2006/10/22

耐震偽装問題に関する国土交通委員会での答弁(2)  時事問題

○馬淵委員 私は通告の中で、これは新聞報道がなされて、そして、時系列ですべて確認をしてください、すべて省内で調べてくださいということでお出しをいただいた、その経緯の中にもございません。御存じない部分は仕方がないとしても、今、十月の二十四日の部分というのは、私はこのことについては、この立入検査の中で調査対象となったという証言を得ておりますから、これについては、私はきょうお答えいただけるものではないかと思っておったわけです。確認をお願いします。
○山本政府参考人 直ちに確認をして答弁をいたします。
○馬淵委員 これは確認して答弁をいただきたいと思います。
 とば口ですので、まだ入り口ですので、順次、ちょっと先に質問をさせていただく部分を聞かせていただきます。
 十月二十四日の段階で御存じかどうか確認していただくということですが、少なくとも、二月の中旬にイーホームズが確認をし、そして二月の二十八日に埼玉県に伝え、そして三月の三日にイーホームズから国交省に連絡が来、三月の二十日に埼玉県から連絡が来たということであります。
 さて、三月の二十日、この日に埼玉県から国交省に鶴ケ島のマンションに疑義ありということで、これについてはきちんと調べて報告するようにと指示を出されたとあります。そして、三月の三日の段階で、イーホームズからの連絡に対しても、これはお手元の資料2で、経緯を示した国土交通省の資料でありますが、特定行政庁に報告するよう指示をされたというふうに国土交通省はおっしゃっておられます。
 私は、イーホームズの関係者の方からもお話を伺いました。三月三日、イーホームズが国土交通省に連絡をしたときに、これは田中補佐に連絡をされたそうでありますが、国への報告は特定行政庁から受けるため、特定行政庁に報告の上、協議するように、このように指導があったとお聞きをしております。これに相違ございませんか。
○山本政府参考人 三月三日にイーホームズから電話がありました際に、担当者は、それぞれの特定行政庁にきちんと報告するようにイーホームズ株式会社に伝えたと聞いております。
○馬淵委員 それぞれの特定行政庁にきちっと報告するようにと指示を出された。今私がイーホームズの関係者から聞き取ったことと同じ意味ではありますが、文言としては、特定行政庁から受けるんだ、だからそこでちゃんと特定行政庁に報告してくださいねという指示を、指導をした。これはほぼ一致しているのではないかと思います。
 さて、こうした、一たん三月三日に民間の確認検査機関から情報を得た段階で、特定行政庁から上げてくるんだということでお待ちになられた。そして、それを受けたのが三月の二十日でありました。三月の二十日に埼玉県から国交省は疑義ありをお受けされたわけでありますが、三月二十日、疑義ありの報告を行う以前の段階で、埼玉県は当然ながらに調査を行っています。
 そして、その調査とは、ヒアリングであったり、あるいは文書の提出であったりするわけでありますが、埼玉県が三月十七日に、イーホームズ、そして元請のタムラ、田村水落設計、これは構造の下請ですね、それから地域機関ですね、飯能県土整備事務所、埼玉県の建築指導課、こういったところが集まって、そしてこの問題についての議論を行っています。
 特定行政庁にまず上げてくださいね、このように国土交通省は三月の三日の段階で投げ返している。そして、特定行政庁はそのようなことを調べるということをされているわけでありますが、私は、この一連のやりとりを見ると、昨年の十月の、あの耐震偽装発覚の当時の初動がおくれたということを思い出すんです。
 お手元には資料4、ごらんいただきたいと思いますが、これは国土交通省がイーホームズとのやりとりをメールとしてお出しいただいたものであります。イーホームズが二十六日の午前十時五十分に第一報を投げられた。それに対して、二十六日の二十三時五十五分に、これについては、「本件につきましては、当方に対して特にご報告いただく必要はございません。」という言い方になっています。これについては米印で、「個別の案件については、申請者と指定確認検査機関、特定行政庁で対応されるべきとの認識。」このように注釈もされています。つまり、あくまで自治事務であるから、これは特定行政庁でやってくださいねと、昨年の十月の段階でも一たんこのように投げ返している。
