3月13日14日、高山ダム(治田)に釣行し、ボウズでした。
釣果が無いのに、ブログを書くのは大変です。ここ数回は自分の身を削って、ネタを提供して参りましたが、もう削る身もありません。
そのお腹に、たっぷり付いてるのは何や!
そこで、今回はさらっと簡単に済ませたいと思います。
13日、家族の用事を済ませて、現場に到着したのは17時過ぎ。そんな時間では、人気ポイントが空いている分けもない。しかし、早く場所決めし準備を始めないと、いくら日が長くなったとはいえ、暗くなってしまう。
前回の釣行時の事だった。ナイターをしていると、「どうですか?」と声を掛けて来る方があった。へぇー、ナイターだけしに来られたんかな?熱心だな!これから何処に入るのかなと思っていると、岬に通じる道の途中で、その方のライトが突然消えた。「えっ、何処行った?」休憩の際、向山橋の上から見下ろすと、直下にその方の釣り座があった。ほとんど垂直の橋脚の前、「こんなとこどうやって行ったんや?」翌日、岬に向かう道の途中に、そのポイントに向かうルートを発見したのであった。
「そうだ、あのポイントに入ろう!」釣果への期待というより、未知への興味が上回った。前回確認した時には、竹枠が組んであったのだが、今回は、それが岸に寄せてあった。「何でわざわざ?」確かにゴミは無い、ゴミが無い時にはかえって邪魔ではあるが、ナイター中に何時ゴミが押し寄せて来るとも限らない。いや、むしろ押し寄せて来て欲しいのだ。
端に寄せてあった、枠を元に戻してみるが、どうも気に入らない。「しょうがない、自作の携帯ゴミ除けを組み立てる事にするか・・・。」全ての準備が整いエサ打ちを開始した頃には、スマホの時刻表示は19時を過ぎていた。
10尺を出したが、床は全く取れない。ウキのトップに装着したデジケミの明かりが、水中に沈む様子を追って行くと、どうも4本程度の水深がある様だ。ちょうど釣り座のすぐ前が、川筋になるはずだ。ネットの地図を航空写真モードで見て、おおよその把握はしていた。
2本のタナでエサ打ちを開始、それは、回遊して来るヘラの遊泳層はこの程度はないかと・・・なんの根拠もないのだが、そう考えての事だ。約1時間を経過した頃、左斜め後方で何やらガサゴソと小動物の気配がする。振り向くと、エサボウルの所にヤツがいた。
ジャスティンやないかい!
いや、そんなにデカくないな・・・野ネズミかな?玉の柄で追っ払ったが、また、しばらくするとガサゴソ。今度は、シュペシーム光線をおみまいしてやった。
「真面目にやるか・・・」ウキの動きは・・・。デジケミの1点だけを追っているので、今一様子が掴み難い。釣友いわく「当たった時は、一瞬にして消し込むから・・・」と言うのだが、なんだかなぁー、サワリが分からんというのはなぁー、でもさっきからちょっとなぁー・・・
20時半近かったか、ずるっと大きく動いた。反射的に合わせてしまったが、「見送らなあかんかったかなぁー・・・」でも、ちょっとワクワクして来たよ。ついには、22時頃だったろうか、枠内でモジリが出た。しかしついぞ、アタリが出る事はなく、この日は23時半で竿を置いた。
翌日の釣り。「さて、どうするかな?」昨日から今日にかけて、数人の釣り人と情報交換したが、会う人会う人全てが口を揃えて言うのは「最近はナイター時合いで、昼間はさっぱりやな・・・」という事だった。「それだったら、場所を変えてもなー」そこで狙い方を変えてみる事にした。
沖目のボサ狙いで、かつ川筋からヘチとつながるカケアガリ部分を攻めようと、21尺で斜め打ちする事にした。実際、その辺りでモジリが発生していた。
さて、穂先を抜かれない様にしないとな。「12尺の穂先、あれから出て来たか?」と“高山の大御所”に言われてしまった。今日は、テープでしっかり補強した。
常連さん曰く、「そのポイントは、魚が走る時にヘチ狙いやな」「短竿で我慢した方がえーよ」「このポイント昼間は、ウキ光って見えへんからなぁー」その他、このポイントに関する様々な情報をいただいた。「なるほどなぁー、勉強になるわぁー!」
16時まで粘ったが、ウキが動く事は無かった。しかし、しっかり命の洗濯も出来たし、貴重な情報も得る事が出来た。
釣りから帰った翌日、入れ替わりで高山に行かれた“法師様”から電話があった。「“やっさん”大事なもん忘れて来てないか?」私はすぐにピーーンと来て「あー、あの案内板の下にあったコールマンの青い靴でしょ!あれね他の釣り人さんのですわ・・・」
私が置いて来た物といえば、次回へのチャレンジ精神か・・・
これで、さらっと済ませたつもり?
また来たらえーやん!

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