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2008/7/5

自宅ゲーム会080705  遊戯

月例自宅ゲーム会。今回は予定の合わない人が多く、小ぢんまりと。私も相方もギリギリまで仕事になってしまい、慌しく掃除したりお握り作ったりした。


バザリ解説実況

中東の宝石市場で商売するゲーム。実況リンク先のgioco del mondoさんとこのレビューが面白そうだったので書泉ブックマートで購入。書泉には珍しく日本語訳がついていた。

各プレイヤーは毎ターン3つの行動(宝石・得点・追加移動)からひとつ選び、自分のコマがいる店に示された宝石もしくは得点を得るか、サイコロを振って先に進む(得点もちょっと入る)。ただし、1種類の行動を行えるのは1人のみ。全員が密かにカードによって行動を選択し、2人がバッティングしたらお互いに手持ちの宝石を出し合って行動の権利を競る。誰かが市場を一周したらラウンドが終了して得点計算に移る。4色の宝石をそれぞれ一番多く持っているプレイヤーが規定の得点を得て、一周を達成したプレイヤーも10点を得る。3ラウンドが終了した時点で最も得点したプレイヤーの勝利。

いち早く来てくれたヒョンとRYOを交えてベスト人数の4人で遊ぶ。第1ラウンド、宝石を集める私とRYO、得点を稼ぐヒョン、早めに周回しようとする相方、と行動が分かれた。ラウンド終了時の得点はヒョンが逃げ、相方が続き、私とRYOが追う展開に。第2ラウンドからは私と相方の戦術が入れ替わった。第2・3ラウンドの周回は私が取り、宝石をほとんど持たず交渉ではいいようにされながらも先行を維持したヒョン、宝石長者になっているRYO、やや中途半端に終わってしまった相方の3人を押さえて勝利した。

思った以上にゲーム展開が早く、交渉といっても相手の提示より多くを出すかどうかなので、長考しすぎることもない。自分の戦術と他のプレイヤーの状況をよく考え合わせたうえでこれぞという行動を出したのに、全然マークしてなかった相手とバッティングするなど、自然に盛り上がるようにできている。最後は得点の帳尻をいかに合わせるかだが、どの店に止まるかは各自のサイコロの出目次第という運の要素もいい具合に絡み、ある程度は逆転のチャンスが残るのもよい。4人集まったらもう少し遊んでみたい。

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アンダーカバー解説

自分の担当するコマを隠蔽して得点を稼ぐ円環スゴロク。いまは特殊カードと若干のルール変更が加わった『アンダーカバー2』が流通しているが、これはかなり古い『1』の日本語版で、ヤフオクにて購入した中古である。グラフィックが渋い。

ボード上には−3,0〜10点に相当する建物がぐるりと並んでおり、そのうちどこかに極秘書類が入った金庫が置かれる。プレイヤーは密かにキャラクターカードを1枚引き、その色のコマを担当することになる。手番にはサイコロを振り、任意の数のコマを合計が出目に等しくなるように前進させるだけ(3を振ったら、1コマを3歩・2コマを2歩と1歩・3コマを1歩ずつ)。どれかのコマが金庫のある家に止まったら、そのとき各コマがいる家の点数をそれぞれ得点する。先に41点を超えたコマの担当者が勝利する。さらにオプションとして、29点を超えたコマが出た時点で各人がほかのプレイヤーの担当色を推理して紙に書きとめ、最後にオープンして正解数×5点のボーナスを得るというルールを採用した。

少し遅れて来たアズサとソン君を加えて6人プレイ。コマは7個使うので、1色は誰の担当でもないダミーとなる。みな日和見でコマを均等に動かしていくなか、ゲーム会初参戦のアズサが紫コマを果敢に前進させていく。これは果たしてマジなのかブラフなのか?29点を超えた時点で、誰がどれだかさっぱりわからない(とりあえず紫はアズサにしといた)。結果、4人を当てた相方が後方から差して勝利。面白いので2回戦に突入。今度はRYOが露骨に紫を進めてみなに妨害されまくっていた。私は灰色だったが、隣のソン君がブラフで灰色を優遇してくれたため気楽にほかのコマを動かす。最後は結構接戦になったが、アズサとヒョンが同点1位となった。

