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2008/1/6

自宅ゲーム会080106  遊戯

新年会を兼ねて自宅でゲーム会を開く。ボードゲームメインの集まりは去年末に1度やってから2回目だが、果たしてちゃんと人が集まるのかやや不安だ。とりあえず昼ごろから開始とアナウンスしておいて、昼飯の用意。私がサラダと豚汁を作り、相方Kがおにぎりを丸めた。夜はお好み焼きができる準備を整えておいた。

しかしまあさすがに12時過ぎに来るほど気合の入った友人はいなかったようで、3時半ごろヒョンとキョーコさんが到着。それから時系列順にタカダ、カツキさん、エーコさんと三々五々集まる。面子は充分。みんなが持ち寄ってくれた酒や料理やおにぎりや豚汁で腹を満たしたらゲーム開始。


くるりんパニック解説実況

一瞬でルールが理解できるものをツカミにしようと、昼飯を作る合間にシールを貼って組み立てていたアクションゲーム。もっと戦略的なゲームをやると思っていたのか、誰もがひと目見て「子供のおもちゃじゃないの」ともらすも、やってみると恐ろしく興奮するのだった。パドルに跳ね上げられた飛行機がクルクルと変則的な動きをすれば驚き、興奮しすぎてパドルを叩く衝撃で自分のコインを落とし、上家の防御不能なパドル捌きに悲鳴をあげる。子供のおもちゃには違いないが、やれば誰もが童心に還る素敵ゲーでした。さすがドイツ子供ゲーム賞受賞作(の国内リメイク)。




ダイナマイト実況

端緒:gioco del mondo(実況リンク先のサイトさん)で見て手に入れたかったが最早どこにも売っていない。ベルギー製とのことで、ベルギーに出張していたキョーコさんに頼んだりもしたが、ない。調べると元々はイスラエルのゲームらしい。こりゃ無理っぽいなあ。

邂逅:ある日ヤフオクを見ると出品されていた。使い古されて痛んでいる様子だったが即入札した。出品者様に感謝!折れているカードもあったため、赤いカードスリーブを買ってきて入れた。大事に遊ばせてもらいます。

プレイ:爆弾爆発20秒前からカードを出してカウントダウンし、爆発させた人が負けという単純極まりないカードゲーム。単純なだけに面白さは爆発的だ。手札を取り忘れたり(補充を忘れたらそのままという非情なルールがある)、ろくでもないカードがたまったりして焦りまくる。全部で4枚しかない爆発カード(それを出したら自動的に爆発)が手札に3枚もたまって首が回らない、とか、何とか凌いで次の手番が回ってくるなと念じるのだが、いきなり逆回転を食らって爆発、とか。すげえ楽しい。


マニラ解説実況

上2つ+ヘックメックという軽めのゲームで暖まってきたところで、キョーコさんが「何か賭けるようなゲームはないの?」などと不穏なことを言う。どうも麻雀とかお好きらしい。それならば、ちょうど面子が1人増えたことだしギャンブルゲームをやりますかと本棚の上から箱を下ろした。これも早くやってみたいゲームだったし。

プレイヤーは、フィリピンのマニラで繰り広げられる密貿易に手下を送り込む。手下の配置にはコストがかかるため、儲けられるかどうかは運任せである。賭けの対象は「3隻の密輸船がそれぞれサイコロ3回(+0〜5)で13以上進めるかどうか」で、カジノのルーレットのように様々な賭け方(=手下の配置場所)がある。
全員30ペソを持ち、まず最初に港湾管理人の権利を競る。管理人には・株券を買う・船に載せる商品を決める・手下配置の手番が最初・船を進めるサイコロを振る、という数々の特典があり、非常に重要。特に株券はゲーム終了時に大きな収入をもたらす可能性が高い。できるだけ株の価値が低い序盤に買っておきたいところだが、手持ちの30ペソでは大きく競るのは厳しい。まずは私が10ペソで落札し、船を進める。狙いの翡翠船は順当に入港させたが、1隻が海賊の襲撃に遭う(海賊は成功率が低いが積荷を一人占めできることがある)。海賊のスポンサーはキョーコさん。恐るべし、ギャンブラー。
サイコロはドラマを生むものだ。のちに私も海賊の襲撃を成功させて資金を稼ぐ。ゲーム中、最も劇的だったのは相方Kで、満を持しての港湾管理人となったラウンドに、凄まじい出目で3隻すべてを沈没させた。爆笑と落胆が渦巻き、無能管理人の烙印を押されて次ラウンドは交代(競る資金がないから)。
私は第1ラウンド以降管理人になれなかったが、収支トントンで進み、株券の価値が上がったおかげで最終得点はかなり高くなった、が、終始収益をあげていたキョーコさんに僅差で負けた。恐るべし、ギャンブラー。
2人抜け、カツキさんを入れて4人プレイで2回戦。勘所を掴んだヒョンが勝利。

