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2009/1/25

RYO宅ゲーム会090125  遊戯

平間のRYO宅にてゲーム会。午前中から出かけて12時前から遊び始める。参加者は私とRYOのほかSYUCHOとM井君の計4名。今回はRYO所有のレースゲームメインという予定だったが果たして。
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モトグランプリBGG

RYO宅についたら部屋からテーブルが撤去されてコースが作られていた。曰く、これは茂木の再現コースで、距離が長くて部品が足りないのでゲームを2セット買ったと。アホである。全然人のことは言えないが。というわけで、去年出たばかりのバイクレースゲームでゲーム会は始まる。

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【茂木レース場を4ラップ】

各プレイヤーは6面体サイコロ2個の出目で自分のバイクを進めるのだが、「フリップダイスシステム」によって任意のサイコロをひっくり返すことができる。すなわち1⇔6、2⇔5、3⇔4の置き替えが可能になり、最低の出目は3・4で7ということになる。ただしカーブではカーブ難易度によってフリップできるサイコロに制限がかかる。難易度3のカーブでは一切フリップできないため、できればカーブ途中で止まらないように走りたいところ。ゾロ目で進むとペナルティがあり、6ゾロだとエンジンにも負担がかかる。その他、スリップストリームやカーブの出入り口での接触ルールなどあるが、基本的なルールは非常に簡単だ。

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【バイクコマは可動式でウイリーや傾斜を示せるようになっている】

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【↑エンジンの状態、←前輪の消耗、→後輪の消耗】

グッパーによって私とRYO、SYUCHOとM井君がそれぞれチームとなった。フリップできるとはいえサイコロの出目次第で進めるため、そうそういい位置にはつけられない。タイヤやエンジンを消耗すれば微調整可能だが、長距離コースで4ラップするので始めから無理はできない。カーブが連続するあたりでは敢えて出目を減らすなどのテクニカルなライディングを要求され、カーブ入り口に並んでしまって接触したりする。2ラップ目から抜け出したSYUCHOが、以降まったく出目で失敗することなく大差でゴールした。

基本的にはとにかく手番にサイコロ2個を振ってから考えればいいのでレースは非常にサクサクと進む。サイコロ運への依存は大きいが、バイク同士が絡む場面などで考えどころはある。今回は長距離コース4周の長丁場だったので結構時間がかかったが、この手のレースゲームとしては軽めだと思う。ゲームの神様からダイスの呪い(Level1)をかけられている身としては(RYOもそうだが)勝てそうにないゲームだな


ドミニオン実況カジノロワイヤル

去年末に発売されるや世界中のボドゲシーンを一気に席巻したスーパーホットなカードゲーム。RYOや相方と2人プレイを何度かやったが、今回初めて4人フルプレイができたのでようやく所感を書こうと思う。ちなみに私が所有しているのはアメリカから輸入した英語版。国内ではドイツ語版も流通しているし、来春にはホビージャパンから日本語版が出る予定となっている。

ルールは非常に単純で、各自が自分だけのデッキ(山札)を持ち、手番に手札5枚の中からアクション1回と購入1回を行いながら自分のデッキに入るカードを増やしていく。ゲーム終了時に各々のデッキに含まれる勝利点カードの合計点が多いプレイヤーが勝利する。カードには主に、他のカードを買うための「金」、勝利点となるがプレイ中は邪魔になるだけの「領地」、様々な効果をもたらす「アクション」がある。全部で25種類のアクションカードがあるが、1回のゲームに使用するのは10種類のみ(25C10=3268760通りかな)。デッキを回しながらデッキを構築するという、これまでありそうでなかったゲームである。

1回目。せっかく4人いるので他人を攻撃するカードが多い「相互作用」(ルールブックに載っている参考セット)を遊ぶことにした。皆が図書館とかでバンバンカードを回しながらカードの種類を増やしていく中、私はシンプルに金と盗賊を集めた。しかし、盗みはことごとく失敗した(安い銅貨しか見つからない)うえに、M井君が戯れに使った盗賊によって自分だけ虎の子の金貨を奪われてしまった。もう二度と盗賊使わねえ!カードを回したり所持金上乗せ効果のあるカードが多いおかげでプロヴィンス(価格8の勝利点カード)がどんどん買われ、ゲームは早々に収束した。盗賊がボンクラだった私は最下位。誰が勝ったかは忘れた。

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【「相互作用」の盤面】

他のゲームを挟んで〆の2回目。今度は魔女(他のプレイヤーに勝利点−1の呪いカードを押し付ける)や庭園(終了時のデッキ枚数によって勝利点が得られる)が入っている「変遷」を選んでみた。前回と違って所持金を増やすアクションカードがあまりなく、プロヴィンスどころか金貨すらろくに買えない展開となった。M井君が魔女を複数買って盛大に呪いをかけ始めたため、私は工房(コスト4までのカードを得られる)と庭園(コスト4)に目をつけ(呪いカードが増えれば庭園の勝利点も底上げされる)、皆が資金繰りに苦慮している中盤から庭園の買占めに走った。途中から妨害されはしたが12枚中7枚を確保して圧勝。

