2009/7/30

映芸の表紙にアニメ!  映画

いやはや驚いたことに、映画芸術最新号の表紙はアニメである。
私は寄付金出してないから知らないけど、寄付金出してる映画関係者はどういう顔色なのだろうか?
実写では予算の上でも技術的にも決して入れないアングルやら構図やらを易々と実現してしまうアニメに、かといってひとかけらも嫉妬してはいないが、それを同じ映画だとも思っていない私は、映芸だけはそれをやってくれるな、とかねてから願っていた。が、結局やるのだ、映芸もまた。
……え、これが初めてじゃないって?あったっけ?
荒井晴彦という優柔不断ながら筋通すところは通さずにいない脚本家の「個人雑誌」と思ってつきあっていたが、そうでもなかった、ということか。しかしそのアニメ作家へのインタビューはド素人が担当している。呆れるばかりである。こんなものを「商品」として受け容れることができるだろうか。
これまで私は「荒井晴彦の個人誌」として本誌を「商品として」受け容れてきた。それゆえにベスト&ワーストがどれほど操作されていようと、それはそういうもんだよね、だって荒井さんだもん、と受け流してきた。それだけの努力を荒井個人がしていることを知っているつもりだったからだ。しかし、これはちがうだろう、と勘が言う。荒井の努力はさまざまな思いによって雲散霧消してしまったのか。
つまりは、要は金か?
きっとこの号は売れるのだろう。そうして次の号でまたしっかりとした映画の記事を作りえるのだろう。映画は「俗情との結託」なのだから映画雑誌もそれでいいのだろう。私は批評だけは俗情と結託してはならないと思ってきたが、それでいいのだろう。
だが、もう私は信じるのをやめた。
最後の砦も陥ちた、ということだ。……それでもまだNEXTを言えるのか?
アクション映画ベストにチミノ『シシリアン』を択んだ方にその問いを捧げよう。

ちなみに、そのアクション映画ベストに『ラストラン』と『ドッグソルジャー』を入れた荒井編集長個人を、私はそれでもまだ、信じることができる。
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