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2009/3/22

カツキ宅ゲーム会090322  遊戯

今月は諸事情により自宅で飲み会を開くことができなかったため、カツキさんにお願いしてお宅をお借りした。見繕ったゲームを鞄に詰め込み、徒歩にて当日3時に伺う。いろいろと美味しいものを用意してもらった。ありがとうございます。


ドメモ当ブログ初回

幻冬舎から復刻された新版『ドメモ』を付属の袋に入れて持参した。ルール等に関しては前回の記事を参照していただきたい。

とりあえず誰も来ないし持っていったゲームの中で2人でできるのはこれだけだったのでカツキさんと遊ぶ。面白くて何度かやっているうちにRYOが到着したため3人にて数回、さらにヒョンが来たのでカツキさんと代わってプレイした。ヒョンは「頭を使うゲームは嫌です!」などと冗談めいた暴言を吐いていたが、皆に好評であった。

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【ここから逆転しました】

自分の数字が見えにくく、裏からでも上下がわかるように工夫されているのは素晴らしい。牌がプラスチックなのは残念だが止むを得ないだろう。ゲームの面白さ、システムの美しさ、その裏に見え隠れする心理と駆け引きをぜひ体験していただきたい。本屋などで見かけたら要チェック(でも「恋が生まれるゲームです」って帯の惹句はどうなのか)。




冷たい料理の熱い戦い解説実況

↑の『ドメモ』と同じアレックス・ランドルフ師の作品。実況リンク先である「gioco del mondo」の紹介を読んでからずっと欲しかったゲームだったが絶版で、ヤフオクに出るたびに結構な高値になるので入手できなかった。e-Bayで取引したドイツ人に頼んで入手してもらう。基本は周回するスゴロクだが、ほんのちょっとしたアイデアによって命を吹き込まれている。

2〜6人用。順番にサイコロを振ってマスを進み、赤いマスを通過したら中央に積んである料理タイルを1枚獲得する(ちょうどで止まると2枚)。サイコロは、1個振って出目分進むか、そこに1個振り足して出目の合計の2倍分進むか、さらに1個振り足して合計の3倍分進むかを逐次選択できる。ただし出目の合計が8以上になると振り出しに戻らねばならない。つまり最大で7(3個の出目)×3=21進むことができ、1周もちょうど21マスある。また、他人のコマがいるマスにちょうど止まると上に乗ることができ、下のコマが動くときに運んでもらえるうえに(サイコロ振り足しの決定もできる)、赤いマスを通過したときは上の人だけが料理を獲得できるというご無体なルールもある。最後の料理(ロブスター7点)が取られたらゲーム終了で、料理の得点合計が多いプレイヤーの勝利。

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【青が赤に踏まれております】

ヒラマツさんが友人の中国人セツ君とウン君を連れてきてくれて面子が一気に増えたので、6人にて給仕競争。皆ルールはすぐに把握してくれた。サイコロを振り足すたびにバーストしてスタート地点から一歩も進めないかと思えば、一気に十数マス進んだうえに他のコマにおんぶしてあっさり料理を獲得したりと、盤面は非常にダイナミックに進行する。1回目は2枚獲得を成功させたヒラマツさんの勝利。もう1回遊んだ。

結局のところスゴロクは、ゴールや途中のマスに様々な工夫を施したところで「いい目をたくさん出したプレイヤーが勝つ」のであって、このゲームもその点は変わらないのだが、「サイコロ振り足しの選択」と「他人を踏み台にする」という進行ルールの工夫のみで「所詮は運任せ」という感覚を劇的に塗り替えている。先に進んだ方が有利なのにサイコロで5・6が出るとあんまり嬉しくない、でも他人を踏めるならどんな目でも全然OK!って気分は新鮮だ。ランドルフ師の偉大さが身に沁みる一作。幻冬舎さん、これも日本版出してくれませんか?


ストロッツィ解説

クニツィア先生によるイタリア都市国家時代の豪商をテーマにした一連の作品の最新作。第一作の『メディチ』はフランス版を所有しているので統一感ないなあと思いつつもB&Bにて購入した。

3〜6人用。各プレイヤーは手持ちの旗タイル3枚を用いて船カードの獲得を競う。船カードには入港の優先順位を示す数値、積荷、政治力、ボーナスタイルなどが描かれており、それぞれが船を獲得したプレイヤーの得点に絡んでくる。旗タイルは船を獲得したら使いきりなので、各プレイヤーは毎ラウンド最大で3艘まで船を取れる。獲得した船はヴェネツィア、ローマ、ナポリのいずれかに入港させ、対応するコマを動かしたりボーナスタイルを得たりする。旗タイルか船カードを使い切ったらラウンド終了で、各都市の船と影響力の順位によって得点する。3ラウンド終了時にはボーナスタイルの得点も加えて最終得点を出し、最も稼いだプレイヤーの勝利。