これは面白い。適度に状況が変化するなかで賭けの対象を考えられたり、株券購入のバランスが絶妙だったり、よく練られている。運の要素がかなり大きいが、それだけに熱くなる。こうして人はギャンブルに嵌っていくのね。あとコンポーネントが素晴らしい出来栄えですわ。


インカの黄金解説実況※実況は『ダイヤモンド』のもの]

マニラ2回戦で3位と4位だった私とカツキさんでビールの買出しに行った。戻ってみると『くるりんパニック』で盛り上がってるよ、おい。現在、頭数は6人。ヒョン曰く、「全員でできるボードゲームはありませんか?できればカードゲーム以外で」と。でもボードゲームってだいたい5人までが多いんだよね。で、実質はカードゲームだが、やや大きめの箱に入ってるということで『インカの黄金』(『ダイヤモンド』の英語版)を取り出して誤魔化す。

遺跡探検をテーマにしたチキンレース。進むか戻るかの選択肢を常に突きつけられる。気分は川口宏探検隊である(←古い)。詳しくは解説・実況を参照してください、他のゲームも(←投げやり)。
探検の終了条件となる危険カードは結構な枚数入っているので、実は思ったより早く撤退したほうがいいのだと皆が気づくまで時間がかかり、1回戦において私とKは全滅により収入0のドンケツだった。欲の皮が突っ張ると人間ろくな目に遭わないとわかっているのに、他の冒険家が撤退したあと1人でガッポリとお宝をがめる自分の姿を妄想したらもう止められない止まらない。考えることは皆同じで次々と失敗を繰り返すなか、早々に撤収を繰り返したカツキさんがダントツの1位。
このゲームも好評で、3回戦まで行われた。

ドイツ版の『ダイヤモンド』とほとんど同じゲームだが、こちらで追加されている秘宝カードのルールが行くか戻るかの読み合いを深めていてよい感じだ。購入するなら『インカの黄金』をお勧めしたい(国内ではプレイスペース広島さんくらいでしか扱ってないけど)。ただ、行くか戻るかの選択はカードじゃなくて探険家コマを握り込むほうがよさげ。両方買えってことか!?


くるりんモグラ解説実況

次なる6人用ゲームが要求されたため、これはこの面子には合わないんじゃないかと思いながら出してみた。「記憶ゲームですよ」と断ったにもかかわらず、とにかくやってみようという積極的なみんなの姿勢にお兄さんちょっと感動しましたよ。

5色×4匹のモグラが上下組み合わさって10組のモグラユニットを結成しており、同じ色の組み合わせはない。引いたカードに示されたモグラの色と数をボード上で同じに揃える記憶ゲームである。手番では必ず3回別々のモグラユニットをひっくり返さねばならない。
Kやカツキさんが意外にも(失礼)サクサク成功させていくなか、苦戦していたのがエーコさんとタカダ。「(反対側の)色がいつの間にか変わってる!」だの「裏で小人さんが入れ替えてる!」だの言っていた。最終的にKが勝利。意外過ぎる……

自分の手番が回ってきたときに3回では達成できない盤面になっていることもあって、純粋に記憶だけでなく若干の運も絡む。記憶力や空間認識能力や論理力などの実力差が如実に表れるゲームだが、割とワイワイ楽しめるね。

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何が何でも3回ひっくり返すのだ!


