2011/6/20

カネミ油症:研究班が遺伝子検査を表明  公害・薬害・環境・医療問題

*被害者(患者)からは本当に被害者(患者)のためになる研究をしていない・・と評判が良くない、カネミ油症の全国油症治療研究班ですが、ここに来て「患者の遺伝子検査」を表明。
 なぜ、いま、突然、こういうことを研究者の人達が言い出したのか?と思いつつ、注目。

(ニュース)
カネミ油症:厚労省研究班、患者の遺伝子検査 治療法開発へ期待

 国内最大の食品公害「カネミ油症」の治療法を研究する厚生労働省全国油症治療研究班(班長=古江増隆・九州大大学院教授)は九大病院と共同で、人体に入った有毒物質ダイオキシンを細胞内で取り込む受容体と、油症症状の表れ方との関連を調べるため、今年度から3年間かけて、認定患者100人以上の遺伝子を検査する方針を決めた。17日に福岡市であった患者側との会合で説明した。

 現行の認定基準はダイオキシン類PCDFの血中濃度が決め手となっているが、症状は強いのに濃度が低いため、認定を受けられない患者も少なくない。古江班長によると、この個人差は細胞内でダイオキシンの受け皿となる「アリル炭化水素受容体」の型や数によって生じている可能性があるという。受容体が多いと少量のダイオキシンでも激しい症状を引き起こすことが考えられ、研究班はこの受容体を増やす特定の遺伝子を患者ごとに検査し、症状の強さなどと関連がないか調べる。

 計画は7日に九大の倫理委員会で承認され、研究班は協力患者の募集を始めた。古江班長は「受容体の型によって起こりやすい症状などとの関連が明らかになれば有効な治療法開発につながるかもしれない」と語る。会合に出席した長崎県五島市の認定患者、宿輪敏子さん(49)は「認定基準の見直しにつながれば」と期待した。【阿部周一】
(毎日新聞 2011年6月18日 西部朝刊)


カネミ患者遺伝子検査へ 診断基準に反映も

 カネミ油症の治療法を研究する厚生労働省全国油症治療研究班(班長=古江増隆・九州大医学研究院教授)は17日、認定患者を対象にした遺伝子検査を本年度から実施する方針を明らかにした。原因物質であるダイオキシン類に対し、患者によって症状の出方に違いが生じる原因を探る。検査結果は新たな治療法開発や、ダイオキシン類の血中濃度を柱とする診断基準の緩和につながる可能性もあるという。
 福岡市で16、17日にあった治療班の報告集会で発表。終了後、約20人の認定患者と懇談し、検査内容を説明した。
 古江班長によると、認定患者にはダイオキシン類の血中濃度が低いのに症状が重かったり、逆に高いのに症状が軽かったりする例があるという。この要因について、ダイオキシン類に反応する体内の受容体に差があるため、症状に違いが出ると仮定。遺伝子検査で認定患者のデータを集め、受容体と症状の軽重との関連性を調べる。
 検査は、福岡、長崎、広島3県で今夏以降に開く油症一斉検診で、同意を得た認定患者から採血して調べる。今後3年間で100人のデータ採取を目指すという。
 カネミ油症五島市の会(長崎県)の宿輪(しゅくわ)敏子事務局長は「新たな治療法につなげてほしい。遺伝子は究極の個人情報で、患者の不安がないように説明を尽くしてほしい」と話した。
=2011/06/18付 西日本新聞朝刊=
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