プレイヤー間の駆け引き、読み合い、程よい運の要素などが極めてシンプルなルールの中に凝縮されているドイツゲームのお手本みたいなゲームだ。できるだけ大人数で、かつ気心の知れた仲間や家族とやることをお勧めしたい名作。なお、大人同士でやるときは必ずオプションルールを採用して遊んだようがよさげである。

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ミイラの呪い当ブログ初回

アズサが帰りソン君も終電までということで再び4人。いまノリにノッているのはこのゲ〜ム〜〜〜!(←エンタ風に)探検家3人対ミイラによる『ミイラの呪い』だ。まずは私がミイラ役をやる。4人プレイの場合、アンクを6個集めねばならない。3人の探険家はわりとバラバラに動くので、さすがに一網打尽というわけにはいかない。RYOが宝物を集めまくっていち早くリーチをかけたが、それゆえに位置情報がほかの2人より多く、結局は3回ミイラに捕まってリタイアした。その時点でアンクは4個。残りを2人を捕まえきることはできず、相方が抜け出してゴールした。

RYOとミイラ役を交代して2回戦。今度は私が順調に宝を集める展開となり、やはりミイラに目をつけられて終盤にリタイアした。途中でうまくブラフをかけてやり過ごしたんだけどなあ。やっぱり相方がノーマークのところから勝利。探険家の戦術としては、中盤まで目立たず、しかしソツなく移動する必要があるようだ。一方のミイラは人数が多いと若干キツいかもしれない(でもよく考えると、4人プレイでミイラの勝率が4分の1程度ならバランスが取れてるといえる)。

いずれにせよ、4人プレイでも面白さは変わらなかった。残すはマックス5人プレイだが果たして。あと、欠点と言うほどのことでもないが、ミイラ役が素早くコマを動かすと探険家側のミイラコマが取り残されることがあるのと、ミイラ側からは探険家の手の動きで何となく場所がわかってしまう点がやや気になった。まあ前者は演出混じりでゆっくりじっくり動かせばいいし(それで全然見当違いのほうへ行くのも探険家側からは面白いし)、後者はミイラ役が見ないようにする、もしくは探検家がミイラに見せる動きそのものをブラフにするってテクニックもありえるかも。ちなみに1回戦でRYOがリーチをかけたとき、残り2人にRYOの居場所を売らないかともちかけたが、義理堅いことに断られた(結局自力で捕まえたけど)。ルールには特に書いてないが、もっといろいろ交渉する余地があって面白そうだ。

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キーラルゴ解説実況

ハリケーンシーズンがやってくる前の10日間を期限として、海に沈んだお宝をサルベージして金を稼ぐゲーム。もとはフランスのTilsit社から出ていたが日本では入手難(イタリアで見かけたけど高くて買わなかった)。最近アメリカのTaitanic Gamesが英語版を出版したのでアメリカから購入した。

各プレイヤーは10日間の午前と午後に1回ずつ、計20回の行動を行う。1日の始めに2回分の行動をカードでプロットし、同時に公開して処理していく。行動カードは「酒場(ダイバーを雇ったり情報を聞いたり)」「商店(ホース・銛・重りを買う)」「市場(サルベージした宝を売る)」「入江(観光客相手にドルフィンウォッチングで小金を稼ぐ)」「潜水(海に潜って宝を探す)」の5種類があり、公開した行動がバッティングするとほとんどの場合は互いに損をする。海は深度別に3種類のカードで表され、大部分は深度に応じた宝物だが、深いところには海の怪物が潜んでいることがある。ダイバーを雇って装備を整え、うまくお宝をサルベージして高く売り払い、10日間が終わった時点で最も金を稼いだプレイヤーの勝利。

引き続き4人にて。最初にダイバー1人と$100の元手がある。まずは皆アルバイトしつつ安全な浅瀬に潜る(この2つはバッティングしても損がない)。しかし、RYOが準備も早々に中深度の沖合に潜り始めてから場が荒れた。まずはそのRYOが怪物に襲われて唯一のダイバーに逃げられ、続いて私のところでもせっかく増やしたダイバーが去っていった。ヒョンは怪物対策の銛を装備させていたにもかかわらず2連続で怪物に見舞われる。こうなるとリカバリーに金と時間を食われてしまう。そんななか、順調にダイバーと装備を揃えた相方が大きな事故もなく宝を集めまくり、圧倒的に勢いづいた。さらに、落ち目になった3人は当然ながら取る行動も似てくるため、相方を残して3人バッティングするという最悪のパターンに嵌る。10日間は瞬く間に過ぎ、結果は私とヒョンが$600弱、後半追い込んだRYOが$900弱、相方は最後まで余裕のゲーム展開で$1900オーバーを稼ぎ出した。

