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2009/4/26

オーヤ宅ゲーム会090426  遊戯

今月の飲み&ゲーム会はオーヤさん宅をお借りした。相方の誕生会もちょっと兼ねている。谷中のケーキ屋「イナムラショウゾウ」で予約しておいたバースデーケーキを受け取ってからゲームを担いでお邪魔した。5時から7時前くらいまでベランダのテーブルで夕焼け空を眺めつつ、ちらし寿司や豚汁をいただきながら酒を飲む。日が落ちて冷え込んできたので室内に移動、8時からゲーム会に移行した。


ディクシト当ブログ初回ふぇみにん日記

前回4人で遊んで好評だった『ディクシト』をフルの6人でやってみた。しかも今回は、ニュアンスが重要なこのコミュニケーションゲームに韓国人、中国人(韓民族)、中国人(モンゴル族)が混ざるという異文化交流状態となった。

結論としては、難し目の日本語が使えないという制限はあったものの、はっきり国や民族の違いが見えるというよりは個人の感性の違いのほうが目立った。自分のお題を外し気味にすると他の人に点をさらわれやすく、3人連続で正解者が出なかったりした(セツ君のお題「料理がいっぱい」はストレート過ぎて唯一全員正解を出したりもしたが)。最終的にウン君(モンゴル族)の勝利。私は異文化交流に取り残されてダントツのビリだった

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選択すべきカード枚数と投票数が増えるので、このゲームはできるだけ人数が多いほうが面白いだろう。個人個人の持つ言葉のイメージやニュアンスってのは実に曖昧でギャップを生ずるものよなあ


アクワイア解説実況

もはや古典とも呼べる経済ボードゲームの定番。ホテルチェーンを吸収合併させつつ株で儲けるのが目的である。複数の出版社から何度もリメイクされており、私が入手したのは最新の2008年アヴァロンヒル版。過去のホテル模型が入っている版も素敵だが、コンパクトかつシンプルにまとまっているこの版もなかなか。

3〜6人用。各プレイヤーは手元からボード上にタイルを置いてホテルチェーンの設立や吸収合併を発生させるなどし、株を3枚まで買い(任意)、タイルを補充する。M&Aが発生した場合、吸収されたほうのホテルチェーンについて筆頭株主と次席株主への配当金が支払われ、株の売却や交換ができる。1つのチェーンが41以上になるか、盤上のすべてのチェーンが11以上になったらゲーム終了となり、最後に配当金と株売却を行ったうえで所持金が最も多いプレイヤーの勝利。

同じ面子6人にて。私も含めて全員が初アクワイアなので、ほとんど勝手が分からないままじわじわとタイルを置いていく。そして中盤を過ぎても誰も合併を起さない。よって誰も収入を得ることができず、初期所持金6000をほとんど枯渇させていった。初期に私が数枚の株を買っていたフェスティバルチェーンが私の意志をよそに拡張していったため、あえて得をしない合併を起してフェスティバル株を増やしたが、最後の瞬間まで収入を得られないジリ貧状態に陥った。だめだこりゃ。最終的にインペリアル、アメリカン、フェスティバルの3チェーンが残って終了。私はフェスティバル筆頭株主をギリギリで死守できたため4位に浮上できた。中国人ウン君、セツ君がワンツーフィニッシュだった。

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株価の確認と紙幣のやり取りがやや面倒ではあるが、思っていたよりはるかに単純で遊びやすいゲームだった。株を買うタイミングを計って吸収合併への計画を練るも、タイルの引き運と他人の思惑に翻弄される。その面白さは間違いないものだ。こりゃ廃れないはずだね。


ドンドラゴン

今年のHABAの新作で、新たな小箱カードゲームシリーズのひとつ(箱のサイズは136×105×28mm)。以前はHABAのホームページでパッケージやルールを見ることができたのだが、リニューアルされて4月28日現在は情報が消えている。さてこの『ドンドラゴン』は、PDFでルールを読んだときに一瞬クニツィア先生作かと思ったほどキレのあるシステムに見え、今回入手したHABAの新作の中でも一番の期待作であった。