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【左上の巻物っぽい場所が政治力を示すフィレンツェ】

ヒョンは用事で帰ってしまったが代わりにアズサが来たため引き続き6人にて。船カードを得る機会はたった3回で、他人が唾をつけた船を横取りできる海賊旗タイルは1枚しかない。どのタイミングで勝負するかがすべてだ。結果、早々にタイルを使い切って「お仕事終了で〜す」と酒を補充しにいく人もいれば、「まだだ!まだ終わらんよ!」とより良い船の到来を信じて粘る人も出てくる。ゲームが進行すると、それぞれの立場によって欲しい船が微妙に変わってくるので絡みが強まってくる。私は全然振るわないと思っていたが、最後は全員がわりと接近し、ギリギリでセツ君をかわして勝っていた。

微妙な組み合わせの得点源をタイミングを計りながら取りに行くというゲーム感は姉妹作である『メディチ』に似ているが、あっちの胃が痛くなるような値付け合戦に比べればずいぶんと気楽に遊べる。その分ぼんやりとした印象になっているのも否めないが、ゲーム慣れしてない人と遊ぶならこっちのがいいか。フィレンツェとボーナスタイルが意外と重要かも。


クク解説実況

フランス発祥でイタリアにて発展した伝統的カード。あまりの面白さに熱中する兵士が続出したためイタリア軍で禁止命令が出たという逸話は真実なんだろうか?(個人的にはヘタリア伝説っぽいと思うが。)去年のゲームマーケットで購入したグランペールの日本語簡易版で、チップが入ってないので同じくグランペールが販売しているゲーム用紙幣を利用した。

トランプのように1組のカードで様々な遊びができるが、今回は最も一般的な「カンビオ」を遊んだ。−4から15までの強さがあるカードを各プレイヤーに1枚ずつ配り、順番に1度だけ隣のプレイヤーとカードを交換するかどうかを選ぶ。最終的に最も弱いカードを持っているプレイヤー(+α)が負ける。ルールはたったこれだけだが、「交換を持ちかけた瞬間負ける」とか「交換しようとしたカードの元の持ち主が負ける」などの特殊な能力を持つカードが数種類あって駆け引きが生まれる。1〜3ラウンドで負けたプレイヤーは規定のチップを払いつつゲームに残れるが、4ラウンド以降は負け抜けで最後の1人になるまで続ける。残った1人が賭けチップをすべて取る。

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【カードは各2枚の計40枚ある】

到着したオーヤさんも交えて8人で遊ぶ。特殊能力のあるカードを把握してもらうのに2〜3ラウンド費やしたが、その頃には皆が熱中しはじめていた。さっと配って一巡り交換してオープンして次へ。本当にサクサクと進行する。そして本当に面白い。自分のカードを交換するかしないかだけなのに(そしてその選択もあまり悩むようなことではないのに)、交換の結果に否応なく一喜一憂してしまうのだ。結局『クク』をひたすら繰り返し遊び続けたため、その他の持参ゲームを遊ぶことができなかったことだけが残念だ。

冒頭の逸話はやっぱ本当かもしんねえってくらい簡単かつ面白い。正直なんでこんなに面白いのかよくわからない。伝統恐るべし。皆気に入って曰く、「これホントに金賭けたら滅茶苦茶ハマるだろうね」。うん、確かにそうだね、やらないけど。インディアンマニアな自分としては、次は「インディアンクク」を遊びたい。

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9時過ぎには参加者がバタバタと帰っていった。『ドメモ』以外に2人で遊べるゲームを持ってってなかったため私もお暇した。カツキさん、場所と美味しい料理をありがとうございました。参加者各位、来月もどうなるかわかりませんがよろしくお願いします。
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2009/3/29  22:38

投稿者:hirocean

「大事なことだから2回言った」ですねw
クイズの答えがちょっと気になります。

2009/3/29  11:23

投稿者:akio

わたしたちがククをする時はなぜかチップを使わなくてもいいような工夫をして行います。チップの代わりにあるものを使っていますが、このあるものはここでは書けませんw

2009/3/29  11:23

投稿者:akio

わたしたちがククをする時はなぜかチップを使わなくてもいいような工夫をして行います。チップの代わりにあるものを使っていますが、このあるものはここでは書けませんw

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