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2009/5/13

グラン・トリノ:次世代への遺産  趣味

上野東急2にてクリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』を観た。映画の詳細についてはリンク先にて。

染みる映画。ラストで泣きました。前半はそれほど派手なことが起こらず、保守的なアメリカを象徴する頑固じいさんがアジアからの移民に絆されていくハートウォーミングストーリーかと思わせておいて、後半は一気に緊迫した展開になる。あとから考えると最後の決着に至るプロットにご都合主義感もあるが、突きつける人差し指が44マグナムに見えるクリント・イーストウッドの存在感と威圧感によって圧倒的な説得力が生まれている。かっこいいじいさんだなあ、本当に

雑多な移民によって変貌していくアメリカについて監督は、「新たな移民と仲良く共生しましょう」などというおためごかしの肯定もしなければ、「連中のせいで古き良きアメリカが失われた」という頭ごなしの否定もしない。床屋や建築現場でのシーンで描かれるように、白人たちもまた本来は雑多な移民であり、軋轢や偏見を経験しながら同じアメリカ市民として共存するようになったという誠実で平等な視点をしっかり保っている。

この映画のメインテーマは「移民国家アメリカのこれから」だと思うが、むしろ「親や教師、上司、指導者、引いてはすべての大人たちが、次世代とどう向き合い、どう育てるか」というより普遍的な問いかけに感じられ、自分に引き寄せて考えさせられた。次世代に責任を持つすべての大人、特に父親は観るべし!
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