2006/1/28

『三年身籠る』  映画

唯野未歩子の初監督作品。
浮気性の夫(西島秀俊)に悩まされる妻(オセロの中島知子)が身籠った子供がなかなか産まれず、ついに3年、身籠ってしまう。
女性監督の作品を「どうしたらこんな発想をするんだろう。女性の発想と感性は凄いなあ」という風に言うと、そういう見方は女だから、男だからという先入観で見ているのではないか?なんて批判されるかもしれないんだけど・・
でも、こういう映画を見ると、やっぱりそう思ってしまう。

これは西島秀俊(この役はまさに西島が適役)が演じる未熟な男が父親になることを自覚するまでの物語でもあるのだろうか。

以下は、この映画がそういうことを言っているわけではないのだが、連想して思ったことだけどー。

今の時代は子供が産まれても父親としての自覚が持てない未熟な男が多い。だから産まれるまでの準備期間が3年ぐらいあったほうがいいのかもしれない。成人になるまでの準備期間が20年では足りず30歳成人説が言われるようになったように父親であることを自覚するまでの期間が3年いるのではないだろうか。もちろん実際には人間の体が3年身籠ることは不可能なんだけど、だから子供が3歳になるまでは父親はまだ父親になっていないのかもしれないなあと。今時の未熟な男は子供が3歳になった頃にようやく父親としての自覚が持てるようになるのかもしれない。

追記
あとでパンフレットを読んだら唯野未歩子監督自身が似たようなことを書いていたのを発見したが、上で僕が書いた連想はその文章を読む以前に書いたもので、映画を見ながら連想したことである。
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2007/1/8  13:41

投稿者:kusukusu

TBとコメント、どうもです。

>社会に出ることを猶予するモラトリアムは、1対1の関係にまで持ち込まれていますね。

うーん、他人事とは言えない話題ですね・・(笑)

2007/1/8  13:07

投稿者:kimion20002000

TBありがとう。
社会に出ることを猶予するモラトリアムは、1対1の関係にまで持ち込まれていますね。子供を持つという事態に立ち会ったときに、その自覚がもてない男性は、本当はほとんどではないだろうか、と思うほどです。
その意味で、この考えるあるいは体験する時間を仮構することは、面白い発想だと思います。

http://blog.goo.ne.jp/kimion20002000/

2006/3/19  0:55

投稿者:かりめろ

はじめまして!かりめろ@かりめろ日記と申します。
親というのはやはり自覚的に「なる」ものですよね。今は親になる前に、親で「ある」ことを求められてしまうせっかちな時代で。冬子のように、ゆったりと自分の子や夫を受け入れるだけの時間があれば、また違う社会になるんだろうなぁと思いました。
親になる覚悟のない私には何も言う資格なさそうな気もしますが(笑)
TBさせていただきますね。

2006/2/2  13:05

投稿者:kusukusu

コメント、有難うございます。
たしかに『ある子供』に通じる要素はあるのかも。
『ある子供』のような話を日本でやるとすると、役
者は誰にしようかと考えるとやっぱり西島秀俊が浮
かんでくるような気がしますね。

2006/2/2  10:28

投稿者:マダムクニコ

>未熟な男が父親になることを自覚するまでの物語でもあるのだろうか

同感です。
「ある子供」にも通じる、成長物語ですね。

http://blog.goo.ne.jp/mt1936_001

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