最近は日本でもあちこちでハロウィン衣装を見かける。残念ながら子供の頃はハの字も聞くことなく育ったので『Trick or treat』とやった覚えはない。大体、子供ぼーずはTrick and treat(いたずらするけど奢ってくれ)がモットーのクソガキであった。流行っていたとしてもやらなかったかもしれない。
ぼーずの祖父は孫に甘い人で、しょっちゅうプレゼントをくれる人だったが唯一無視したのがクリスマス。『なんで日本人が耶蘇の祭りをしなきゃならん』と一回もしてもらったことがない。因みに、この宣言?は教会で大受けだった。(耶蘇:ヤソとはイエスの事で広義のキリスト教なんだけど・・死語デスナ)
爺様が生きていれば『日本人が耶蘇の盆まで真似てどうする』と嘆いたことだろう(笑)。厳密にいうとハロウィンは本来のキリスト教行事ではないが、まぁまけといてもらいたい。
大昔、アメリカで毒入りの菓子が配られたという話を聞いた事があるが、都市伝説の香りもする。真相はどうなんだろう。確か桐島洋子さんの本でも開封されたお菓子は食べるなと子供に言っていたような覚えもあるので、昔からそういった話があったのだと思う。(食べさせてもらえなかったのは桐島かれんさん)
封がしてあってもハバネロのポテチなんてのを配られた日にはガキにとって十分致命的だろう。しかし、害のある菓子なんて、さすがはシャレのきついアメリカだと感心する。かの国にはHot Footというイタズラがあったそうだ。
手縫いの革靴が少なくなった現代ではこれまた死語かもしれないが、靴底とアッパーの隙間にマッチの軸を差し込んで火をつける冗談で、悪質なイタズラの代名詞だそうだ。但し、辞書を引いても『鮮明な足跡』としか出てこないので、今はすたれたのかもしれない(大体、冗談にならんわ)。編み上げ靴でやられると脱ぐのに手間取り、本当に火傷を負うそうだ。
米アニメでニャンコのシルベスターが足の指にマッチを挟まれ、火をつけられて飛び上がるシーンを子供の頃に見たことがある。あーゆーのを見ながら育ったお子さんのシャレがきつくなるのは自然だと思う。やっぱりアメリカで貰い菓子は要注意なんだろうな。

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