タイタニックが沈没するときに女性や子供を優先して救命ボートに乗せると、どうしても全員は乗れないと判った。そこで船長はアメリカ人に 「飛び込めばあなたはヒーローになれます」。ドイツ人に は「成人男性が飛び込むのはルールです」。そして日本人には 「皆さんもう飛び込んでおられます」という有名なジョークがある。
初めてこれを知ったとき、日本人はそう思われているんだ、当たってるかもと思ったがpeer pressure(集団内の同調圧力)という表現が英語にもあるんだし日本人特有の話かなという疑問は残った。ところが、この言葉の使用例を読むと仲間内で回って来たドラッグを断れなかった高校生の話だったりして、日本人の言う世間並みに行動しなければという考えからはちょっと違う気がする。
今回のコロナ騒ぎではあちこちでこの圧力を感じた。個人的には武漢肺炎と呼びたいのだが、WHOが差別を助長するなんぞとほざきだしたので、ちょっと圧力に屈してみた。そこまで言うなら香港風邪やスペイン風邪も呼び方変えてみやがれ。そもそもスペイン風邪はスペイン由来ではない。
ちょっと前まで、ライブハウスが俎上に載せられたのは記憶に新しい。3日続けて音楽を聴きに行ったらやはりツレどもから怒られた(笑)。でも危ないのは狭いところに大勢を押し込み、観客同士がハグやハイ5(いわゆるハイタッチ)をし合う様な所だ。僕が行くようなライブはそんな作法もなければ、満杯客にも程遠い・・・あ、演奏者の皆さん、ゴメンネ。
ちょっと街を歩くとマスクをした人ばかりだが、あんなもんでウィルスを防げると思っているバカばっかりじゃないはずだ。マスクの利点は自分の唾液飛沫を人様にかけないことだけだと思う。それでも気軽に検査が受けられない今、マスクにもそれなりの意味はあるだろうが、大半は他人がマスクしているから自分もしている・・・じゃないかな?
自分の健康状態に不信感を抱くまで、マスクに関してはちょっと付き合いを悪くしたいと思う。今の所、かけるのは入院中の妹を見舞う時だけにしている。欠品中のマスクだが、先日自作してみた。幸いなことに死んだ婆さんが大量のガーゼを残してくれた。これを折って両端に輪ゴムを通し折り返すだけのなんちゃってマスク(笑)。
ガーゼは使い捨てでも問題ないくらいの在庫があるのだが、綿なので熱湯やアイロンで消毒し、リサイクルも可能。不織布だと熱はご法度と聞いたが、やはり頼れるのは天然素材だな。ただ、輪ゴムを耳にかけると、見た目が悪く長時間かけると痛みが出る。丸ゴム紐は欠品中だがフリーサイズの髪留めゴムを100均で買って来た。オレンジ色の憎いやつ(爆)


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