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2009/1/9

HABA小箱3題:悦楽?苦痛?  遊戯

正月の3日、ウチの実家に子供たちが来ることを想定して持って帰ったHABAのゲームを3つ遊んだ。子供たちの受けは上々で、『カタン』や『プエルトリコ』なんかの昔やってたゲームを除けばここ最近で最多プレイ回数をマークしたかもしんない。それはそれは本望ですけど疲れもしました


探してベロ!解説ふうかのボードゲーム日記

HABAの情報を集めるなかで気にかかったゲームだったがすでに絶版(2004年出版だがHABAのゲームは足が速い)。「禁断の手法」(←自分的に)にて入手した。

2〜5人用。犬のベロが丸く並べられた動物タイルの上を回って密かに指定された「友達」を見つけ出す。答えを知っているネコ役のプレイヤーは「まだ進んで!」あるいは「戻って!」とヒントを出す。5手番以内に「友達」を見つけたら、そのプレイヤーが友達チップを得る。見つけられなかったらネコ役がチップを得る。先に4枚のチップを集めたプレイヤーの勝利。

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【見つけられなかった友達はネコに喰われる(嘘】

相方や子供たちを交えて10回近く遊んだ。スタートタイルを除くと選択肢は17枚で、一手番ごとに領域が絞られる。さらにはチップが取得されていくにともなって最初の選択肢自体も減っていく(チップは裏向きに持っておくので記憶要素も少々ある)。だいたい4手目くらいでベロが友達を見つけるパターンが多く、ネコ役がチップを得ることはほとんどなかった。私はほとんど勝利できず

絵が可愛らしくて気軽に遊ぶゲームに見えるしそれで充分に楽しいが、私は少し考えながら動かしていた(結果がまったく伴ってねえよ!)。毎回5人でプレイしたが、手番順が重要になる。4番手なら選択肢が1〜3択になっていることが多いので考えることはほとんどない。1番手だといきなり当たる望みはまずないが、残り3人が外れれば最後の手番が回ってくるため、初手を極端に小さく、もしくは大きく打つ。2番手は最も望み薄で3番手も微妙な位置だが、次のプレイヤーに当てさせれば自分は次回の4番手になれるため、絞込みが効く手を打つのもいい。そしてプレイ人数が減ればこうした定石も変わる(2人でやるゲームじゃないと思うが)。この程度の戦略を子供に考えさせるに手頃なゲームだろう。


ふくろのネズミカジノロワイヤル

Amazon.deだったかSOだったかとにかくドイツから。やることは↑の『探してベロ!』に近いけどブラフが取り入れられている。地下水路に逃げ込んだ盗人ネズミを警官ネズミがとっ捕まえる!

2〜5人用。順番にプレイヤーの1人が盗人役となり、4×4に並べられた16枚のマンホールタイルのどれかと盗人ネズミタイルを交換する。警官ネズミコマが任意のタイルの上に置かれ、残りのプレイヤーは順番に警官ネズミを1マス(縦・横・斜め)移動させてそのタイルをめくる。盗人ネズミをめくればそのプレイヤーがチーズを獲得するが、ハズレの場合は盗人役が任意の隣り合ったタイルを入れ替える(ここにブラフの入る余地がある)。8枚めくられても捕まらなかった場合、盗人役が盗人ネズミの場所を正しく示せればチーズを獲得する。チーズをたくさん獲得したプレイヤーの勝利。

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【すわ!次の一手だ!】

今回の3つのなかではプレイ回数が最も少なかった。あっさりとしたプレイ感だったが、盗人役がタイルを入れ替える際にもっと溜めを作りながらブラフをかけると盛り上がるような気がする(そこは自分が率先してやるべきところだった)。もちろん私は1勝もできず。

警官が盗人をめくれるかどうかはつまるところ運次第だしタイルの入れ替えもさほど駆け引きにはなってないと思った(むしろ盗人役が自ら記憶を混乱させるための要素だ)。警官の初期位置は4隅に置いて4手目くらいまでは中央あたりを攻めるのが一応の定石かな?子供らの評判は決して悪くなかったけれど、プレイ回数が自ずと評価を示しているのかもしれない。警官が1歩動くたびに盗人役が盗人までの距離を宣言せねばならないとかしたらどうだろうか?さすがに厳しいかな。


ワイルドバイキングカジノロワイヤル

これもドイツから。箱のサイズは↑2つと同じだが、中身が詰まってて最も重い。北欧のバイキングたちが持ち帰るお宝をできるだけたくさんゲットする。

2〜5人用。手番にサイコロを振る。船マークが出たら赤・青・黄のバイキング船のどれかにお宝が1個載る。カードマークが出たら全員がカードを1枚ずつ補充する。家マークが出たら故郷タイルに一番近い船が帰還し、載っているお宝を置いていく。このタイミングでお宝獲得競争が始まり、手番プレイヤーから順番に帰還した船の色に対応するカードを手札から任意の枚数出していく。最も多い枚数を提示したプレイヤーがお宝をすべて獲得し、それ以外のプレイヤーは提示したカードを手札に戻す。船にお宝を載せられなくなった瞬間にゲームは終了し、最もお宝を獲得したプレイヤーの勝利。

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【赤船が頑張ってます】

子供らはこれが特にお気に入りで十数回遊んだ。で、全然勝てなかった私が最後に勝利してゲーム大会もお開きになったのだが、ひょっとしてみんな私に気を遣ってくれたんだろうか。最初のうちは手持ちのカードを出せるだけ出してお宝を取りに行っていた子供らだったが、だんだんカード枚数と宝の数の効率を考えるようになった(「4枚で2個は渋すぎるな〜」とか)。

サイコロの出目とカードの引きの二重に運任せなゲームには違いなく、私は永遠に勝てないかと思ったくらいだ。しかしカードの出し方には考えどころがしっかりあり、参加人数や展開によって変化するのがよい。序盤はカードと宝の効率や手札の晒し具合を考える余裕もあるが、終盤はカードを握ったままゲームが終了するくらいならと大盤振る舞いになっていく。5人でやると宝を獲得するチャンスが少なくて駆け引きが薄れる気がするので、3人か4人がちょうどいいかもしれない。
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