◆ボードゲームの索引・話題はこちら→ボードゲーム総合案内
 ◆伊集院光深夜の馬鹿力Podcast版一覧はこちら→深夜の馬鹿力Podcastメモ
 ◆最新記事は左側の「近事」、最新コメントは「諫言」を参照ください

2009/3/1

RYO宅深夜ゲーム090301  遊戯

2月28日はRYO宅でボドゲ会だったが私は仕事があるので不参加のつもりだった。ところが前回の自宅ゲーム会の折に私が共同購入の荷物に入れていた『Conflict of Heroes』のルールをRYOがネットからダウンロードして読み、ぜひやりたいから夜遅くなっても持って来て遊ばない?とのご無体な誘いをかけてきた。あのな、土曜日は昼から夜9時まで仕事なうえに珍しく日曜も昼から仕事なんじゃい!しかも『CoH』は重いし!頑張って行くわ!


タッチ オブ イヴィル当ブログ初回

夜10時過ぎにRYO宅を訪れたところ、SYUCHOが持参した『タッチ オブ イヴィル』がRYOとSS参加で始まるところだったため私も混ざった。おおまかなルールや雰囲気については↑のリンク先記事を参照していただきたい。

まずは上級協力ゲーム。ヒーローは探偵(RYO)、先生(SYUCHO)、兵士(SS)、詩人(私)となり、魔物はワーウルフ。詩人は基本的に戦闘の役に立たないので、アイテムやイベントを集めてサポートする係となってウロウロする。ネズミの巣が湧きまくったりヒーローがKOされるとシャドウトラックが進むミステリーカードに脅かされたりしながら(途中でSSが帰宅し、探偵を廃棄したRYOが兵士を担当して3人プレイになった)、ギリギリのところで本を集めた先生を筆頭に決戦に挑んだが、凶悪なワーウルフの戦闘能力に圧倒されて無残に敗北した。

クリックすると元のサイズで表示します
【邸宅にて決戦!】

リベンジを期して上級競争ゲーム。ランダムに選んだらまたしても私は詩人、RYOが探偵となり、SYUCHOは無法者カタリーナ。魔物は首無し騎士。首無し騎士が事あるごとにボード上を駆け巡って物騒だったが、今回は非常に順調にヒーローの強化が進み、シャドウトラックの進行にも余裕があった。我が詩人は9まで伸ばしたSpiritをルーンのアミュレットで戦闘ダイスに変換できるようになり、防御と回復に不安を残しつつも最初に決戦に挑むこととなった。競争ゲームなので他のプレイヤーからイベントカードで妨害されまくる。ヒットポイントをあと2〜3点というところまで追い詰めたが惜敗し、直後にSYUCHOが止めを刺した。全員敗北とならなくてよかっけど、ちょっと虚しい気持ちになったのは否めない。あと一歩だったのに〜

クリックすると元のサイズで表示します
【Spiritオバケの詩人ダンフォース】

多人数での協力および競争ゲームを初めてプレイできたわけだが、前者は『キャメロットを覆う影』や『パンデミック』のようないわゆる協力型ゲームを踏襲しているなかでキャラクター強化要素の比重が高め。一方後者は、「先に手を出すと圧倒的に不利だが譲り合いが過ぎると全滅する」という独特のチキンレース感覚が凄まじい。まったくプレイ感覚の異なる2種類のゲームがかなり整合性を持って一箱に収まっているうえに、カードが豊富で展開も多様だ。毎回思いもかけないような恐怖とドラマが待っているだろう。


指輪物語:二つの塔カードゲームBGGふうかのボードゲーム日記

日本のボードゲームファンの間で密かな好評が流れ続けているクニツィア先生作のカードゲーム。『ロード・オブ・ザ・リング』映画版の画像を使用しているため、権利の関係でドイツ国外に一版流通しなかった。禁断のドイツe-Bayにて入手。

2〜5人用。4色のカード(各色に4種類のアイコンが5枚ずつ計20枚含まれる)とガンダルフ(ワイルド)カードをすべて混ぜ、6枚ずつ手札にする。場に並んだ拠点カードと旅程カード上をコマが移動していき、旅程カード上では全員がカードを補充し、拠点カード上では手札からカードを出して勝利点チップの獲得を競う(拠点に提示されたアイコンに対応するカードの枚数が多いプレイヤーから高い勝利点を取る)。最後の拠点(ミナス・ティリス)に到着して処理を終えたとき、最も勝利点を集めたプレイヤーが勝利する。

