2009/9/13

「務めを果たさねば」……当たり前だけどさ!(涙  日常

そういえば未読だったことを思い出し、『里見トン伝』の前に、と、やはり小谷野敦『谷崎潤一郎伝 堂々たる人生』を耽読。やはり面白い。文豪も壮年まで働けど働けど金策に苦労したと知り、これまで以上に親近感が湧く。大学の先生とか会社員とか掛け持った巨匠にはどうもその辺で気持ちが乗らない、というのはこちらのケチな貧乏根性だけれど。筆者は嫌悪しているらしいが、この際ぜひ志賀評伝を手がけてほしい。

重い腰を上げてフィルムセンターへ赴いたのは9・11。ジャン・グレミヨンのサイレント『燈台守』。巨匠二十代の初々しい快活さに、思わず微笑。このころからすでに、海とその上の空を撮影することにかけては天才的。表題のカッコ内はそのクライマックスで画面上に載るタイトル。……いや、そうなのだ、務めを果たさねばならんのだ、いついかなる場合でも、ということで、プロデューサーにケツを叩かれに新宿へ。グレミヨン同様、シンプルであれ、を軸として、優しくケツを叩かれる。優しすぎたのでそのままひとり、G街へ。二人の先輩監督と邂逅。二人とも優しかった。明け方、電車で帰った。

朝、子猫が脚を痛めたというので病院へ連れて行ったが、無事。よかった。

「Nobody」31号、届く。いつのまにか土性骨の坐ったオトナの雑誌になっていて、気持ちいい。どうやら連中も30を過ぎて(号数も年齢も)ようやく本気になってくれたようだ。よかった。最後の稲川悪文に、ただもらい泣き。
蜷川『ユートピアの岸へ』初日。出演者全員、稀に見る高揚感とのこと。よかった。ひたすら羨ましい。
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