4月9日(土)、12(月)・13(火)、山田ダムに釣行しました。
9日は、もともと家の用事があったのですが、それがなくなった為、急きょ出撃。さすがに土曜日、金曜日の夜勤が終わって直後に出発したものの、主だったポイントは、すでに釣り人でいっぱい。
奥広田のBW内には、かなりの数のヘラが入っている様で、最奥のポイントでは盛んにハタいています。(4日から始まったハタキは、この日が最後だった様で、10日(日)からは一服状態となりました。)私は、最奥から3つ目のポイントに釣り座を構えました。
ここは、道から水辺まで、ほぼ直角な人の背丈ほどある崖となり、皆が敬遠する場所です。ロープを使って上り下りし、ウェイダーを履いて腰まで水に浸かりながら、携帯ゴミ除けを組み立て、釣り台をセットしました。
対岸では、頻繁にハタキがあり、足元では1匹のメスを数匹のオスが追いかけ回しています。今日、釣らずにいつ釣るの?今でしょ!(古っぅー)
ドキドキしながら、8尺の飛造りを振り続けますが、ヘラは見向きもしません。たまに、近くを通ったヘラが糸ズレを起こす程度です。
私の右隣り(下手)には、去年の春の高山以来1年振りに再会した“F谷さん”、その右には“大御所”さらに右には“H本さん”がいますが、皆が口を揃えて言います『食わんなぁー…!』。
結局、この日も『また来たらえーやん!』と15時で納竿。
で、3日後、また来ました。7年前に入社した今の会社では、月に9〜10日確実に休めます。シーズン中は、そのほとんどを釣りに使わせてもらっています。23年勤めた以前の会社の時は、月に1度日帰り釣行が出来れば良い方でした。『金がある時は暇が無く、暇がある時は金が無し』(笑)
12日(月)、午前中に家の用事を済ませての出発。山田ダムに到着したのは、13時過ぎ。まずは、ダムサイトの様子を確認しました。前回と違って、ヘチを回遊するヘラは見られません。バックウォーターと比較すると、透明度が高く、水位も満水までにはかなりあり、ここはスルー。
次に、紀ノ国・野田原・奥広田のBW。まずは紀ノ国ワンドに向かいました。すでに一服状態にある事は、容易に想像できましたが、3ヶ所のBWでは、ハタキに若干のタイムラグがあり、もしやとの期待があったのです。
往年の1級ポイント“ドカン下の岩場”を覗いてみると、なんと、表層に魚影が見え、おまけにフキも多数上がっています。『ここでいい!』残りの2ヶ所のBWを見に行く事もなく、自信を持って『決定!』。

右手は、紀ノ国ワンドの最奥

左手は、本湖へ続くワンド入り口
さあーて、準備にとりかかるか…すると、なんと通り道に野グソの後が…『ガーン!』。『よりにもよって、ヘラ釣りのポイントにクソしやがって、しばくぞ!』仕方なく、引っこ抜いた雑草や笹を、上から被せて覆います。
気を取り直して、準備開始。対岸いっぱいに13mの携帯ゴミ除けを組みます。

対岸のヘラを狙います。

ゴミ除け、出して正解。

初日は13尺、2日目は15尺を出しました。
フキの出ている辺りに、ちょうどウキが立ちます。4本継ぎの13尺で、1本半程で底が取れるタチがあります。ウキ下60センチの宙から、10〜30センチの間で刻んで、探って行きます。しばらくエサ打ちすると、エサの重みで下バリだけが底に着く位か、下バリが10センチ程底を切った状態の時に、サワリが出る事が分かりました。
1時間程して、いいアタリが出ましたが、乗りません。エサのタッチを何パターンか試しても改善しません。そこで、ハリスの長さを、上22センチ・下32センチから、上32センチ・下42センチに変更しました。浅いタナではありますが、ウキのナジミに若干の時間が必要となると、さらに良いサワリが出る様になりました。で、加えてエサのタッチを柔らかい方向に持って行ったところ、やっと乗りました。
ところが、残念ながらマブ。その後、23時近くまでやりましたが、30分に1回位のペースで良いアタリがあるものの、釣れて来るのは、マブかコイ。タナが悪いのか?そもそも、ヘラがいないのか?
翌日は、15尺に変えてみましたが、やはり、釣っても釣っても、マブ・マブ……
『ウーン、今回もツキに見放されたか?クソッ!』
また来たらえーやん!


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