2010/8/16

『祝の島』  映画

(以下の通り、「映画生活」のサイトに投稿しました。)
この映画の地平
 個人的には、もちろん、僕は原発に反対であるわけだが、原発に反対とか脱原発とか言うと、「でも、あなたも電気、使っているんでしょ?」と言われると困ってしまい、「いや、そうさ。僕自身、きれいな立場にいるわけじゃないよ。人間の世界はそもそもそんなに簡単に善悪に分けられるものでもないと思う。でも、だからこそ、自分自身の問題として、原発の問題を考えないといけないんじゃないか?」とかなんとか、言い返して、「ま、とにかく議論しようじゃないか」とかなんとか、言うわけだけれども、そういう議論をしていると堂々めぐりのような気もしてきて、「なんか、違うんじゃないか、僕(ら)が考えるべきことはもっと別のことなんじゃないか」とも思えてくるのだけれども、しかしその「別のこと」というのがいったい、なんなのか、自分の中では明確ではないので、結局、「違う」と断言することも出来ずに、ま、堂々めぐりの議論でもするしかないか・・と思って、結局、堂々めぐりの議論をしている次第なのだが、この映画は、そういう僕個人の地平などはポーンと踏み越えて、きちんと「別のこと」を提示しているような印象を持ちました。それは凄く素敵なことだと思うので、採点するならやっぱり満点をつけたいと思うのだけれども、ただ、僕自身は、正直なところ、先に書いた通り、まだ自分の中で「明確」なものを持てているわけではありません。
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