クルー ザ・シンプソンズ解説実況※いずれも通常版のもの]

話すとやや長くなるのだが、私が小学校5年くらいのとき、父の釣り仲間のおじさんの家へ弟と一緒によく遊びに行った。その家にも我々より少し歳が下の男兄弟がいて、4人でプロレスごっことか大騒ぎした記憶があるが、そこでおじさん・おばさんと遊んだのが『クルード』(クルー)だった。海外製ボードゲームとしては最初に遊んだと記憶されている思い出深いゲームである。
一方、ウチの実家は出始めのころからWOWOWに契約していて、結構珍しい番組や映画を観ることができた。そのWOWOWのおかげで高校生の時分には、さほどパロディとかの意味がわからないままに、それでも爆笑しながら『シンプソンズ』を観ていた。余裕があったらDVDでも欲しいくらい好きなアニメである。
昨年末、ボードゲーム熱に浮かされて初めての海外ボードゲームの記憶も蘇ったけれど、『クルード』は定番ゲームで絶版になったりはしないだろうから、そのうち手に入れようと考えていた。ところが何とシンプソンズ版のクルードがあるだってー!欲しい。でも日本じゃ売ってない。アメリカから取り寄せようかと企んでいたらヤフオクに出てたので買った。もちろんすぐにプレイしたかったが、カードやボードはすべて英語なので相方とかを交えてやるのは難しいかと思っていた。コレクターズアイテムで満足しておこうと……
そして今日、『くるりんモグラ』で脳がくたびれた6人でできるボードゲームはないかということで、これを思い出した。シンプソンズをかろうじて知ってるのがヒョンくらいだし大丈夫かなあとおずおず出してみたところ、とにかくやってみようということに。まさかプレイできる日がこんなに早く来るとは。

バーンズ社長が《どこか》で《誰か》に《何か》で殺された(正解のカード3枚はボード中央の封筒に入れられる)。各プレイヤーはそれぞれが持つ手がかり(正解以外の犯行現場・容疑者・凶器カード)を推理しつつ真相に迫る。私はプラム教授ことバート・シンプソンを担当したが、どのキャラクターであるかはたいして重要ではない(誰か1人は知らぬ間に自分のキャラが犯人なわけだし)。あまり場所を移動せずに犯人と凶器を割り出すべく推理を繰り返す。
しばらくして、誰がどのカードを持っているかを把握するのが重要だと気づき、そのようにメモし始めたところ、何週かするうちに犯人はリサ、凶器はプルトニウムロッド(笑)だと確信できた。問題は犯行現場である。犯人6人、凶器6種に対して現場は9箇所あるうえ、その場所に移動しなければ推理に含められない。とりあえずアンドロイドダンジョンから近場に移動して、犯人と凶器は私の右隣のヒョンまで引っかからないように推理。すると誰も犯行現場カードを出してこない。ビンゴ!
しかし、この推理によってエーコさんにも犯行現場が判明したようである。やばい、次の手番が来ればおそらく勝利だというのに……が、エーコさんは犯人が割り出せていなかったらしく、無事に次手番。正解を究明して勝利した。

古いゲームだしサイコロによる移動が煩雑になって盛り上がらないんじゃないかと思っていたが、予想以上に好評だった。嬉しい誤算である。やはり英語で書かれた場所やキャラを把握するのがやや面倒で(キャラを把握できないエーコさんが「ちびまる子のキャラにしてくれたらいいのに」と発言していたが、あの世界観で殺人事件はねえだろ、常考)、これもまた頭を使うゲームになってしまった点は申し訳ないが。

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どうせ来週には生き返ってるんでしょ、バーンズ社長




ジャングルの秘宝解説実況

ここで2人が帰って4人になった。4人で遊べるやつならいくらでもあるのだが、タカダも終電があって時間のかかるゲームは無理そう。それなら何が何でも10分以内には終わるタイムリミット付きアクションゲーム『ジャングルの秘宝』だ。