当たるも八卦な山師の世界を上手く表現しているが、実のところ地道な準備と堅実な戦略が大事という現実的な側面をも示している。今回のように誰かが走り始めると追いつきようがないので、オプションルールの泥棒(酒場で雇え、他人の財宝カードを奪う)は最初から導入しといたほうがいいかもしれない。テーマは申し分ないが、もうひとつ何か要素や調整があればもっと面白くなりそうな感じもする。

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フェリックス―袋の中の猫解説カジノロワイヤル

ドイツ語版タイトルは「フィロー(Filou)」だが、書泉で買ったこれは英語版なのでこのタイトルにしておく。袋に入った正体不明の猫(ときどきウサギや犬)を競るカードゲーム。

各プレイヤーは構成が同じ10枚の猫カードと15枚分のネズミコインを持ち、猫カードからランダムに1枚取り除く。手持ちのカードを毎ラウンド1枚ずつ競りに出し、9ラウンド終わった時点で取得したカードの点数と残ったコイン数を合計して最高点を稼いだプレイヤーの勝利。競りのやり方が独特で、文章のみで簡潔に説明するのは難しいのでリンク先を参照していただきたい。

ヒョンが帰り、RYO・相方と3人にて。3人でやるときはダミープレイヤーがランダムにカードを競りに出してくる。第1ラウンドのスタートプレイヤーは私。手番が早いと自分の出したカードが先に明らかにされるため、あまり冒険はできない。低い点数の猫でお茶を濁してさっさと降りたところ、相方とRYOがひたすら競り合っている。何かと思ったら2人とも最高の15点招き猫を出していた。出遅れた。第2ラウンドは最終プレイヤーになるので、最低の−8点猫を仕込んでやった。ところがダミープレイヤーのカードも−8!即座に降りる相方とRYO。しかもRYOまで−8を!何もできないまま(一部自業自得で)一気に−21点を喰らってしまった。これがケチのつきはじめ、いい勝負をしてるっぽい相方とRYOを眺めながら、ひたすら沈んでいった。結果は僅差で相方が競り勝ち、私は何とか合計マイナスだけは免れた。

独特な競りシステムのおかげで面白いプレイ感を醸し出しており、猫を散らす犬カードの存在もよいアクセントとなっている。単純なルールでさっくりと遊べるが、深い読み合いも可能な優良競りゲームと思う。カードのグラフィックは個人的には微妙。もうちょい手に入れたくなるような猫の絵にしてくれ。

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ミスタージャック当ブログ初回

相方が寝に入ったので、始発を待つRYOが好きそうなテーマの『ミスタージャック』を持ち出す。RYOは初プレイなので、とりあえず基本ルールのみで。RYOがジャックを担当することになった。やはり慣れないうちは考えることがありすぎて時間がかかるゲームだ。途中からは真剣勝負というより互いの手を検討しつつ進めた。早い段階でジャックの正体をゴドリーかバートに絞り込んだが、そこから確定に持ち込むことはできず、最終ラウンドにだいたい目星をつけていたゴドリーを逮捕して勝利した。

キャラクターの出方にもよるが、ジャック側が最後の2人を確定させずに維持するのはそれほど困難ではない気がする。しかし、最終ラウンドに至るまで捜査側に何のヒントも与えずに動かし続けるのは難しい。途中で逃げられそうな場面があると色気が出てしまうものだし、無意識のうちにジャックを庇うような動きをしがちだから。最初から戦略を絞り、徹頭徹尾捜査側にブラフをかけまくってやっと勝負になるくらいのバランスなのかもしれない。
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2008/7/6  22:52

投稿者:hirocean

そうそう、『2』とで散々迷ったんですけど、「カードがあってもほとんど使わないに違いない」と思い切ってこちらにしました。20世紀初頭のヨーロッパっぽい雰囲気が気に入ってます。

ミイラのレビュー、待ってまーす。

2008/7/6  20:37

投稿者:海長とオビ湾

アンダーカバーは2しか持ってないのですが、ボードの雰囲気は1の方が良さそうですね。かっちょええです。(2の秘密指令カードは使ったことないしなぁ。)

はやくうちにもミイラが届いてくれないかと、待ち遠しいです。


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