2006/10/22

耐震偽装問題に関する国土交通委員会での答弁(3)  時事問題

○馬淵委員 天空率の問題でというふうにおっしゃいましたが、十月二十四日の段階で、少なくともアップルガーデン若葉は、調査対象として一度は国交省はこれについて確認をされたという事実があることは今わかりました。さて、今お話は、偽装ではない、偽装のことが発覚したのは二十六日以降ですから、この段階では承知はされていなかったかもしれませんが、天空率の部分でアップルガーデン若葉は一度はその対象になったという事実がございます。
 次に、話をもとに戻させていただきますが、今、三月十七日の段階で、こうした議論、これは一体どういうことなのかということを埼玉県が行っているということについては十分承知はされておられないということでありますが、ここにありますように、まず、ミスなのか偽装なのかということの質問に対しては、これは未完なんだという回答をされている。この未完だから計画変更にて差しかえていくんだということが、どうもこの担当設計会社の考え方のようであります。
 この5の下の方を見ていただきますと、何回か提出していくということがイーホームズ側からも説明されています。しかし、三月十三日、提出資料はまだオーケーになっていませんと回答をされています。つまり、とりあえず未完のものを出した、そして建築確認申請を通った。しかし、後で見れば疑義が出てきた。イーホームズ側は、耐震偽装が発覚する中で、これは大きな問題だということで確認を始めた。すると、いや、これは偽装ではありません、未完なんですと言って、差しかえるんだと言っている。
 国交省、ここでお尋ねをしたいんですが、この偽装ということについての定義はどのようなものでしょうか。
○山本政府参考人 今回の調査におきましては、設計者本人が偽装を認め、その事実が特定行政庁において確認された場合、あるいは、本人が認めていない場合でも、計算過程で明らかに意図的な差しかえを行っていることが確認された場合、または意図的な差しかえを行わなければ得られないような出力結果が確認された場合、特定行政庁において偽装と判断しております。
○馬淵委員 それではお尋ねをしますが、このように未完のものを入れて、これは意図的にです、未完なんだけれども、それを数値を入れた。差しかえたんです、差しかえて出して確認検査を受けた。適法ですか、適切ですか、大臣。――では、局長で結構です。
○山本政府参考人 建築確認の制度は、建築計画が建築基準関係規定に適合しているかどうかを書類で審査するものでございます。したがって、未完成のものを出して後で差しかえるというような仕事に対する態度は、言語道断で、法律に違反するものでございます。
○馬淵委員 今、違法であると局長から明確な答弁をいただきました。
 この本件は偽装ですか。
○山本政府参考人 具体的な本件については、事実関係も含めて今検証中でございますので、それが明らかになった時点で判断すべきものと考えております。
○馬淵委員 明らかになった上で御判断いただきたいと思いますが、少なくとも、この議事録や、あるいは関係者の証言の中から得られるものの中から見れば、明らかに国土交通省が定義をする偽装に当てはまる内容であり、言語道断と局長のおっしゃる、このようなことが明らかになっている状況においても、この三月の十七日の段階、あるいは三月三日の段階、いや、もっと言えば二月の十七日の段階、今もってこうしたことが行われている現状があります。
 私は、かねてより制度の本質的な欠陥があるんだと申し上げてきた。そして、その欠陥の制度の上にあぐらをかいている業者が今もってこうしてある。
 大臣、いかがですか。何度も何度もこの問題について、私は国交省にこうした状況をよく把握してくださいとお尋ねをしているわけでありますが、大臣、改めてこうした状況を見て、本件がまだ調査中であるというような言葉はどうか言わないでください。どうか大臣、本当に国民が見ているわけです、真摯なお答えをいただけませんでしょうか。
○北側国務大臣 いただいたこれは埼玉県の議事録でしょうか、埼玉県の出している議事録ですね、この5というのは。(馬淵委員「5はタムラ設計ですね」と呼ぶ)タムラ設計ですか、失礼しました。
 タムラ設計の出した、その議事録に書いてある事実どおりだとするならば、この設計士は、「設計期間が短く、確認申請を早く下ろすよう施主から言われていました。計画変更をしていく中で、整備していく予定でした。」このような、これが事実であればということでございますけれども、このようなことは、今局長が申し上げたように、これはあってはならないことでございまして、実態としてこういうようなことがよくあるということであれば、それこそ、そこを改善していかないといけないというふうに思っております。