袋から石を1個引き、色に応じた枚数のカードをめくり、そこに示されたアクションをこなす。30秒以内であれば、それを何回繰り返してもよいが、時間オーバーすると全部おじゃん。時間を計る砂時計は左隣のプレイヤーが隠して見ているので、あれこれ作業をこなしながら頭の中で30秒を数えねばならない。
とにかく焦る。神殿建設や仮面の石揃えなどの面倒くさい作業をしていると時間を数える余裕などぶっ飛ぶ。人の慌てる様を見るのも楽しいのだが、冒険者カードが出たら全員参加で冒険者コマの早取りになるので油断してはいられない。焦る余り10秒以上残して終了してしまったり、欲をかいて赤石(カードを2枚こなさねばならない)を引いてしまって悲鳴をあげたり、手番毎に一喜一憂のドラマが展開される。自分の番が来るだけでドキドキするのだ。まずは深呼吸して落ち着いて……スタート!

あまりに面白くて時間もかからないので、結局2回戦までやった。これ、日本版を発売したら売れると思うんだけど、どうかねえ?


ゲシェンク解説実況

まだ少し時間があったので、手軽なカードゲームでもということで封を切った。1回やったところでタカダ君帰宅。入れ替わりに途中退場していたキョーコさんが戻ってきたので続行した。

非常にシンプルな競りゲーム。めくられたカードを取るか、チップを置いて次の人に回すかを選ぶだけ。最終的にカードの数字はそのままマイナス点に、チップの枚数はプラス点になる(←ここルール間違ってました。申し訳ない)。でかいマイナスカードにはどんどんチップが溜まるため、どこらへんで取りにいくかの駆け引きとなる。また、連番のカード群は最小の1枚しかマイナスに換算しないというルールがあるため、積極的に大きな数字を取っても充分に戦える。

もう一回やろう、もう一回やろうの声で数回は繰り返した。キョーコさんは「ドイツってすごいね」を連呼していた。『6ニムト』と同じくらい一家にひとつあってもいいゲームですわ。




ブクブク解説実況

〆にもういっちょカードゲーム。

1〜60まである天候カードから12枚を手札とし、そこに描かれた浮き輪マークと同数の浮き輪カードをもらう。場に2枚の水位カードを表向け、手札から1枚ずつ同時にカードを出す。最も大きい数字を出したプレイヤーが1枚水位カードを取り、2番目に大きかったプレイヤーが残った水位カードを取る。その時点で水位が最も高いプレイヤーは浮き輪を1枚裏返す。残った浮き輪カードの枚数が得点となる。つまり、基本的に2番手になってはならないのだ。
このゲームのユニークな点は、1ラウンド終わったら自分の使った12枚の手札と浮き輪カードを左隣に渡して2ラウンドを始め、これをプレイヤー人数ラウンド行うこと。つまり全員の手札を1度ずつ経験するわけで、自分の負けを手札の悪さのせいにできない(キョーコさんはこれを「民主的」と称していたが)。
第1ラウンド、私の手札はそれほど悪くなかったものの、ラウンド終了を待たずして沈没してしまった(泣)。2ラウンド、先ほどの私の手札を使ったKも沈没。この手札は呪われているという噂が(おもに私とKの間で)流れ始める。3ラウンドに呪われた手札を使ったキョーコさんは1枚浮き輪を残して生還。呪い説は信憑性を失ったかに思われたが、最終ラウンドでやっぱりヒョンが沈没したため(おもに私とKの間で)戦慄が走った。が、そんなの関係なくゲームは終了。呪いにもめげずにヒョンが優勝した。

ルールはわかりやすく、適度に戦略性と読み合いがあり、カードの絵も可愛い。またまた一家にひとつゲームですね。得点を記録する手段が同梱されてないのが欠点といえば欠点かな。




そんなこんなでたっぷりどっぷり遊んでいたら、当初予定していたお好み焼きをやることもなく時間が過ぎてしまった。素晴らしく充実した一日だったが、さすがにちょっと疲れました。皆様、どうもありがとうございました。お疲れ様でした。
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