2006/2/12

『思ひ出の曲』と次郎長もの2本  映画

京橋のフィルムセンターで『思ひ出の曲』を見てから、渋谷シネマヴェーラで『次郎長三国志 第九部 荒神山』『次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊』の2本立て。デトレフ・ジールク(ダグラス・サーク)にマキノ2本という、まあ、最高に至福の組み合わせだな。
『思ひ出の曲』は1936年の作品だが、アメリカに渡ってダグラス・サーク名になる以前のデトレフ・ジールク名のドイツ時代にすでにメロドラマとして完成された作品をつくっていたんだなあと思う。サークらしい、御都合主義とも言える強引な展開があれよあれよと物語を進めていく語りのすごさ。
語りの上手さではマキノの次郎長ものもひけを取らず、マキノ節というのか、ちょっと説明的にも思える台詞が義理と人情と意地の張り合いのやり取りとして面白くテンポもよく語られるあの語りはやはりある種のマジックのようなものに思える。
『海道一の暴れん坊』の、初めて女に惚れた森の石松(森繁久弥)と娼婦、夕顔(河合玉江)のドラマはやはり泣けるのだった。
こうした映画が当たり前のようにつくられていた時代があったんだなあとため息。
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2006/3/26  20:11

投稿者:kusukusu

なるほど。ナチスを逃れてハリウッドにいったドイ
ツ映画人がいかにハリウッドに影響を与え、礎を築
いたかを考えるのも面白いですね。

ヒットラーがいなかったら映画史のみならず世界史
が大きく変わっていたでしょうが。

2006/3/24  22:15

投稿者:FOSSE

「ニノチカ」も観ていない人間が、偉そうなことは言えませんが、ヒットラーが画家で成功して政界進出しなかったら、映画史は変わったかも。
かつて、ゴダールは、すべての映画はハリウッド映画である、といったそうですが、ハリウッド映画とはウーファ映画が礎を築いたのでは……。

「思ひ出の曲」は、脇役の下着セールスマンが楽しい。あれは、マーロン・ブランドが出てきて俳優の演技の質が激変してから消えてしまったお芝居の楽しさですよね。

2006/3/23  1:44

投稿者:kusukusu

ルビッチもダクラス・サークもハリウッドに行く以
前のドイツ時代からやはり凄い映画を撮っていたの
でしょうか。(ルビッチのドイツ時代の作品は未見
ですが。)デトレフ・ジールク(ダクラス・サー
ク)は妻がユダヤ人だったのでナチスを逃れてハリ
ウッドへいったわけですけれども。

2006/3/22  22:55

投稿者:FOSSE

「思ひ出の曲」を、21日、フィルムセンターで見ましたが、まったく予備知識もなく観たので、吃驚しました。
「生きるべきか死ぬべきか」とタイマン張れる超絶技巧映画じゃないですか。
いろんな人物のエピソードが、最後には収まる所に収まる見事さ。「冬ソナ」まで入って(笑)、82分かよー。

2006/2/13  1:06

投稿者:秋日和

第十部はないんですね。
ボクは三、四、五が未見です。
見た中でいちばん好きなのが第二部です。

http://mycasty.jp/akibiyori/

2006/2/13  0:57

投稿者:kusukusu

コメント、有難うございます。

>夕顔は泣けましたね。
石松死んだ〜と。

石松の最期で開かないはずの目が開く。ハッとしま
すね。

>あと、最後の次回予告がいつも楽しみです。
よ〜し、次も見るぞ!という気分になりますよね。

そうですね、『荒神山』の最後の予告編を見るとこ
れは面白い作品に違いないと思います。実際には第
十部はつくられなかったので本編は残念ながらない
んですね。

2006/2/13  0:43

投稿者:秋日和

こんばんは。
kusukusuさんとご一緒だったのですね。
夕顔は泣けましたね。
石松死んだ〜と。
あと、最後の次回予告がいつも楽しみです。
よ〜し、次も見るぞ!という気分になりますよね。

http://mycasty.jp/akibiyori/

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