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【「変遷」は結構面白いセットだと思う】

本当に目のつけ所が素晴らしい。自分だけのデッキ・戦略・コンボを考える楽しみが無限に確保されつつ、他人との絡みもいい塩梅だ(攻撃カード云々というより戦略の相性的なもの)。慣れないうちは何をしたらいいかわからない感じもあるが、逆にゲームの収束ははっきりしていてプレイ時間が短めなのもよい。突き詰めてしまうと行動がルーチン化してしまうかもしれないという危惧はあるが、そこに至るまで十二分に遊べるだろうし、追加カードが今後いくらでも出てくるであろうことを考えると杞憂に過ぎないとも思う。いまさら言うまでもないとは思うが、一度でいいから触れてみていただきたいゲームだ(その折には最低2〜3回遊んでほしい)。


ケルト解説実況

無冠の帝王クニツィア先生がこのゲームでついに2008年のドイツゲーム大賞を受賞した。私はそれほど食指が動かなくて買ってなかったのだが、衛星放送のボードゲーム番組で取り上げられたのを観たRYOが入手した。ちなみにアメリカ版としてコンポーネントを大幅に、ルールを少し変えた『ロストシティ・ボードゲーム』も出ている。

手番には手札からカードを1枚出して、自分のコマをカードに対応する5つのルート上で進ませる。出されたカードはプレイヤーごとに色別に並べておく。同じ色のカードは数字が降順または昇順に並ぶように出さねばならない。コマがルート上を進むほど得点が増えるが、1〜3マスしか進めないとマイナス点になってしまう。ルート上にあるボーナスタイルや願い石タイルの得点に、コマが到達した位置による得点を合計して多いプレイヤーの勝利。

4人にて。序盤は調子よくコマを進ませるが、すぐに適切なカードが切れてクニツィア先生お得意のジレンマに陥る。どうしてもカードを出せない/出したくないときには公開の場に捨てることができ、以降そのカードを他のプレイヤーが取れるというルールがあるのだが、展開が早そうだったのでほとんど誰もカードを捨てなかった。SYUCHOがダントツの1位で、得点が2倍になるコマをルートの最後(10点)まで進められた私が2位だった。

非常にシンプルかつ悩ましいルールはさすがクニツィア先生だなあ。ゲーム大賞を獲ったのはある意味納得できた。しかし4人でやると終了条件(5つのコマが7マス目以降に到達)に至るのが早すぎて、プレイ前に肝になるんじゃないかと予想していた捨て札を巡る駆け引きが一切味わえなかった。これはたまたま全員のカードの巡りが良かっただけなんだろうか?それとも元々そんなことは意図されてない味付けなんだろうか?おそらく後者なのかな。グダグダと駆け引きするよりはさっぱりと終わらせて何度も遊ばせるデザインのように感じられる。ルート上に置かれた特殊タイル(ボーナス、最後に得点となる願い石、任意のコマを1マス進めるクローバー)がよいアクセントになっている点は好感。


三つの掟ふうかのボードゲーム日記

『ドミニオン』はリクエストされて持参したのだが、念のため他にもいくつかついでに持っていった。M井君の帰宅時間が早そうなので時間がかかるレースゲームは後回しにされ、書泉で購入したばかりのパーティゲーム『三つの掟』をやることに。朝の電車の中で英文ルールを読んだだけだったため途中でRYOに指摘されて大きなルール違いが判明したのだが、なかなか面白かった。

3〜7人用。禅の儀式がテーマらしい。イラストが妙にポップでエキゾチックだ。プレイヤーは順番に導師役を担当し、残りのプレイヤーが弟子となる。導師は盤上のアーティファクト(以下「棒」)の動かし方に関する掟カードを2枚と弟子の行動を規定する掟カード2枚を引いて1枚を捨て、残った3枚をプラス得点側に2枚・ペナルティ側に1枚配置する。弟子は順番に盤上の棒を1本だけ移動させる。このときの移動の様子や弟子の行動が3枚の掟カードによってプラス点またはマイナス点となり、弟子の得点が決まる。これを規定回数繰り返して弟子の総合得点が決まり、導師は最高点を取った弟子と同じ得点を得る。全員が1回ずつ導師役をやったら儀式は終了し、得点合計の多いプレイヤーの勝利。

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【左の1枚がマイナスの掟で右の2枚がプラス】

4人プレイなので本当は弟子の挑戦が3周するのだが、解釈をミスって1周しかしなかった。私が最初の導師となって「棒をなでたら3点」という行動の掟をプラス側に置いておいたのだが、これは失敗だった。弟子たちがカードにある行動をできるだけやってみようとか言い出したからだ(互いに矛盾する行動もあるが)。立ち上がったり棒を落としたりし始めて収拾がつかなくなりそうだったので制限時間を設けた。自分が弟子のとき、とりあえずいろいろ(棒に話しかけたり導師に許可を求めたり両手で棒を捧げ持ったり)やったのに行動の掟にかすりもしなかったのは悲しかった。そんな感じで割りと盛り上がった(チャレンジ回数がルールの規定より少なかったため、やや消化不良感が残りはしたが)。

