2006/8/28

日本が進める「ヨルダン渓谷開発構想」を批判する  イスラエルとパレスチナ、中東

*関連する前記事
日本が中東和平で進める「ヨルダン渓谷開発構想」とは?
http://blue.ap.teacup.com/documentary/829.html

上の記事で書いた日本が計画している「ヨルダン渓谷開発構想」ですが、これはちょっと危うい感じがします。
基本的にはパレスチナ自治区内のヨルダン渓谷を開発して経済的に力をつけるということはパレスチナ独立国家をつくる上でいいことのように思えるのだけれども、そこがパレスチナが完全に統括して管理できるのかは不透明であるわけです。
上の記事のリンク先には以下のようにはっきり書かれています。

>ヨルダン渓谷内の多くの地域は未だに民生及び治安の両面においてイスラエルの管轄下(注)にあり、イスラエルは国家安全保障に関する戦略的な位置付けから、ヨルダン渓谷における潜在的資源を保持し続けたいものと思われます。
もし、ヨルダン渓谷の位置付けを、イスラエルにとっての国家安全保障の観点から論じ合えば、常に自国の安全保障を何よりも最優先するイスラエルが容易に返還するとはとても考えられません。

ここに書かれているようにイスラエル側が管理を手放すことがないところならば、開発して、そこに団地を築いたとしても、それはイスラエル側が管理するもとでパレスチナ人が住み働くみたいな形になる可能性が高いのではないでしょうか?
続けて

>しかし、将来的にパレスチナが独立した国家となるのであれば、経済的に自立した国家を作って行く上では、開発のポテンシャルが高いヨルダン渓谷はパレスチナにとってなくてはならない地域なのです。

と書かれていますが、パレスチナ独立国家が実現するのかどうかも見通しがつかないでいる現在の状況でこうした計画をどんどん進めることには危惧を感じます。
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