 そして、その後、問題の大きさが徐々に徐々に国民の知るところとなり、建築基準法の改正までこれは突き進まねばならない、また、捜査当局の捜査も進展するという状況の中で、大きな問題となっているということを国交省は認識されていたはずです。自治事務でありながら、しかし、三月の三日段階で、特定行政庁でとにかく上げてください、このように返された。そして、お待ちになられた、三月二十日まで。
 これについては、これは端的で結構ですが、大臣、こうした対応というのは問題はないでしょうか。いかがでしょうか。
○北側国務大臣 まずは特定行政庁の方で、調査をする、また、イーホームズから話を聞く、関係者から話を聞くということが先決であるというふうに思います。
○馬淵委員 特定行政庁から報告を待たねばならない、これは法律のたてつけの中ではそうかもしれません。しかし、問題に対して積極的に取り組む、あるいは問題の周知を徹底的に行うということを、国土交通省としてやはり国民に知らすべきではないかということ、私はこれは予算委員会の中で、二月二十一日の質疑の中でも、熊本県の八代市、あるいは熊本市、こうした県の行政庁に対して、報告を待つだけではなく、しっかりと国土交通省としてリーダーシップをとるべきではないかということをお伝えさせていただきました。
 もちろん、自治事務にゆだねているんだということのたてつけはよくわかっています。しかし、何度も申し上げるように、国民が不安に思っている状況の中で、なぜこのように放置されていくのか、私はこの点に対しては極めて問題だな、そう感じざるを得ません。
 さて、三月の十七日、先ほど申し上げた二十日に国交省に連絡が行く三日前ですね。三月十七日、埼玉県では打ち合わせを行っておりました。埼玉県の打ち合わせにおいて、どのような打ち合わせを行っていたか。関係者を呼んで、これはイーホームズやヒューザーや、あるいは姉歯といった方々がやったこの問題と同様に、関係者を一堂に呼んで、ヒアリング、聴聞が行われているわけであります。
 ここに資料5がございます。これはタムラ建築設計事務所の議事録でございます。関係者から入手をいたしました。
 この議事録を見ますと、これについて、まず本件について、これはミスなのか偽装なのかということを最初に地域機関がお尋ねをされています。ミスなのか偽装なのか、まずこのことにつきましてお尋ねをしたいんですが、ここで、お答えは、「未完でした。」と回答しています。これは田村水落設計です。構造を担当したところ。「設計期間が短く、確認申請を早く下ろすよう施主から言われていました。計画変更をしていく中で、整備していく予定でした。」と回答されています。そして、これについては、イーホームズの担当者はこれを知っていたと言われていますが、イーホームズは知っていたんですかと聞かれると、「担当者に聞いた所、知らないということでした。」ということで、ここは知っている、知らないの水かけ論となるかもしれません。
 三月の十七日の段階で、このように当事者が一堂に会して、この案件についてミスなのか偽装なのかという議論をされております。
 この三月十七日の議論については、国交省は把握されていますでしょうか。
○山本政府参考人 打ち合わせの詳細については承知しておりませんが、十七日の打ち合わせの事実については報告を受けております。
 なお、先ほど御下問のありました二十四日にイーホームズに立入検査したときの調査対象となっていたかどうかという御質問でございますが、十月七日に、関係者と名乗る者から、イーホームズは建築基準法において備えつけることを義務づけている帳簿を備えつけていない旨の電話がありまして、立入検査を二十四日に行ったわけですが、この際、帳簿の不備だけでなく、天空率の審査について不備があるという内容でございました。そのために、この二十四日の立入検査に際しまして、新宿支店の二物件を、天空率について審査をしている二物件を抽出いたしました。そのうちの一つが鶴ケ島の物件だったということは事実でございます。
(つづく)
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