導師としては1人だけに高得点を取らせると得なので、任意に行える初期の棒配置で上手くヒントを出したりする(棒で矢印を作るという露骨なヒントが考案されたりした)。弟子は弟子で、どの行動が掟に関わっているのかを予想しながら他の弟子の挑戦を半ば笑いながら半ば真剣に観察することになる。体と頭を両方使ってダレることなく場が盛り上がる好ゲームだ。難を言うなら、行動の掟のなかにちょっとやり辛いものが含まれていた。その辺は面子次第なのかもしれないが、自分たちのプレイ環境に合わせて別のカードを作っても面白いだろう(そのためにブランクカードが何枚か入っている)。


ジュピターのもとにふうかのボードゲーム日記BGG

昨年KOSMOSから出版されたトリックテイク系カードゲーム。「絶妙」との評判を見てドイツから買った。カードゲームの割にはやや時間(約45分)がかかるのだが、M井君が帰る前に途中まででもやってみようということになった。ところがこれが面白かったためM井君は帰宅時間を延長し、結局そのあとドミニオン×1まで遊んでしまったのだった。

3〜5人用。4色のスート(各色に1〜14のカラーカード及びゴッドカード)と5枚の特殊カード(ジュピター・ジュノー各1枚及び羊3枚)を用いるマストフォロー(リードのスートに可能な限り従う)のトリックテイク。場にラウンドごとの獲得予定トリック数を示すT〜]Uのトリックカウンターカードを並べ、各プレイヤーに13枚ずつカードを配る。各プレイヤーは手札から「切り札の投票」及び「獲得トリック数による得点」にするためのカラーカードを1枚出し、順番に任意のトリックカウンターカードの横に置いていく。このとき、自分が該当するトリック数を満たしたとき優先的にカードを取るためにマーカーカードを置いてもよい。残った12枚でラウンドを始めて12回トリックを繰り返す。終了後、獲得したトリック数と同じトリックカウンターの横に置かれた得点カードを得ることができる(かもしれない)。必ずしも自分が置いたカードを取るとは限らない。次のラウンドは残ったカードを12枚ずつ配り直して同じことを繰り返すのだが、ラウンドごとにカードが1枚ずつ減っていくわけだ。獲得されなかった得点カードは次回以降のために残る。また、各プレイヤーはゲーム中に1回だけ0トリック(トリックを1つも取らない)に挑戦できる。8ラウンド終了後(最終ラウンドは手札が5枚しかない)に最も得点を稼いだプレイヤーの勝利。

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【第1ラウンドの私の手札】

ルール説明が長くなってしまった。4人プレイ時は各色12〜14を除いて配り、毎ラウンド必ず1枚余る。毎ラウンド得点カードの選定に頭を悩まし、カードの出し方に悶える。ゲームは序盤から走ったM井君をRYOが追いかけて逆転勝利し、序盤から駄目駄目だった私と中盤で失速したSYUCHOが3・4位。

美しくきっちりと完成されたシステムに惚れ惚れする。まず、必要なトリック数を満たせばいいゲームなので、手札が弱かろうが中途半端だろうが充分戦える(その分言い訳が効かないのだが)。得点カードには、切り札になる可能性があることや、高い数字だと自分の手札が弱体化したり他人に取られたりするデメリットがあるという二重三重のジレンマが設定されている。トリックラウンド中は各色のゴッドカード(最強と最弱を選択可能)、ジュピターとジュノー(最強の切り札)、羊(いつでも出せる最弱カード)という特殊カードの存在が戦略を複雑にしている。ラウンドが進行するにつれて手札は絞られ、特殊カードの割合が高くなっていく。得点カードの選定と予約、トリックラウンドの駆け引きなど他のプレイヤーとの絡みも濃厚だ。やや時間がかかるのは否めないし、トリックテイクに慣れない人がいきなり遊ぶのはちょっと難しいかもしれないが、これはぜひ挑戦してみてほしい。

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というわけで、レースゲーム大会のはずだったのだが、場の空気のためかなんなのか『モトグランプリ』しかできなかったのは残念(私は持っていったゲームがたくさん消費されて助かったが)。次の機会には『リーダー1』をしっかり遊ぶため、RYOの和訳製作に協力したりしている。
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2009/1/30  0:35

投稿者:hirocean

やっぱそうなんですねえ。
『ケルト』は自分のじゃないので、いっそ『ロストシティBG』を入手しようかなとも思います。

2009/1/29  17:23

投稿者:akio

ケルトルールはほとんどほかさないですねえ。ロストシティボードゲームルールやと、捨てますんで試しにやってみてください。また違った楽しさがあります。

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