引き続き3人にて。カードを補充するときは、場に公開されたカード(初期は4枚)か山札から1枚引く。あるいは手札から1枚を公開場に戻して2枚引く。いらないカードは積極的に還元したいところだが、他人が集めているカードかもしれないというジレンマが発生する。私は序盤から欲しいカードばかり山引きしていい調子だった。拠点カードでの決算では、プレイ順に手札から出したいカードをすべて出す。このとき同色同アイコンのカードは1列にして並べ、同色の列を2つ以上作ることはできない。ガンダルフカードは他のカードと一緒に各列の1枚目としてのみ使用できる。拠点カードのアイコンに対応するカード枚数を比べて勝利点チップを分配し、対応列から1枚ずつカードを捨てる(最下位はチップを貰えないがカードを捨てなくてもよい)。中盤過ぎて、好調だった私のトップはもはや揺るぎない状況となり、RYOとSYUCHOの2位争いが焦点に。最終ラウンドでRYOが溜めに溜めた17枚を出してトップを取ったが結局は最下位だった。

クリックすると元のサイズで表示します
【白いカードがガンダルフ】

ああクニツィアンゲームですね!カード運は大きいが、先に得られる勝利点が見えているため長期的なプレイヤー間のにらみ合い、駆け引きが淡々と続く。今回のように一方的な展開になることもあるだろうが、なかなか痺れるセットコレクションカードゲームである。日本で入手難なのは非常に惜しい。テーマを変えてリメイクされるといいのだが。


レース フォー ザ ギャラクシー解説実況

昨年世界中で発売されたゲームの中でおそらく5本の指に入るほどの注目を集めたカードゲーム。興味はあったものの自分で購入するまでには至らなかったのだが、今回共同購入にてRYOがエキスパンションともども入手したので初めて遊ぶことができた。宇宙開発を競って勝利点を集める。

手持ちゲームではないし1回遊んだだけでまだルールをしっかり飲み込んだ状態ではないので、詳しい内容は↑のリンクを参照していただきたい。全プレイヤーが同時に行動カードを出し、出された行動を順番に全員で処理していく。カードを引いたり、カードを場に出したり、商品を生産・交易したりしながら自分の宇宙を発展させていく。カードを配置するコストや商品にカードを用いるところは『サンファン』とそっくりだ。自分の場に配置したカードの勝利点と途中で得た勝利点チップとボーナス勝利点を合計して最も多いプレイヤーの勝利。

引き続き3人にて。豊富なカードの能力はほぼアイコンで表されているが、これが結構種類が多いうえに複雑で、ゲーム終盤までマニュアルやレファレンスと首っ引きになってしまった。アイコンに慣れてからがこのゲームの真骨頂という評判をよく目にしていたが、初見はマジで厳しいな。私の初期惑星はアルファケンタウリで、商品生産を主力にするっぽかった。カードを引いたりコストを下げたりする方向には向かえなかったため安い生産惑星と消費惑星を集めて終盤で勝利点チップを荒稼ぎした(最後は12点獲得)。ボーナス勝利点のあるカードを集めたSYUCHOがトップ。私は31点で2位だった。

クリックすると元のサイズで表示します
【安く生産して安く消費する○国みたいな宇宙国家】

ものすごい手探りプレイだったが、注目を集めているホットなゲームの実力の片鱗を味わうことはできた。ソロプレイ感が強すぎるという批判もあり、確かに人のカードまでチェックしている余裕はなかったが(初見という状況を差し引いても)、相手の出しそうな行動カードを読んで利用することは可能だし、それがうまくいくと気持ちいい。何より自分の宇宙を組み立てていく楽しさと狙ったコンボが稼動したときの興奮があり、何度も遊びたくなってきている。アイコンに慣れとかなきゃな。


コンフリクト オブ ヒーローズBGGソークオフだよ人生は

シミュレーションゲームの流れを汲むいわゆるウォーゲーム(War Game)にはあんまり馴染みがなくてHJの『ドラゴンパス』も死蔵状態、せいぜい晩期ツクダホビーのガンダムSRPGを遊んでいた程度の私だが、密かな憧憬は常にあったのだ。『アラビアのロレンス』を観た影響で買ってしまった『Pursuit of Glory』の方はかなり本格的でやっぱり死蔵してしまいそうだが、BGGのウォーゲーム部門で1位に輝いたことのあるこのゲームにはかなりの期待を抱いていた。『コンフリクト オブ ヒーローズ』は今後出版されるであろう一連のゲームシステムに関された名前で、この第一作についている副題は「Awakening the Bear!-Russia 1941-42(目覚める熊!―ロシア1941-42)」、二次大戦中のドイツによるソ連侵攻がテーマである。第二作となる東部戦線ものの出版も予定されている。

歩兵は分隊単位、車輌は1両単位で1ユニットを構成する戦術級シミュレーションゲームである。基本的なゲーム進行については↑右側のリンク先にてわかり易く解説されているので、そちらを参照していただきたい。へクスマップボードやユニットマーカーが普通のウォーゲームより大き目にできており、非常に見やすくて扱いやすい(そのため箱も大きいのだが)。マップは5枚入っていて、6枚目が追加販売されている。

