2014/11/1

『黒海の波』  映画

内輪の試写会で思わぬものを見た。
『黒海の波』。ソビエト(ロシア)のウラジミール・レゴーシン監督作品。
これはちょっとした発見。こんなロシア映画があったとは…。もとは1937年にサイレントで作られたもので、戦後、トーキー版として作り直されたフィルムを見たようだ。
なんと、『戦艦ポチョムキン』の外伝というか、後日譚なのだ。ポチョムキンから脱走した水兵を、2人の少年が匿うという話なのだが、この2人の少年が、ひとりは漁師の息子で、もう一人は学校の先生の息子で、家庭環境に違いがあるところがミソ。良家というか、学校の先生の息子は友達は選べ、悪ガキとは付き合うなと親から言われたりもするのだが(実際、漁師の息子の少年は次々と悪いこともする悪ガキなのだ)、それでも2人の少年が友情を貫きつつ、水兵を助けるのに協力していくという話で、ポチョムキンの後日譚と少年たちの友情と成長物語が繋がっていて、革命期のオデッサが描かれているのが実に面白い。
後で、インターネットで検索したが、この映画について情報がほとんど全く出てこない。『戦艦ポチョムキン』はあんなに有名なのに、『黒海の波』は日本では忘れられた名画のよう。ところが、『黒海の波』は、別名「孤帆は白む」とあったので、これで検索してみると、唯一、以下の情報が…。

「彼を感激させた作品として伝わっているのが、エーリヒッヒ・フォン・シュトロハイム《結婚行進曲》、スタンバーグ《嘆きの天使》、レゴーシン《孤帆は白む》の三作である。」

http://borges.blog118.fc2.com/blog-entry-1333.html

な、なんと、かのルキノ・ヴィスコンティ監督が影響を受けた映画、3本の中に入っている映画だとのこと!
全く知らずに見た映画が、ヴィスコンティのベスト3の一本だったとは…。思わぬことに、驚きました。
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