2012/1/29

NHK番組『低線量被ばく 揺らぐ国際基準』に抗議文が出てましたが・・  原爆・原発問題

今日、エネルギー戦略研究会、日本原子力学会シニア・ネットワーク連絡会、エネルギー問題に発言する会という3団体が連名でNHK番組『低線量被ばく 揺らぐ国際基準』に対する抗議文をNHKに送っていたことを知りました。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/aesj/snw/media_open/document/nhk_kougi120112.pdf

この声明について考えてみましたが、当番組の中で、この番組で指摘していることが、「線量・線量率効果係数(DDREF)」のことであることを番組内で説明していない点に誇張があるという論旨はなるほどとは思いました。

しかし、以前に下記に書いたのですが、この「線量・線量率効果係数(DDREF)」が、同じ被曝量でも、一度に浴びたときに比べて、100mSv以下の線量をより何度にもわたって浴びた時の方が、影響は小さく1/2になるのではないかという考えのもとに、1990年勧告で公式的に低線量・低線量率の放射線被ばくでは影響は1/2になるとして採用されたそうです。

NHK番組が言う「被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた」というのは?
http://blue.ap.teacup.com/documentary/1917.html

ですから、この番組の中で言っていることが「線量・線量率効果係数(DDREF)」であることと、1990年勧告で低線量・低線量率の放射線被ばくでは影響は1/2になるとして採用されたという話とでは別に矛盾しているわけではありません。
なので、NHK番組の中で、「線量・線量率効果係数(DDREF)」のことを言っているのにそのことを説明していないことを指摘したとしても、NHK番組が言う、「ICRPが被ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた」ということを否定することにはならないように思います。
なので、この抗議文は抗議として論理的に成立していないように僕は思いました。
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