SYUCHOが帰宅し、夜も明けようという時間だったが当初の目的を果たすために箱を開けた。私はルールを読む時間がなかったためRYOから説明を受け、最も使用ルールが少ない銃撃戦(シナリオ)1をやってみることに。ドイツの補給路を襲撃しようとしているソ連のパルチザンとドイツ軍が衝突する。私がドイツ、RYOがソ連を担当した。ドイツ軍は森を遮蔽物にしながら前進し、補給路を挟んで向かい合う。銃撃が飛び交うも9-10以上という命中率のためなかなかヒットしない(あとから考えればCAPを使ってダイス目を修正すべきだった)。初期状態ではソ連が確保している補給路上のへクスG-09の支配で毎ターン勝利点が入るため、ドイツとしては多少の危険を冒してもG-09を確保せねばならない。必然的に戦闘が激化し、増援ユニットを加えつつも双方2ユニットずつの損害を出して勝利点も並んだ。最終5ターン、ソ連は確実な引き分けを期してユニットを撤退させ始めた。1ユニットでも殲滅できればドイツの勝利だ。最後のCAPをつぎ込んでギリギリ12のみの射撃を行ったが当たるはずもなく、VP引き分けにて両者敗北となった。

クリックすると元のサイズで表示します
【ゲームボードとトラックシート】

クリックすると元のサイズで表示します
【大きいマップとユニットがこんなにも素晴らしいなんて

前述のとおりウォーゲームに関する蓄積がほとんどないため他と比較することはできないが、プレイした感触としては、素晴らしく遊びやすいにもかかわらず戦術を練って部隊を動かしている感覚をしっかりと味わうことができる秀逸なシステムだと思った。他のシナリオはもちろん今回プレイしたシナリオ1だけでも繰り返しやりたいと思わせる。一発でファンになりました。RYOも自分で買うらしい。嗚呼願わくは、誰かガンダム(一年戦争)版のユニットとシナリオを同人で作ってくれないものか!


2 de MayoBGG

タイトル『2 de Mayo』は「ドス デ マヨ」と発音する。「妻に先立たれたばかりのヤクザ者が一人娘の運動会の弁当としてサンドイッチを作らねばならないが台所の勝手がわからず、仕方なく食パンにドスでマヨネーズを塗るゲーム」……では勿論なくて、スペイン語で「5月2日」を意味する。スペインのgen X gamesが出版した非常に手軽な対戦型戦史物ボードゲームで、1808年5月2日のマドリッド市民によるナポレオン軍への叛乱を題材としている。Ludibayから買ったらカードが入ってなくて、メーカーに問い合わせたらTシャツや金属コマを一緒に送ってくれて感謝感激という顛末は以前告知板に書いたとおり。

2人用。両陣営の戦力バランスは大きく傾いており、適用ルールや勝利条件がまったく異なる。単純にユニット数を比べても仏:西=30:10である。基本的にはユニットの移動をお互いに秘密プロットして実行し、戦闘が起これば解決する。また、互いに11枚の専用イベントカードデッキを持っており、毎ターン1枚引ける(かもしれない)。10ターン終了までにフランス側は叛乱の完全鎮圧を目指し(スペインユニットの全滅・4箇所ある城門の制圧・自軍の損害3ユニット以下)、スペイン側はフランス側の勝利条件を崩せば勝ち。英語が読める方は、BGGに愛を感じる素晴らしいレビューが上がっているのでそちらをどうぞ。

RYOがスペイン、私がフランス担当となった。圧倒的な兵数を誇るフランス軍だが、部隊の大半はマドリッド市外に待機しており3ターン目まで入ってこられない。加えてフランスは(基本的に)2部隊までしか移動させることができない。したがって序盤で損害を出さないよう慎重に移動命令を出す必要がある……のだが、スペインのイベントカード効果込みでいきなり2ユニットの損害を出してしまった。3ターン目に待機部隊を市内に突入させ、街の北側に集結しつつあるスペイン勢(スペイン側は一度合流したユニットを分割移動できない)を包囲にかかった。圧倒的な部隊で殲滅するつもりが、またしても相手のイベントカードによって1損害を受けた。まだギリギリ敗北条件には至ってないが、問題はスペインのイベントに2枚揃うとフランスの敗北条件となる損害数を1下げるカードがあることだ。こちらのイベントカードを引かないようにして相手のドローを縛ったものの、8ターン目に揃えられて敗北した。フランスも予想外に厳しい。

