2006/2/6

『続清水港(清水港代参夢道中)』  映画

新文芸座で『続清水港(清水港代参夢道中)』鑑賞。結局、見に行ってますが・・。
次郎長シリーズの番外編で、片岡千恵蔵が現代からタイムスリップして森の石松になってしまう話と聞けばやはり見たくなってしまうのですが、いやー、本当にひたすら面白い。1940年のこの作品よりも面白い日本映画が近年、果たして何本、あるのだろうか・・。
現代の舞台の演出家(片岡千恵蔵)が演出する芝居のアイデアを考えているうちにタイムスリップして(というか、夢の世界なのかもしれないけれども)江戸時代の森の石松になっているという話で、話の構造が二重構造になっているところがまず面白い。物語というものはこうやって面白くするんだと思う。
また、マキノ映画の特徴だけど、エキストラひとりひとりに至るまで芝居がついていて、画面に写るすべての人間のちょっとした仕草、動きでなんともマキノ的な空間を編み出している。早撮りで知られたマキノだけど、決して雑に撮っているわけではなく、むしろ、エキストラひとりひとりに芝居をつけ、画面の細部に至るまで徹底的にマキノ的空間をつくりだすという点では完全主義者だとも言える。
それから、やはりマキノ映画の特徴である、轟夕起子が演じる女性の勝ち気なキャラクター。マキノ映画に出てくる女性はなんともモダンで魅力的。
さらには、ところどころ、浪曲のような語りが入り、これがミュージカルというのかオペレッタの感じになっている。
マキノ映画の魅力満載の作品でした。
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2006/2/7  1:29

投稿者:Wac

こんばんは。結局わたくしも行きました。VIDEO持っているのですが、やはり一度スクリーンで観てみたかったです。これは、文句なしに大好きです。見事な構成、演出ですね。虎造の浪曲だけをただ聞かせるだけのカットですら、見入ってしまいます。通常、浪曲だと一人でやるところを千恵蔵と掛け合いでやらせてしまう三十石船の何度見ても固唾を飲んで笑ってしまいます。(変な表現ですが)あと、七五郎の家にいってから、シリアス且つ滑稽なやりとりのところで、轟夕起子が笑っているのが面白かったです。

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