2006/2/20

『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』  映画

『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(ジェームズ・マンゴールド監督)
文句なしの傑作でしょう。
ちょっとフランク・キャプラを思い出させるようなところもある話なんだけど、実話そのままであるらしい。プレスリーでなくジョニー・キャッシュの話というのが渋い。プレスリーだと今のロックにまで通じているが、ジョニー・キャッシュはまさに当時のカントリーの代表(今の時代の音楽とは違う)ということなのだろうか。(なんて書いたけど、音楽についてはあまり詳しくないので見当はずれなことを書いているかもしれない。)(注)
この映画はセットや衣裳だけでなく、50年代、60年代のアメリカの心を再現することに成功していると思う。こういう世界もまたアメリカの一面だったんだと思わせられる。それは恋愛面における心もそうであり、不倫のラブストーリーなんだけど、たぶん今の時代の不倫の恋愛とは微妙に異なるものなのではないかと思う。ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)とジューン・カーター(リーズ・ウィザースプーン)の恋の駆け引きはだから妙に新鮮で凛々しく思える。しかも、その切なさが歌に託されてつづられているのだから涙なしには見れない。
『ホテル・ルワンダ』でも好演していたホアキン・フェニックスが歌唱力まで披瀝して熱演。アカデミー主演男優賞の候補になっているようだが、受賞しても当然かと思われる。

(注)
僕はよく知らないので、映画の印象からジョニー・キャッシュは当時のカントリーの大御所で今の時代のロックとは違う人なのかなと思ったのだが、あとで聞いたら全然、そんなことはなくロックにも大きな影響を与えた人であるらしい。やっぱり見当はずれだったようで、すみません。
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2006/12/18  1:28

投稿者:kusukusu

>キャプラのような所がありましたか?

これは、兄弟の関係。兄の死をずっと引き摺っているところがちょっと『素晴らしき哉、人生!』を連想して、こう書いたんですね。『素晴らしき哉、人生!』に、自分がいなかったら周囲の人間はどうなっていたか?という話が出て来るけど、『ウォーク・ザ・ライン』の主人公も、あの時、死んでいたのが兄でなく自分のほうだったらどうなっていたか、自分よりも兄のほうが生きるべきだったんじゃないか、自分のようなクズ人間は兄のかわりに生きるに値する人間だったのだろうか・・ということをずっと引き摺っているように思って、そこが『素晴らしき哉、人生!』に通じる主題だと思ったんです。

2006/12/17  12:40

投稿者:gershen

キャプラのような所がありましたか?私は音楽
は知っていました、キャシュの黒い長いベール、
この歌は男の中の男の歌、誰が歌ってもキャシュ
の歌、バンドも歌っていたね、キャシュは歌う事
が好きだったんだよね、監獄でのコンサートは
良かったよ、このアルバムが一番好きですよ。

2006/2/28  22:15

投稿者:kusukusu

はっちさん、コメント、どうもです。
うーむ、僕はこの映画を高く評価していますが、
はっちさんご指摘の点はたしかにその通りですね。
反論しようがないです。
まあ、2人の女を同時に幸せにすることはこの主人
公にはとても無理でしょうから仕方がないでしょ
う。いや、ある種、破滅型のタイプのようですか
ら、2人どころか、誰からも見捨てられて孤独に死
んでいくタイプの男だったのかもしれない。ジュー
ンが見捨てず、ジューンひとりとだけでも幸せを築
けただけでもよくやったほうではないでしょうか。

ところで、はっちさんの記事で「オペラ座の怪人」
のエイミー・ロッサムの話が出てきますが、エイ
ミー・ロッサムの歌唱力に関しては「歌追い人」と
いう作品をご覧になってみてください。この作品で
のエイミー・ロッサムの歌唱力に驚かされました。

2006/2/28  21:44

投稿者:はっち

お邪魔します〜♪

イイ映画でしたよ!でも、キャッシュがお決まりの麻薬&女でヴィヴィアンを悲しませるのがイヤだったなぁ・・・キャッシュ&ジューンは、ハッピーエンドなんでしょうが、ヴィヴィアンはどうなったんじゃ?って思ってしまった。


http://hatchi.jugem.jp/

2006/2/23  1:04

投稿者:kusukusu

銀座テアトルシネマは水曜日1000円なので、
『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』、2度め
の鑑賞。
この作品が傑作なのは物語の語り口の単純さにあ
る。これこそがアメリカ映画なのだと思う。

2006/2/20  23:29

投稿者:kusukusu

秋日和さん、コメント、どうもです。
ほんと、この映画、オープニングで早くも震えがき
ましたね。僕もオープニングを見ただけでこれは
ちょっと真面目に見ようかなと思いました。(いつ
も不真面目に見ているというわけでもないですけれ
ども。)

2006/2/20  18:05

投稿者:秋日和

TBありがとうございます。
アメリカ映画の底力を感じさせる作品でした。
オープニングのあのコップの水が揺れているところで傑作であることを確信しました。

http://mycasty.jp/akibiyori/

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