各月のライブ会場は情報が全て分かっている訳ではない。特に師匠の場合、免許証を持っていないという特典??がある為、共演者が現地まで乗せて行くことも多く、会場名ですらあいまいな時がある。余りに不安な時は相手に電話をかけて確認することもあるのだが、ライブ会場が暇になる時間は勤め人(一応ぼーずは勤め人のハシクレ)が寝る頃であり、確認の電話はしづらいことが多い。
今月にあった伊賀上野のだんじり蔵も困った。ネットで探しても出てこないのだ。そもそもだんじり蔵とは祭りに使う山車(関西ではこれをだんじりと呼ぶ)を収めた蔵を指し、固有名詞ではなく、あちこちに存在するようなのだ。調べているうちにポスターがUPされており、そこに主催者の方の携帯Noが出ていたので、そこへかけて無事確認が出来た。
11月の予告編として師匠の名前がプリントされていたのだが、ポスターは10月用でありベーシストの天野SHOさんが写っていた。あれ?この間、奉納ライブで囃子の演奏とキーとテンポが合わず、思わずもうちょっと早く出来ませんかとお願いしたとか言うていたのはこの事だったのではないか。
囃子を演奏する人たちの返事がこれまた凄いのだ。『だんじり囃子は伝統芸能です。勝手に早く演奏しますと年寄りが怒ります。』キーとテンポが違って、それでも歌える人は余りいないと思う(笑)。思わずこのことを師匠にメール。早速『オイオイ、ほんまかいや。』のメールが返って来た。
その日の夜『まったく普通のライブやったで。』と師匠からメールが入る。いやー脅かしてしまい申し訳ないこって。大抵のことには動じない・・というか物事を悪い方には考えない師匠であるが、さすがにこれだけは心配だったようだ。

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