2016/1/13

瀬川昌治『喜劇 逆転旅行』  映画

瀬川昌治監督『喜劇 逆転旅行』は、なんていうか、まだまだ続くよ、この映画は…という感じが最高すぎる。まさに、「旅行映画」の傑作であるわけだが、ミヤコ蝶々が若いもんの結婚話をまとめに行ったら思わぬ展開になるシーンが象徴的だが、あっと驚く展開があって、映画が次のシーンへと続いていく。
乗客と喧嘩してフランキー堺の主人公が車掌をやめる話になったのに、あっさり次のシーンではそんなことがなかったかのように展開しているし、祭りのシーンでここがヤマ場かと思いきや、あっさりそのシーンは終わり、さらなるラストに向けた展開がある…という調子。
そんな風にあっさりと次のシーンへと展開していってしまう映画なので、ダラダラした映画なのかと言うとそんなことはなく、93分という長さに見事に収まっている。1969年の映画だが、昔の映画人の職人技に驚くしかない。
今回の神保町シアターの瀬川昌治監督特集のチラシには、「泣いて!笑って!どっこい生きる!」というキャッチコピーがついていたが、まさに、「どっこい生きる!」というのか、どっこい、この映画はまだまだ続くよ…という感じだ。瀬川昌治の映画は。
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