クリックすると元のサイズで表示します
【本来は赤(スペイン)と青(フランス)の木製キューブを用いる】

移動プロット方式であるにもかかわらず本当に手軽なシミュレーションに仕上がっている。まだ1回プレイしただけだが、両サイドの条件を極端に偏らせつつも勝利に至るバランスが絶妙に調整されていると感じた。BGGのレビューでも言及されているが、『スコットランドヤード』チックな追いかけっこ的要素もある(フランスが刑事でスペインが怪盗)。ゴヤの絵画などを用いたコンポーネントの雰囲気も良し。お勧めです。メーカーから許可をいただいたので、そのうち日本語ルールを公開するかもしれません。期待しないでお待ちください。

--------------------
終わって朝8時。ウチに戻り3時間ほど寝て昼から仕事に出かけた。さすがに眠かったYO!お疲れ様でした〜
0



2009/6/5  15:39

投稿者:hirocean

>akioさん
お買い上げありがとうございま〜す♪(今回は若干メーカーの回し者気分です)

>カインのしるしさん
お久し振りです。このゲームはボード自体が小振りなので国旗メタルトークンはすげえ小さいですよ(木製キューブのほうがずっと扱いやすいという)。和訳はぼちぼち、月末くらいまでにできればいいかなと思ってます。

2009/6/5  0:49

投稿者:カインのしるし

ご無沙汰しております。
2 de Mayo が盛り上がりそうですね。海長さんが言う「フラッグボタン」が、手に入らなければアグリコラでお世話になった「カール・パンチ:1/2インチ」でもって、作ってみようかと思います。(メタリック・テイストを持つ素材があるかな?)小さすぎますかね?
和訳期待しております。
毎度、他力本願ですいません。

http://saguaro1000.blog78.fc2.com/

2009/6/3  16:10

投稿者:akio

おお、よろしくお願いします。
既に注文したw
そしたら売り切れた。

2009/6/2  23:53

投稿者:hirocean

金属コマは1個1個袋に小分けされてました。メーカーで取り扱ってるのか市販のものなのかも不明です。今度訊いてみましょうかね。

2009/6/1  22:37

投稿者:akio

オビ湾さんがずっと2 de Mayoと書いてて一体なんのこっちゃ? とずっと思ってたら、このゲームの事だったんですね。
ほほー、ちょっとおもろそうですね。和訳公開予定があるのなら、輸入しよかな。この金属の駒ってのは特別版なんですか?

2009/3/8  1:30

投稿者:hirocean

>CoH
買っちゃいましたか。聖地にお布施かな?次はFirefight2で。予習しときます。

>ドスマヨ
慣れればカード効果を折込み済みの用兵をするようになるんだと思う。ルール間違いは確かにそのとおり。大したことじゃないんで気付かなかった。

>WBC
ラジオでリアルタイムに7回コールドを聴いてました(試合自体にはあんまり興味なくてその後の番組を待ってたんだけどw)。

2009/3/7  21:32

投稿者:Ryo

>CoH
ゲット! というわけで、持ち運ぶ必要もなくなりました……。心置きなく駒を実際に動かせるね。

>ドス
損害有無に関わらず、早めにドローを絞らないといけないかも。スペインにタイムリーなカード使用させないためにも。

そういえば、前回ルールを間違っていたかも(勝敗にはあまり影響なさげですが)。スペインはプロットの時点で同じエリアからは1つのエリアにしか移動を選択できない、というルールなので、上の写真のあとに、2方向へわけて撤退したのはイリーガルかと思われます。

全然関係ないが、今日はWBC日本代表がんばっているのぉ。

2009/3/7  11:48

投稿者:hirocean

ども、またやりましょう。

>CoHオンライン
時間が合うようなら検討しますが、せっかくの大ゴマなんで実際に動かすほうがいいなあ。それほど感触が良かった。

>2 de Mayo
損害を出しすぎたフランスはすぐにでもスペインのカードドローを絞ったほうがよさげですわ。

2009/3/6  21:57

投稿者:Ryo

ほんまお疲れさんでした。

>CoH
プレイアビリティの点が絶妙。マニアックな再現というのも面白いのですが、やはり遊びやすさってのは大事だなぁ、としみじみ思いました。オンラインでもできるので、ちょくちょく遊びたいですね。

>2 de Mayo
楽しい。プロットによる駆け引きの面白さが秀逸でした。カードという要素もうまく機能していますね。今回の最後は、スペインのカードの引き頼みとなりましたが、11枚中10枚で引けばいいので、損害3を仏軍に与えた時点で、かなり勝ちが確約される気がします。逆に仏軍としては、損害は2以下に抑えるのが必須なのかなぁ、とか。バランスのとり方がほんとに独特で素晴らしい。でも、買うなら金属ゴマがいいなぁ(笑)。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