2007/11/20

CDをいろいろ。  音楽

酔った勢いで注文したCDがどっと届いたので。
ソニック・ユース『デストロイド・ルーム』。近年のSYに対する判断停止状態を一気に氷解させる会心の一作。商業性を無視したアウトテイクにこそ真のSYがあるなどと言ってはならぬ(笑)が、少なくともジムが離脱した理由がこれを聴いてわかった。いくら親密に作業してもこれらが世に出ないのはさすがに辛かったにちがいない。
ロバート・ワイアット『コミックオペラ』。毎度おなじみのワイアット御大。今回はアコースティックギターが多めにフィーチャーされていて、フォーキーブームに遅れて乗っかってくるあたり、さすが大物の風格。
レッド・クレヨラ『サイズ・トラップト・バイ・ライアーズ』。今回は久しぶりにアート&ラングウィッジとの合流。「嘘つきどもの罠としての溜息」って、何てイカすタイトルなのかしら! メイヨ御大のストレンジヴォーカル+ストレンジギターはなし。しかし何と、いつのまにかジムがギターを弾いてミックスしている。いまや最大の環太平洋アーティストはジムかも。
ディヴェンドラ・バーンハート『スモーキー・ロールズ・ダウン・サンダー・キャニオン』。このひとを聴き続ける理由はたったひとつ、声がマーク・ボランに似ているせいだが、今回はモロボラン節が出てきて、そうなるとちょっと自堕落なんじゃないか、という厳しささえ突きつけたくなる。はなから自堕落な音楽を自堕落だと責めてもしかたないが。
スロッビング・グリッスル『パート2ザ・エンドレス・ノット』。こっちは「第二章終わりなき否定」だと。年寄りのほうがかっこいいのはしかたない。当然ながら往年の生き急ぎ感は薄れ、むしろレナード・コーエンのようでさえある。それはそれでグッとくるよ。でもやっぱこのバンドだって結局、ジェネシスの「肉声」ありきなのだなぁ、と思われた。
サーストン・ムーア『ツリーズ・アウトサイド・ジ・アカデミー』。歌詞カードの1ページめを開くとスージー・クワトロ!……というとつまりここにあるのはストレートに原風景への郷愁ということか。スージーがアイドルだった頃、僕は小学三年生だったけどサーストンはいくつだったんだろう。ほぼ全篇入っているヴァイオリンが最良の時期のディランを想起させて非常によく、またスティーヴ・シェリーのドラムがとてもいい。
レッド・クレヨラ『ソルジャー・トーク』。昔、岸野さんにダビングしてもらったカセットが壊れて以来聴いてなかったのでCD化されてホントにうれしい。すでに古典の風格さえ持った文句なしの大傑作であることは言うまでもない。
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