2009/10/19

鎌仲ひとみ監督の原点  映画

秋葉原のギャラリーでの鎌仲ひとみ監督の作品上映会で見た、鎌仲監督の「幻の処女作」、『スエチャおじさん バリ・夢・うつつ』は魅力的な作品だった。
技術的には鎌仲監督の近作よりも未熟なものなのかもしれないけど、技術面をこえて魅力がある。ここには、バリ島の人達の、農耕と祭りに結び付いたその土地の暮らしがたしかにとらえられている。とてもゆったりとした生活の時間が流れていた。もしかしたら、こうした土着的な生活は日本では失われて行っているものなのかもしれない・・。
今ではすっかり「社会派」のドキュメンタリー作家として認識されるようになってしまったような鎌仲監督だけど、原点は生活を描くことにあったのだ・・ということが分かった。
いや、もしかしたら、今でも、鎌仲監督の原発への興味は、生活の問題と繋がってあるのかもしれない。つまり、鎌仲監督の関心は、その土地の人々の暮らしを壊して行ったものとしての原発・・という側面にもあるはずだから。鎌仲監督の作品を、その点を見ないで、原発の危険性を訴える「社会派」の側面だけでとらえようとすることは実は片手落ちなのかもしれない。
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