○馬淵委員 相変わらず起きているんですよね、こういうことが。すべてを監視せよなどということは無理なことはわかっています。しかし、現状ではこうしたことが起きている。だからこそ私は、国土交通省がリーダーシップを持って、もっと厳しく事に当たらねばならないのではないですかと。これは、昨年来、そして予算委員会でも、たびたびの一般質疑の中でも御指摘をさせていただいたわけであります。
 さて、先ほどの話の流れの中でいうと、国土交通省は、あくまで特定行政庁にゆだねているんだ、みずからは、こちらがどうだということではなく、待っているんだ、こういう御答弁でありました。
 その三月二十日の後に、国土交通省が特定行政庁から御連絡をいただくのはいつでしょうか。端的にお答えください。
○山本政府参考人 埼玉県からその後報告がございましたのは、五月十七日、国土交通省関東地方整備局に対してでございます。
○馬淵委員 関東地方整備局に報告がありました。そして、建築指導課、国土交通省ですね、国土交通省に対して、埼玉県から直接御連絡があったのはいつでしょうか。
○山本政府参考人 国土交通省本省に対してでございますか。(馬淵委員「はい」と呼ぶ)
 大変失礼しました。五月二十六日金曜日の午後に埼玉県の担当者から報告を受けました。
○馬淵委員 これは、お出しいただいた資料に、新聞社よりの取材があった旨の報告があったということでありますね。五月の二十六日に埼玉県より、新聞社の取材があった。つまり、この新聞社の取材というのが、この六月一日報道の朝日新聞の取材であります。これも私は、このことについて確認をさせていただきました。
 さて、こうした取材の報告があった上で、六月一日に、今お手元にお配りした資料のように新聞報道がなされたわけであります。この夕刊の報道記事を見まして、私は六月の二日、午前九時に鶴ケ島のマンション、アップルガーデン若葉駅前のマンションの建設現場に参りました。そして、工事中止の建設現場並びに工事を担当されているゼネコンの現場の所長にヒアリングをし、さらにそこから埼玉県庁に足を運び、建築指導課の方々のお話を伺うこととなりました。
 さて、国交省としては特定行政庁にゆだねてあるということで報告を待っているという状況であった、その後に国交省は、この事態が報道されるという状況の中で、埼玉県からどのような連絡を受けられましたか。
○山本政府参考人 埼玉県から、今回の問題の経緯、物件概要等について確認をいたしました。
○馬淵委員 それはいつですか。
○山本政府参考人 六月二日でございます。
○馬淵委員 六月二日に埼玉県から説明を受けた。
 そして、お手元の資料にありますように、私が赴きました、そして来庁した馬淵議員に経緯を説明した旨、これも建築指導課からファクスで報告を受けたということでありますが、こうした一連の報道の報告、あるいは議員がヒアリングに行った等の報告は、国交省としては特定行政庁に対して義務を課しておられますか。
○山本政府参考人 報告義務を課しておりません。
○馬淵委員 みずから進んで御報告をされたということであるかと思いますが、さて、もう一つ御確認をさせていただきます。
 この六月二日、埼玉県から、私が埼玉県に赴いた等の報告も受けておられる。そして、これは報道が出た後ですからね。報道が出る直前に報告を受け、報道が出た後、呼ばれて話を聞いた。まあ、来られたということでしょうね。来られたということで話を聞かれた。これは電話ですか、ごめんなさい、六月二日、電話で聞かれた。ファクスを受けたということでありますが。
 さて、イーホームズからの連絡あるいはイーホームズへの連絡というのは、三月三日、本件に対してでありますが、三月三日以降には連絡というのはとっておられますでしょうか。
○山本政府参考人 イーホームズとのやりとりはしていないと認識しておりますが。
○馬淵委員 これは確認をぜひしていただかないと、重要な問題だと思うんですが。
 六月二日、国交省の田中課長補佐はイーホームズの真霜危機管理室長に対して、国交省をたたこうとしている、倒そうとしている議員が動いているから資料を出せ、イーホームズの資料はどこにありますか、議員さんはそれを探しておられます、国交省に出してくれませんかとお尋ねをされたと聞いておりますが、いかがですか。
○山本政府参考人 その事実関係については確認しておりませんので、確認をした上で答弁させていただきます。(馬淵委員「確認してください」と呼ぶ)
○林委員長 確認できますか、山本住宅局長。
○山本政府参考人 今御指摘いただいたようなやりとりをした記憶はないということでございます。処分をした後、イーホームズとやりとりをしたのは、書類の引き継ぎについてやりとりをしたということでございます。
(つづく)
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