2006/5/6

花巻旅行記〜2006・春〜二日目・お墓参り編  旅行記

5月4日(旅行二日目) 〜お墓参り編〜

 ものすごくすっきり目覚める。今日はお墓参りに行く。
ニュースを見ながら、昨日、マルカンデパートの地下で買った朝食を取り、今日の服装を決める。
9時過ぎに宿をチェックアウトして、大荷物を持って駅まで向かう。
駅に向かう途中、有名なお菓子屋さんが開いていたので職場と東京の友人にお土産を買う。
大荷物をさらに増やして、駅まで歩く。
花巻駅のコインロッカーに大きい荷物を預けて、花屋まで行く。
その前に自動販売機で水を買う。
この水は飲むためのものじゃなくて、買った花を生けるためのものだ。
お寺の中の墓地じゃないので、水は持っていかないとどこからも得られないからだ。
花屋で赤の花が入らない束を二つ買って、道の反対側のバス停でバスを待つ。
10分もすると、新鉛温泉行きのバスが来たので一日乗車券でこれに乗り込む。
後乗り前降り型の、全体的にレトロなバスだ。
昨日のマルカンデパートの制服といい、岩手県民はレトロなものが好きなのだろうか?
途中下車して、お墓に向かう。
少し歩いただけでも汗ばむくらいの陽気で、晴れ渡る空が広い。
この空を見ていると、高村光太郎の妻・智恵子が「東京にはほんとうの空がない」と言った、その気持ちが判る気がする。
彼女が言ったのは、この岩手の空ではなく故郷・福島の空のことだったけれども。


 ちょっと墓地は記憶と違っていた。
墓地入り口あたりのお墓が整備されたらしく、一瞬、お墓がどこだかわからなかった。
「確か、このへんだ」
だいたいの見当をつけながら進むと、目指すお墓があった。
ここは母方の実家のお墓である。
持って来た花と線香を供え、手を合わせる。
本来ならお供え物でも持ってくれば良かったんだろうが、後始末ができないので今回は花だけにした。
祖母の十七回忌と祖父の十三回忌をやったのは、もう十年も前になる。
祖父の十七回忌はやったっけかなぁ?記憶にないや。
生きていれば、祖母は八十半ば、祖父は九十近くである。
そういえば祖父の弟(祖父に生き写し)は元気でいるだろうか?

 
 この墓には少なくとも五人入っている(曾祖父母・祖父母・幼くして亡くなった母の兄)のに、いずれも名前が残っていない。
墓石に彫られているのは、天保九年に亡くなり、戒名でかろうじて男とわかる、その人だけだ。
この墓に眠る以上、私の直系であることは間違いないのだが、そこまでのつながりが読めない。
最近、先祖調査をしているので、どうしてもお墓の名前を読む必要がある。
墓の文字をメモに書き写し、写真を撮る。
一般的には、墓地や葬式で写真を撮るのはよろしくない行為である。
が、書き写しただけでは間違っている場合もあるので、やむを得ない。
近くに住んでいて何回でも来れるなら写真を撮らなくてもすむのだろう。
東京からでは、年一回来るのがせいぜいだ。
不義理な孫がめったに来れない両親の分まで、墓に向かって精一杯謝っておくことにする。


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お墓の近くの大木と岩手の空。 
市街地方面に向かって撮っています。


<2日目・温泉編に続く>
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タグ: 花巻



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