮に人間にとっては安全なものだったとしても、他の生物にとってはどうなのか? 仮に遺伝子組み換え作物の影響で、蜂が大量死している・・ということが事実であったならば、自然界の生態系を破壊しているものかもしれないわけで、そうすると結局は人間にも響いてくることになるのではないかと思う。仮に人間自身にとって安全な食品だというのが事実だったとしても、生態系を破壊していくのなら結局は人間にとっても危機的なことなのではないか?
蜂が大量死していることは本当に人類に対する警告であるのかもしれない。

そして、遺伝子組み換え技術というのがさらに恐ろしいのは、そうした危険性があったということがこの先、明らかになったとしても、すぐに回収してしまえばいい・・ということも出来ないものである点だ。たとえば、これが何か、化学物質で毒性があることが分かったならば、その化学物質を含んでいる製品をつくることを中止してすべて市場から回収すればいいわけだけど、遺伝子組み換えの生物はすでにどんどん繁栄していってしまっているのであり、回収することなど、不可能なのだ。
人類は、またひとつ、やっかいなことを抱え込んでしまったものだ・・とため息が出てくる・・。
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