2006/2/23

パレスチナ、首相にハニヤ氏擁立  イスラエルとパレスチナ、中東

(ニュース)
パレスチナ ハマス、首相にハニヤ氏擁立 創設者側近で穏健派
【カイロ=加納洋人】パレスチナ評議会選挙で圧勝したイスラム原理主義組織ハマスは十九日、自治政府首相にガザ地区幹部のイスマイル・ハニヤ氏(42)を擁立することを決め、アッバス自治政府議長に伝えた。議長は同日、ガザ地区に入り、ハニヤ氏らハマス幹部と組閣や今後の政策などについて協議する。
 ハニヤ氏はハマス創設者の故ヤシン師の側近を務め、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハなどパレスチナ各派と良好な関係を持つ穏健派。対イスラエル政策では現実路線を模索しているとされる。評議会選挙では、ハマスの比例代表名簿の第一位だった。
 首相の任命・罷免権は議長が持つものの、評議会の承認が必要であるため、議長は、評議会で過半数を占めるハマスの意に反した首相任命が事実上できない。そのため、アッバス議長は今後、ハニヤ氏を正式に首相に任命し、組閣を要請することになる。首相任命後、五週間以内に組閣し、評議会の承認を受けなければならない。
 ハニヤ氏は十九日、「議長や各派との対話を図ることが最優先課題だ」と述べ、ファタハを含むパレスチナ各派を取り込んだ連立政権の樹立を目指す意向を示した。
 一方、イスラエル政府は十九日の定例閣議で、今後の対応を協議し、イスラエルが代行徴収した自治政府の税金の送金停止などの対パレスチナ制裁措置を閣議決定した。
 オルメルト首相代行は閣議の冒頭、「ハマスが評議会で最大勢力となったことで、自治政府が事実上、テロリスト政府となったのは明確だ。ハマスの加わるパレスチナ自治政府とは一切交渉しない」と明言。強硬姿勢を強めている。
 制裁措置は、ガザ地区とイスラエル間の検問所の警備強化やハマス議員の移動制限の強化など。イスラエルは制裁措置により、ハマスに対し、イスラエルの存在権を否定するハマス憲章の修正や武装解除を迫る方針だ。
(産経新聞、2月20日12:18)
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