2006/6/12

ハマス 住民投票に反対を表明  イスラエルとパレスチナ、中東

(ニュース)
<パレスチナ>「2国家共存」文書の支持撤回 ハマス幹部ら
 【エルサレム樋口直樹】イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を盛り込んだ政策文書をイスラエルの獄中で作成したイスラム原理主義組織のハマスとイスラム聖戦の幹部らが11日、文書への支持を撤回すると発表した。アッバス・パレスチナ自治政府議長は政策文書の是非を問う住民投票を来月26日に実施すると発表している。獄中幹部の支持撤回は住民投票に反対するハマス指導部に従ったものとみられ、政策文書への支持低下につながる可能性が出てきた。
 政策文書はイスラエルで服役中のパレスチナ武装各派代表らが作成し、全18項目。イスラエル占領下のヨルダン川西岸とガザ地区を領土とするパレスチナ国家を建設し、イスラエルとの「2国家共存」を目指すことなどが盛り込まれている。
 政策文書には自治政府を主導するハマスの幹部や、アッバス議長の支持母体であるファタハの幹部らが署名していた。議長はパレスチナ社会で絶大な尊敬と支持を得ている獄中幹部らの“お墨付き”を旗頭に住民投票を推進していただけに支持撤回は手痛い打撃になりそうだ。
 獄中ハマス幹部は、パレスチナ各派の融和を目的に作成した政策文書をアッバス議長が政争の具に利用していると非難している。支持撤回表明を受け、ガザ地区で記者会見したハマスのアブズフリ報道官は「今や政策文書を支持しているのはファタハだけだ」と指摘、住民投票への反対を改めて表明した。
(毎日新聞、6月12日10時18分更新)

パレスチナ住民投票、ハニヤ首相が反対を表明
 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治政府のアッバス議長は10日夜、ガザ地区の議長府でハマスのハニヤ首相と会談し、イスラエル生存権承認の是非をめぐる住民投票を7月26日に実施する意向を正式に伝えた。
 また、ハマスが投票日までに生存権承認に応じれば投票は行わないと約束した。
 会談後、ハニヤ首相は記者団に「住民投票には反対だ」と述べる一方、生存権承認をめぐる協議には今後も応じる方針を示した。
 議長府報道官によると、議長は、米欧の援助停止による財政危機を回避するためにも、住民投票は重要だと首相を説得した。両者は11日も会談することで合意した。
 一方、ハマスの軍事部門は10日に続き、11日もガザ北部からイスラエル南部スデロットに対するロケット弾攻撃を行い、1人が負傷した。これに対し、イスラエル軍はガザ北部で、ハマス系武装組織のメンバー2人をミサイル攻撃により殺害した。
(読売新聞、6月12日1時45分更新)
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