2〜4人用。8種類のお宝が7枚ずつ計56枚のカードになっている。各プレイヤーは6枚を手札とし、手番には1:同じ種類の宝を2枚以上手札から出して自分の前に公開するか、2:手札から4枚までのカードを伏せて場に出し、いずれの場合も手札を6枚に補充する。すでに公開されているのと同じ種類のカードを公開するときは、場にある枚数を超える枚数でなくてはならないが、その代わり場にあるカードを自分の出したカードに加えられる(「剣」が場に2枚出ているときに「剣」を3枚出せば5枚とも自分の公開カードになる)。カードの補充は元々の山札からでも、誰か(自分を含む)が以前に伏せたカードの山からでもよい。新たにカードを伏せたときは上にドラゴンのコマが置かれ、次に誰かがカードを伏せるまでその山は守られる。規定枚数のカードを公開したプレイヤーの勝利。※英語ルールの解釈ですが、間違っている可能性はあります。

半数以上の参加者が帰宅し、残ったオーヤさん、ヒョン、相方と4人にて。同種のカードは7枚ずつなので4枚公開できれば鉄板だが簡単には揃わない。よってギリギリ横取りされにくい3枚公開が基本戦略となった(というかそれしかしなかった)。自分が伏せたカードをあとから回収できるため、どこに何をどの順番で置いたかをある程度覚えておく必要がある……のだが、相方以外は酒も入っていて記憶が定かじゃない。そのためか2回やって2回とも相方が素早く3枚セットを3組作って勝利。

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う〜む、ルールだけ読んだときはすごくクレバーな印象を抱いたが、正直期待外れだったかな。カードの巡り運に支配されすぎるうえに相手が伏せたカードを読む手掛りがほとんどない。とはいえ我々のプレイの仕方が硬直していたとも思う。自分の伏せカード情報をもとに2枚公開を積極的に行うべきだったかもしれない。もうちょっと手を加えれば良いゲームになりそうな予感はするのだが……カードを捨てるとき伏せかオープンかを選び、オープンの場合のみドラゴンが守りに来るとかどうだろう


働く車ゲーム:救急車

引き続きHABAの新作で、缶素材の車に入った3部作(救急車と消防車と……囚人護送車……?)のひとつ。この3部作は『はちゃめちゃジェットコースター』などでお馴染みのギミックゲームデザイナーであるギュンター・バースがすべてデザインしている。ルールを読んだ限りではどれもいまいちな感じだったが(とりあえず缶の車の入れ物がギミック的にまったく生かされてない)、せっかくの同時発売なので3つとも買っちゃったい

2〜4人用。まず救急タイルを1枚めくって通報があった家(赤・青・黄・紫の4色×1〜3の数字で12種類)を決める。順番に道タイルをめくり、病院から同じ色の家同士を繋げて道を作っていく。繋がらないタイルをめくったら元に戻して手番を終える。目的の家が描かれたタイルを繋げることができたら前半戦は終了。目的の家のタイルに救急車コマを置き、サイコロを振って病院へ帰る。1か2の目が出たらコマを進めてサイコロを振り続けるが、車の目が出たら手元のサイレンマーカーを使用しない限り次のプレイヤーに手番が移る。コマを病院に戻したプレイヤーは手元の患者チップ(マグネット入り)1枚を缶の救急車に貼り付け、次のラウンドが始まる。最初に手元の患者チップ3枚を無くしたプレイヤーの勝利。

「はたらくくるま」なんてガラじゃない同じ面子で遊ぶ。道を作る前半は記憶ゲームだ。目的の家タイル12枚+使用したサイレンを復活させるタイル2枚の計14枚をめくった順に覚えるわけだが、場合によっては1〜2枚で目的地に着くこともある。後半のスゴロクは車に妨害されるというひねりがよい。どんなに短いルートでも、車の目を連続して出すと他人にゴールを譲ることになったりして盛り上がる。サイコロで好調な目を出したオーヤさんが勝利した。

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『ドンドラゴン』とは逆に、あまり期待してなかったが結構面白かった。前半のタイルめくりは、ちゃんと記憶してどんどん道を繋げればよいかというとそうでもなく、後半のスゴロクでうまく自分がゴールできるように手番順を調整する戦略が考えられるようにできている。一転して後半のスゴロクではサイコロを握るプレイヤー以外がみんな「救急車事故れ!」と念じる不謹慎な展開に。記憶と戦略と運と楽しさが適度に配合されている良いゲームでした。缶の救急車は患者チップを貼る以外のゲーム的役割がないわけだが、まあこれはこれで子供に対するツカミがバッチリなのでいいかな。

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遅めの時間からだったが有意義に遊ぶことができた。このほかのHABAの新作についてはおいおい相方と遊んでからご紹介したいと思います。オーヤさん、ご自宅を提供していただいてありがとうございました。いろいろとご馳走様でした。
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