この日記、書こうか書くまいか大分悩んだ。
毎日が、息苦しい。
震災の報道を目にする度に、被害者の方々の苦痛が伝わって来る。
何も悪い事をしている訳ではないけれど、暖かい家の中で、温かい食事を摂り、入浴も出来るこの当たり前の生活に、申し訳ない気持ちになってしまう。
これまでどちらかと言えば、仕事をしている時にストレスを感じる事があったが、今は仕事をしている時が一番気が楽だ。
私の職場は、大阪市内のスーパーです。関東にある物流センターでは、建物の一部が損壊したり、停電による冷凍食品の大量廃棄等があり、多大な損害が発生しました。震災の翌日から、関西向けに用意されていた商品を、関東に回したり、広告からカップ麺等を削除したりの対応がなされました。
ここ4〜5日程は、結構な忙しさです。3t車で来店され、水・米・缶詰・レトルト食品を大量に購入されたお客様もありました。聞けば、震災にあった自分の会社の支店を救援に行くという事でした。店の入口近くには、お客様用にダンボールとガムテープを用意していますが、普段より早く無くなります。
売り場からは、ガスボンベ・単1単2の乾電池が無くなりました。他にもこの商品を、今これだけ購入する必要があるの?という光景が見られます。お米もトイレットペーパーもカップ麺も毎日、入荷しています。お気持ちは分かりますが是非、冷静になって行動してもらいたなと感じます。なかにはこんなお客様も、『昨日買ったものなんですけど、主人に叱られました。返金出来ませんか?』と言って、大量のロウソクとマッチを、サービスカウンターに持って来られました。
そんなこんなで、一日を終わり家に帰る。TVとPCの前に座って、軽い夜食を摂る。『震災のニュースは、もういい気が滅入る。』そう思ってチャンネルを有線に変えるが、しばらくするとやっぱり気になって報道番組に変える。
そこに映し出される様々な光景。家族を亡くし打ちひしがれている方、何も分からず回りに笑顔を振りまく赤ん坊、生きて再会出来た事に喜び合う人、これから先の不安に言葉を失くす人…
温かい部屋で食事をしながら、その光景をTVの画面を通して見て、目頭を熱くしている私は、ただの偽善者か?
何か出来る事はないか?あまり出来る事はなさそうだが、ほんの少しだが義援金には協力させてもらった。
TVの中でMCが言っていた『残された私達が、普通の生活をし、日本の経済活動を支えて行く事も、被災地復興の為の有効な手段の一つだ。』この言葉に、少し救われた。
去年の10月以降お休みしていた巨ベラ釣り、私のホームページやブログで今年の春に再開すると言っていました。その為か、最近になってサイトへのアクセスが少し多いです。3月になって、暖かい日も多くそろそろ出撃!というところでしたが、今回の震災で私のテンションは、急降下。
でも、普通に戻ろう!と思い、また気持ちが盛り上がってきたら、釣りに出かけようと思います。そしたらまた以前の様な、釣行記を書いて行くつもりです。

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